30代:長引く股関節の痛みの原因と解決策
・過度な柔軟性がある方
・PCでの作業が多い方
・猫背で仕事をついついしてしまう方
にオススメです。
こんなケースがありました。
30代の女性。
<初診時の訴え>
女性「この1年半ほど股関節の痛みがあります。
当時通っていたカイロプラクティックに 行った後からどうもおかしくなりました。」
私「担当の先生に伝えました?」
女性「はい、次に行った時に伝えました」
私「そうしたらどうでした?」
女性「診てみましょうと言われました」(笑)
私「その後、変わらなかったんですか?」
女性「数回行ってみましたが、変わらなくて止めました」(^^:
<分析・検査>
一般的には話を聞いていると
カイロプラクティックの先生が、悪くした? と感じるもしれません。
でもこのケース、よくあります。
検査を始めると
すぐに、特徴がわかりました。
この女性、可動範囲が、通常以上にありました。
ハイパーモビリティーといいます。
それだけではなく
座ったときの姿勢が悪いことや
幼少期に転校が多かったことなどなど
色々分かってきました。
全身の検査をすると
問題を訴える股関節には 簡単な可動制限がありました。
全身の可動範囲の状況に比べると
少し可動範囲が標準的でした。
股関節屈曲時検査で
内旋
外旋
患側(※悪い方の足です)で可動制限がありました。
股関節伸展検査では
内転制限
腸脛靭帯のテンションも。
こうなると原因は
決まってきます。
生活習慣の分析をする中で
学生時代の自宅部屋の特徴や
環境を含めた生活の歴史を順番に確認します。
バトミントン歴
器械体操歴
バレエ歴
など、問題がおこりやすい歴史がわかり
状況も分析できました。
柔軟性がありすぎることが最大の 原因でした。
デスクワークを初めてから
かなり円背で 仕事しており
一気に猫背がきつくなってきたこともわかりました。
デスクワークをはじめた 社会人になった頃から
整骨院にも通いはじめていました。
<結果>
カイロプラクティックの先生が悪くした訳ではなく
日常生活での使い方が悪く股関節に影響をおよぼすほど
骨格筋肉に負担をかけていました。
1)股関節に影響を及ぼすほどの
使い方が偏っていたこと。
2)足を組む、猫背で椅子に持たれていたことであるが
特に身体の柔軟性が高かったことで
より悪化しやすかったこと。
この2つが原因と考えます。
その結果
<すぐにやるべきこと>
・ノートPCのレイアウト変更
・正しい座り方を身につけること。
次回までに 変わっているか楽しみです。
正しい姿勢が
すぐにわかない方こちらを参考に。
※一生疲れない姿勢のつくり方より
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)創設者
仲野孝明
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