【Garmin935】ランニングダイナミクスと姿勢
ランニングダイナミックス
体の動きが測定できる機能です。
ガーミン935についてきている
ランニングダイナミックスポッド。
ランニングポッドは、ズボンの真後ろに装着します。
最近まであまり使っていなかったのですが、使い始めたらとても優秀なので
ちょっとブログにしておきます。
ランニングが上達するには3つの要素があると言われています。
1)最大酸素摂取量の向上Vo2MAX(酸素を取り入れる能力)
2)LT値の向上(有酸素ゾーンの拡大)
3)ランニングエコノミー(ランニング動作のスムーズさ)
特にランニングダイナミクスの計測は、3)のランニングエコノミーに大切な
姿勢、体が上手につかえているかがよくわかります。
私は、正確に心拍が欲しかったので
心拍計 ハートレートセンサーHRM-tri を使用しています。
このハートレートセンサーにも、ランニングダイナミクスを計測するGセンサーが内蔵されています。
ランニングダイナミクスとは、ランニング中の自分の体のブレや左右のバランスなどが
わかる計測です。
ガーミンの説明から抜粋すると。
・接地時間
・GCTバランス(左右のバランス)
・ピッチ
・ストライド幅
・上下動
・上下動比
2018年6月に走っていた私のデーターはこちら。
私のデーターで解説してみます。
1時間半ほど走ったデーターです。
<接地時間>
平均接地時間 271ms
ランニング中に足が地面についている時間の合計量のこと。
単位は、ミリ秒(ms)で計測されています。
一流の選手の方は、200ms未満。
良い 上位5%以上 218ms未満
やや良い 上位5%〜30% 218ms〜248ms
普通 上位31%〜70% 249ms〜277ms
やや悪い 上位71%〜95% 278ms〜308ms
悪い 上位95%以下 308ms以上
私のは、真中なので、普通ですね。
<GCTバランス(左右のバランス)>
左右の足の接地時間のバランスを計測することで、走行中の対象性を測定します。
私の平均接地バランス 48.8%左/51.2%右
私は、右の接地時間がやや長い傾向があります。
一番の理想は、50%左/50%右 です。
左右のバランスの目安はこちら。
悪い 左に52.2%以上
普通 左に50.8%〜52.2%
良い 左に50.7%〜右に50.7%
普通 右に50.8%〜52.2%
普通 右に52.2%以上
坂道が多い時、疲れている時、高速で走っている時でバランスが変わってきます。
この左右差が多い場合は、怪我につながります。
股関節の可動範囲、膝の伸展制限、足関節の可動範囲制限など
トータルで体を姿勢治療家®的視点で確認していくと、いろいろわかるおもしろ数字です。
1年半前に、左の中足骨近位の骨折をしていたこともあり
どうもこの数字が乱れる原因があります。
右の中殿筋が機能的に落ちていることや、スクワットで、やや右膝が内旋してしまうのも
この数値をみると納得な感じです。
姿勢治療家®としては、ここは50%〜50.7%に入れたいと思います。
<ピッチ>
一分あたりの両足の合計歩数です。
この数字はランニングの要素をいろいろ読み取れる数字です。
私のピッチは、
平均ピッチ 169
最高ピッチ 190
理想は180です。
ピッチが早いと
・ストライドが短い。
・足首・膝・股関節にかかる負担が減ります。
・接地時間が短くなります。
・上下動が減ります。
ピッチが遅いと
・一回の上下動が激しくなります。
・各関節に沈み込みが起きやすく、動作にロスが多くなります。
・足首・膝・股関節に負担がかかりやすくなります。
・接地時間が長くなります。
なかなか姿勢良く走れない方は、
姿勢を”背伸び”で意識しながら、このピッチで180をめざすことが大切です。
90分走ったらもありますが、
169は、一番ショックでした。
せめて 174 ぐらいになっていてほしかった。。。
練習ですね。
ピッチの目安
良い 上位5%以上 183以上
やや良い 上位5%〜30% 174〜183
普通 上位31%〜70% 164〜173
やや悪い 上位71%〜95% 153〜163
悪い 上位95%以下 153以下
<ストライド幅>
左右のステップで進んだ距離の長さです。
私は、0.91m
一般的には 75〜100cm
一流選手では 160cmにもなります。
ランニングは、ストライド×ピッチです。
ストライドが1cm、5センチ 伸びるだけでも、
大きな変化につながります。
たとえば、フルマラソンを90センチのストライドで、
走る選手で考えてみます。
42.195km
=42,195,000m=4219500000cm
これを、ストライド95cmであれば
44,416歩でゴールします。
ストライド 90cmであれば
46,883歩
この差が2468歩です。
つまり、ストライド90cmであれば
222,120cm
≒2221m
≒2.2km
こんな差が開きます。
つまり、ストライド90センチで走っていた方が
今まで40km走っていた時間で
95センチストライドに改善されていれば
すでにゴールしているということです。
<上下動・上下動比>
上下動は、一回のステップでのランニングの弾みを計測したものです。
上下動は、少ないほど省エネで走れるため、経験豊かなランナーほど少ない傾向があります。
初心者ほど、上下動が激しい傾向があります。
この数値が高いと、上下動が大きいためピッチ数も少なくなり、股関節や、膝が沈み込む走り方に
なりやすいです。
私の数値です。
平均上下動比 8.6%
平均上下動 7.8cm
上下動の目安
良い 6.4以下 6.1%以下
やや良い 6.4〜8.1 6.1 〜7.4%
普通 8.2〜9.7 7.5〜8.6%
やや悪い 9.8〜11.5 8.7〜10.1%
悪い 11.5以上 10.1以上
まだ普通ですね。
次なる目標は7.4%に入れることを目標にしたいと思います。
上下のブレをあと、1cm 沈まないように意識したいと思います。
以上。
平均接地時間 271ms
平均ピッチ 169
最高ピッチ 190
平均上下動比 8.6%
平均上下動 7.8cm
平均接地バランス 48.8%左/51.2%右
平均接地時間 271ms
こんな平凡なデータですが
次なる課題がいろいろ見えてくるので面白いですね。
姿勢治療家®としては、まだまだな値でした。
次なる目標は、
平均ピッチ 180
平均上下動 6cm
平均接地バランス 左右0.5%以内
をめざしてぶれない姿勢でランニングがしたいと思います。
このために大切なのは、
正しい姿勢と正しい可動域そして、ランニング中の背伸びです。
・ランニングを効率よく向上させたい方
・しばらく運動していないけど、運動したい方
本来の体の動きを正しい体の使い方から学び使えるようになることで
動きやすい体に近づきます。
人生をリスタートさせましょう。
p.s
ランニングは、姿勢が本当に、要です。
人間本来の誰もが走れます。
でも、子供と違って、大人は動かない関節筋肉が増えすぎてしまったこと。
これこそが、走れなくなっている本当の理由です。
でも多くのノウハウをお伝えしています。
「本当は、診療にも行きたいけど・・・」
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そんなお願いを多くの方から頂いておりました。
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ランニングにとって一番大切なのは、正しい姿勢です。
だからこそ、日々の生活がもっとも大切ですよ。
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体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家®仲野孝明
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