2017-04-14

【サハラ砂漠マラソン】世界一過酷なマラソン完走から学んだこと。その2



世界一過酷なマラソン完走から学んだこと。その2
【感謝の姿勢】

なんとか、初日ゴール。
テントにたどり着いたときには、ほぼ熱中症。
1時間ごとに、休憩して
少しずつ前に進むもののペースがつかめず
最終タイムリミットに近いゴールでした。

テントに戻ると
靴を脱ぐ気力もないほど
クタクタ。

できると良くない豆もすでにできていました。
日本では、足に、砂が入らないゲーターをつけて
歩きましたが、温度が違いました。

日本では、季節もあったのですが
15℃程度、
現地は45℃ この差でおこる現象に気づけませんでした。
靴の中のムレです。
もっと、空気が通ること靴下を選択すれば
よかったかと思います。
※サハラエントリーでお読みの方は、通気性のいい五本指ソックスがオススメです。

そんな中、私には、
恵まれたメンバーに囲まれていました。
一緒に参加した、村田さん、池田さんの他
テントメイト(偶然同じ屋根の下で寝ることになった8名のテント仲間)に
ベテランRunnerが2名いました。

国内外の100mileレース(160キロ)やウルトラマラソン(42キロ以上のマラソン)の経験者でした。
月間400km も走っていたりすることもあり
荷物や装備、テクニックも実践で培ってきた
ノウハウの数々でした。

その日から、毎日ゴール後に
彼らの完走にむけたアドバイスを真摯に受け止め、日々改善
自ら人体実験をしながら、改良していきました。

・荷物を大幅に減少させよ。
・食品は最小最低カロリーへ
・着替えは持つな
・ストックの多用
・塩分のとり方(ソルトタブレット)

一年にかけて、準備に準備を重ねたにもかかわらず、
大会では想定外だらけでした。

初日は、「なんで、こんな大会に参加したのだろう」「荷物が重い」「暑すぎる」と
自分の状況ばかりが頭の中で言葉になっていました。

大会の2日目スタートでは
しっかり睡眠時間をとったこともあり
しっかり体調回復していました。

2日目には
走り出して1時間ほど、昨日より余裕があり砂漠の美しい景色が目に入ってきました。
その時急に涙が出てきたのです。

”感謝の気持ち”からでした。

今、この瞬間を体験できているのは家族のおかげで。。。
いや、スタッフのおかげ、
今までの患者さんのおかげ、
先代からこの仕事をしてくれていたおかげで…と
どんどん感謝したくなる方々の顔が走馬灯のように溢れてきました。

それだけではなく、
暑さにも感謝
荷物の重さを感じる自分の体にも感謝
食事が食べられることにも感謝と
思った週間から、ありがたくて、ありがたくて仕方なくなり、泣きながら走っていました。

この環境にいることがありがたいと考えると、
痛みや苦しみが軽減され、どんどん体調が良くなってきました。

※このことを帰国してから
気功の恩師外山美恵子先生にお伝えしたところ
走りながら禅をしていることと
”走禅”という状況であったことを教えていただきました。
禅で、一定の修行をした時に体感できる境地だそうです。

自分でも驚いたのですが、
よく運動して、しっかり寝る事で、過酷な環境にもかかわらずどんどん体調が良くなってきました。

最終日に
疲れてはいましたが、もっとも体調がよかったことも
想定外でした。(笑)
単純に私がどんな環境にでも適応能力が高いのかもしれませんが。。。

そんな中、
大会の中で、本当に大切な自分のやりたいことは何と自問自答しながら走ってきました。

今、無事に完走し、この数ヶ月東京で、改めて振り返り実践していることがあります。

それは「自分の人生で本当にやりたいことだけ、集中してやり抜けば必ず実現する」と
難しいと思わなくても未来を描き続ける事で実現できると感じています。

私は、5年前には、ほどんど走れませんでした。

そこから、誘われたマラソンから始まり、わずか3年。
こんな体験ができるとも思っていませんでした。

だからこそ、夢を描くことで実現する実感があります。
ぜひ、やってみたいこと、目標を背伸びすることで、人生もより楽しく豊かにすることができればと思います。

自らの行うべきことをしっかりと見定めて
短い人生の時間を有効に使命として全うしていこうと改めて確認しました。

世界1300人中の日本人は30名ほど、
今回は50名とのことです。

もしも、やってみたいと思った方はぜひ!

「自分の限界を超える大会 サハラマラソン」
Beyond your limits  / Marathon Des Sables   MDS

人生に一度、やりとげる大会としてお薦めします!!

姿勢が変わると人生が変わる

姿勢治療家(R) 仲野孝明

<2016年7月心とからだの研究会機関紙、寄稿文章を再編集>

【関連記事】
http://takaakinakano.com/mds_1/
世界一過酷なマラソン完走から学んだこと_その1


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