2023-09-08

北アルプス縦走2日目【スゴ乗越小屋→薬師岳→薬師沢小屋→高天原温泉】


100マイルを走ったことがある3人で、3日間縦走してきました。
その2日目のブログです。

準備・移動編はこちら
1日目のブログ

10時間18分 21.02km  累積1828m 

スゴ乗越小屋→間山→北薬師岳→薬師岳→薬師峠→太郎平小屋→薬師沢小屋→高天原峠→高天原山荘

スゴ乗越小屋0430

スタート前の準備で空を見上げた時の星空

7月に槍ヶ岳で見た時ほど鮮明ではなかったですが、星はたくさん出ていました。

山小屋は、4時半スタートで出発しました。
服装は、短パンと半袖+ウインドブレーカーで大丈夫な気温でした。

スゴノ頭・越中沢岳・鷲岳・
奥に立山連峰がみえる景色で最高のスタート。
やっぱり、朝の景色は格別です。


朝日が上がる時間が、5時17分。
ですが、その前の空が特に綺麗です。

ほんとこの瞬間が、最高の時間かもしれません。

今から登っていく、北薬師への道が見えてきました。

 

 

間山 0511   2,585m

 

この時間まだ朝日まで時間はあります。

太陽が上がってくる東側はこの景色
5時17分のご来光でした。

雲が登り龍のようにみえる?
なんて、そんな話をしながら、2度と同じ景色をみれない朝日を見ていました。

太陽を背中に、ゆっくり登ります。

今日も日差しが強くなりそうな予感。
自分の影が、人の形で撮影できないか??
そんなことを考えながら、北薬師岳のピークに向かって登ります。

歩きにくいがれ場は、姿勢を正して。
股関節から足を引き上げて、丁寧に前に重心移動して登ります。

登りのポイントは、
・傾き
・股関節の引き上げ(腸腰筋から)
・傾きと重心の位置を押し出すストックワーク

足元が滑る路面ほど、ストックワークと重心の位置の練習にピッタリでした。

北薬師岳 0631   2,900m

間山→北薬師岳 コースタイム2:00
実測 コースタイム×0.66 でした。

岩稜で、尾根が少し細い感じでした。

 

進行方向には、富山県側の白山でしょうか?
ちょっとみえます。

北薬師岳→薬師岳の間は、細い場所が続きます。
稜線なので、気温が低く風があたると寒さを感じるぐらいでした。

あの二つ目の山の頂上が、100名山の薬師岳。

薬師岳 0707   2,926m

到着しました!今回唯一登った100名山になります。
コースタイム1時間でしたが、36分 ×0.58でした

腕だけ寒いので、アームカバーをしています。

見事な眺望です。
ここで、宿でもらったおにぎりをいただく、朝食タイムになりました。

この感じ、もう疲れた〜ではなく
まだ朝7時です。

少しずつエンジンがかかってきます。
今日の目的は、雲ノ平経由で高天原温泉です。w

ここから、しばらく下りが続きます。
途中薬師岳山荘前では、貴重なヘリコプター荷物輸送をみれました。
この日は、ヘリコプターデーだったようで、各山小屋が大忙しでした。

ガレ場の下り。
以前は、かなり苦手でしたが、少し降りれるようになってきました。

下の姿勢的ポイントは
・足の着地位置(ソール前面を利用)
・手前に向いている石を利用
・重心の中心で、足を処理する
・スキーのような谷足やストックの利用
・細かく足を処理する

まだ、今意識しているポイントです。多分60%の使えてないと思います。

 

薬師峠 0829   2,294m

降りてきました。太郎平キャンプ場の水場に潤沢に水があるとのこと。

ここで今日も炎天下になることを確信。
炎天下使用で、帽子にかえました。
頭も水をかぶり、トイレもしっかりお借りしました。

次なる目的地は、太郎平小屋
折立との分岐なるルートです。

太郎平小屋が見えてきました。
正面のやまが、北ノ俣岳に向けてのルート。TJARでは、このルートで黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六山荘と繋いでいく分岐点です。

太郎平小屋 0904   2,373m

こちらは、時間の関係上スルーしました。
本日の目的地が、高天原山荘なのですが、雲ノ平を経由指定いくと時間的にタイトなことが分かってきました。
このあと、次の小屋でも最後まで、悩むことになりました。

薬師沢小屋まで、行きその状況で、最終決定になります。
・雲ノ平経由で高天原温泉
・大東新道経由で高天原温泉

雲ノ平は、日本最後の秘境と言われる場所。
一回はいってみたいので今回は、ルートに入れていただきました。
本日の宿泊先は、日本でもっともアクセスが悪い秘湯中の秘湯、高天原山荘&高天原温泉。

無理して両方楽しむか。。。頭の中では色々シミレーションしながら移動しました。

 

雲ノ平が見えてます!
あれを登って降りるのか、黒部川の横を通る、奥の廊下、大東新道で高天原に行くのか。。

黒部川に合流する小さな沢

木道はコロナ前より劣化しているとのこと。
この維持費ってどうなっているのだろうか??

木道を走りながら、多くの方とすれ違いました。
「ほんと暑いですよね」が声がけになるほど、暑い1日でした。

コースタイム2時間15分。
実際には、1時間21分 ×0.6のタイムでした。
決して悪くはありません。

薬師沢小屋 1031   1,912m

こちらも、本日はヘリコプターの日で忙しそうでした。
ここで本日2回目の食事
宿でもらったおにぎりと、カップラーメンカレー。
ポカリスエットもいただきましたが写真を撮る余裕がなくなってました。笑

高天原山荘までの距離

プランA
・大東新道では、 5時間半
川沿のルート、A沢〜E沢まで、各沢を越えるために、急な登りと降りあり。雨の日は最悪な印象のよう。

プランB
・雲ノ平経由では、6時間10分
2時間55分 2,464mまで登る→フラットな木道45分→雲ノ平山荘→1時間半くだり→高天原峠→1時間
最高の天気で、走れれば木道は飛ばせる。急な登り、急な下りあり。

この2つを、悩みながら食事をしていました。
食事が終了して、11:00

最終決定は。。。

炎天下ほんと、決断しずらかったですが。

最短のこちらになりました。

コースタイム5時間30分。
大東新道へ!!!

写真がありません。。急すぎて。。笑

沢もA沢は枯れていましたが、他の沢は
急登でのぼり、なんとか分岐点まで到着。

高天原峠 1315   2,250m

ここからは、1時間でゴールです!

お天気も最高でした

明日は、この分岐で、岩苔乗越へ。
あと500m

 

高天原小屋 1354   2,250m

北アルプスの最奥部の秘境の地に到着
日本一遠い温泉がもう目の前です。

結局コースタイム×0.37という驚異的な速度で到着してしまいました。
お天気が良かったこと。
水が少なかったことが理由だと考えれらます。

 

さて、お風呂に入る準備をして温泉へ
水晶岳を背景に、本日の背伸び。

肝心の温泉は。。
奥に着替えるところがありますが、川の水の横に露天風呂があります。

これが夏の日焼けの皮膚には辛くて。。
わずか1分ででてしまいました。w

あとは、こんな感じで川で水遊びと、洗濯してました。笑

こんな感じで、足が痛いので靴は外せません。笑

この高天原山荘は、
ランプの宿なので、照明がすべてランプです。
とってもいい雰囲気でした。

本日の夕食

ご飯がとっても美味しくいただきました。

食事しながらの話題は
本日の反省と、明日のルート。

温泉沢ルートが早いよと、言われるもののどうしても選択しきれないルートでした。
山と高原の地図帳だと、コースタイム3時間半。
実際にどのぐらいかかるのだろうか。。次回の楽しみに。

こちらが、本日の大東新道。
雨だとほんと大変そうです。

 

<今回のトレーニング記録>10時間18分 21.02km

朝の登りから、下り基調が多かったですが、大東新道で新しい北アルプスの一面を発見しました。
そして、写真では伝えられない高天原のすばらしさ。
次は、雲ノ平も体験してみたいと思います。

怪我なく運動でき最高の1日でした。

 

つづきは、最終日3日へ


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