「ADHD 2.0」を読んで – 自己理解とポテンシャルの開花
ADHDという言葉を聞いたことはありますか?
注意欠如多動症(Attention deficit hyperactivity disorder)と1994年ごろから少しずつ言われ始めた言葉です。
注意欠陥や多動・衝動性、これらの特性を持つ人々のリアルな生活と向き合い、そこに潜む力を最大限に引き出すための方法を探求する一冊、「ADHD 2.0」をご紹介します。
私がこの本と出会った背景は、自身もADHDの特性を持つと考えているからです。
そして、私が大変影響を受けている2冊の書籍
「脳を鍛えるには運動するしかない!」「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」の、ハーバード大学医学大学院臨床精神医学准教授。神経精神医学の世界的な専門家。ジョン・J・レイティ教授の新作なので、早速読ませていただきました。
ADHDの世界的権威でもあります。
以前も、今もですが、物事に集中しすぎるあまり、他の大切なことを見失ってしまうことが度々ありました。
この本は私に、ADHDの特性を理解し、より強みに変えていく道を示してくれます。笑
目次
ADHDの3つの特徴
- 注意欠陥 – 細かいことに注意が行き届かず、物忘れが多い。また、指示を聞いている最中に心が他へと飛んでしまい、結果としてミスを犯しやすい。
- 多動・衝動性 – 常に動いていなければ気が済まない。静かに座っていることが困難で、話す速度も早く、他人を遮ってしまうことも。
読むと得られるもの
この本は、ADHDの診断基準から、ADHDを持つ大人たちがどのように職業に就いているか、そのリアルな生活を紹介しています。そして、私たちが思っている以上に、ADHDの特性を持つ人々は、創造力豊かで未来を創る力を秘めています。
ジョンレッティ教授によると、特に印象的だったのは運動がADHDの人々に与える影響です。小脳を鍛え、バランスと動作を強化することで、集中力も向上し、日々の生活がより豊かになると言います。
私自身も、コルベインデックスというテストを受け、ADHDの傾向があることを改めて確認しました。その上で、この本に書かれている方法を取り入れ、自分の得意な部分を最大限に活かし、苦手な部分と向き合っていく決意をしました。
締めくくり
「ADHD 2.0」は、ADHDの特性を持つ人々だけでなく、多様な思考と行動を持つすべての人々に、自己理解と自己開発のための一冊と言えます。ADHDと上手に付き合い、その特性をパワーに変え、より良い未来を築いていくヒントが、この中には詰まっています。
この書籍で一番の発見は、小脳がADHDとのつながりがあること。
私自身も、バランス系のトレーニングが少し苦手だったことは、以前から気になっていました。
運動を取り入れれ、いかに、良い形で集中力を増していくことが大事も、即実践できる部分が多数ありました。
まもなく人生50年を迎えますが、まだまだ自分のことも理解できていないところに面白さがありますね。
私にとって大切な部分
・ポジティブ
・運動
・睡眠
姿勢治療家として、大切にしているところが、まさに大切だったのも面白かったです。
ぜひ、ADHDという言葉が気になったことがある方にはおすすめです!
姿勢治療家(R)
仲野孝明
P.S 博士自身もADHDなのですが、私の周りにはADHDの方が多い気がしています。妄想力や食事を食べるのを忘れてしまうほど集中してしまう皆様。お仲間かもしれません。世の中を変えていくパワーにはとっても大事な力だそうです!W
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