【Podcast質問】え!加齢で軟骨がすり減ったと言われたら・・・
丁寧なご質問
ありがとうございます!!
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【ラジオネーム:S・Mさん】
【年齢】52歳【身長・体重】162㎝・48㎏
【性別】主婦
【職業】パート・週2日程度のデスクワーク
「こんにちは。偶然podcastで仲野先生の放送を見つけて以来、初回から楽しみに聞かせていただいております。
38歳の時からスポーツジムに通っていて、今では身体を動かすことが生活の一部になっています。
ジムでは、主に音楽に合わせてバーベルを持ち上げたりスクワットをしたりする筋トレや、
ヨガ・ピラティスなどのスタジオプログラムに出ています。
podcastで仲野先生が話される正しい姿勢や背伸びのお話が、
今までピラティスを続けてきた私にとって、とても興味深い内容でした。
今では、日ごろから常に骨盤を正しい位置に保つために、家にあった座椅子は処分し、
仕事中も座布団を二つ折りにして骨盤を立てて座るよう心がけています。
すると、少しポッコリしていた下腹もすっきりしてきて、
いつもお腹が弱かったのですが、腸の調子も良くなりました。
まさに「姿勢が変わると人生が変わる」というpodcastのタイトルを実感する今日この頃です。
さて、
先生に質問です。
2年ほど前から右ひざに時々痛みがでることがあります。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ「加齢で軟骨が減っているため」との診断でした。
現在は調子が良いのですが、ダンスプログラムに出たり山に登ったりした翌日は、
階段を降りるときに痛みや違和感が出ます。
好きなダンス以外に、低山登山やマラソンなどにも興味があるのですが、
膝関節に無理がかかるような運動は、今後の人生で避けた方がよいのでしょうか?
また、膝のメンテナンス方法などアドバイスいただけると嬉しいです。」
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ご質問ありがとうございました!
【加齢で軟骨が減っている】といわれたら。
なぜ軟骨が減ったのかを考えることが大切です。
加齢は、誰もが重ねます。
しかし、
痛みがある人も、痛みがない人もいます。
したがって、軟骨を減らしてしまうような使い方こそが
本当の原因です。
以前から、ヨガで少しやりずらいポーズや
ピラティスでできないポーズはありませんでしたか?
できないポーズには
体の使い方で歪んだりした苦手な体の特徴が隠れています。
苦手なポーズを克服することも
少し体を改善していくヒントになるでしょう。
膝は、脛骨と腓骨 大腿骨に挟まれた関節です。
なので、
トータルで動いていることが
膝に負担をかけないポイントです。
正座ができる?
膝が伸ばせる?
【加齢膝のテスト方法】
1)完全に膝が伸びますか?<膝伸展テスト方法>
2)完全に膝が曲げることができますか?
この2つの動きをできるようにしておくことが
もっとも基本の予防方法です。
膝は、2つの大きな関節の挟まれています。
骨盤にある股関節と、足首の足関節。
どちらも、可動範囲が大きな関節です。
だからこそ、何もしなくても使える時間が多いのです。
この大きな関節が
硬くなっていることが
特に膝に負担をかける原因です。
【膝軟骨を減らない使い方へ変える予防方法】
私の書籍から、必要なストレッチをこちらに記載しておきます。
もも裏ストレッチ P100
減ってしまった軟骨を減らさないように
構造を伸ばそう。
体は全体でバランスを良くしています。
軟骨を減らしている使い方をさけられるように
負担をかけるべき関節可動範囲を広げましょう。
P110 座り前屈ストレッチ
P158 足首を回そう。
※詳しくは書籍をご覧ください!
姿勢治療家(R)としての臨床経験からは、
痛みがない使い方をマスターして
まず、ダンスの後や下りの痛みがでないようにする。
その上、正しい姿勢で行う基本の歩き方や
登り方などをマスターできれば
登山やマラソンもまだまだ可能だと考えます。
以上です。
いつもPODCASTラジオお聴き頂きありがとうございます。
姿勢を見なおす時間は、人生を見直す時間である。
姿勢治療家(R)仲野孝明
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