水曜飛脚で、小走りしながらも、つい人混みを歩いている方の足先の方向を確認していまう姿勢治療家の仲野孝明です。
人間には指が、手と足にあります。
合計20本。
手の指は、漢字で”指”と書きます。
足の指は、漢字が違って”趾”と書きます。
おやゆびであれば、
手は、母指。
足は、母趾。
漢字からも区別ができるようになっています。
漢字だとなおさら、足の指は、動かなそうな漢字になっています。
実際に足の指(趾)10本は、
手と比べて極端に退化していませんか?
手を動かすこと
と
足を動かすこと
2つの動作をあえて見比べてみてください。
器用さが全く違いませんか?
手の指は細かい動作や、スマホを触ったり、自由に細かい作業ができますが、
足の趾に関しては、ほぼ動かなくなっています。
私の足の指も、お恥ずかしながら、なんとか動く程度です。
動かないだけでなく、内側に曲がっていたりしませんか?
小指が内側に曲がってしまっている状態を、内反小趾(ないはんしょうし)といいます。
この状態で痛みを出すことも少ないので、気にしていない方が多いかと思います。
100年時代にむけて、この曲がっている状態は危険です。
ぜひ確認してみてください。
曲がっているようであれば、すぐに真っ直ぐに伸ばしてください。
足の小趾が、使えるかどうかで、歩ける年数が変わってきます。
足の小趾が曲がってしまった原因は。
一番の原因は、靴や靴下を使っている現代の生活です。
人間本来は、動物ですので、もちろん裸足で生活していました。
現代の生活では、もちろん
屋外を、裸足で歩き回ることもありません。
多くの方が、裸足なのは、就寝時ぐらいです。
靴下を履くこと一つでも、筒状袋に足を入れて使っているために、内側への圧迫を受け続けています。
さらに、靴による圧迫が加わります。
足の立体的な容積は、着地する時に膨らみます。
その機構に対応できず、革の苦しい靴を履いていることも増えています。
靴の中で足の趾が動けないだけでなく、キツすぎるために、強い圧迫を受け悪化させている方もたくさんみえます。
改善方法は2つあります。
とってもシンプルです。
人間本来の、足の指の動きを取り戻す事。
1)悪くしている原因をなくす。
・靴を履くのをやめる、もしくは時間を短くする
2)筋肉群を動かす時間を設ける
・裸足生活にする
・下駄生活にする
・5本指などで、足の指が伸ばせるようにする
・足の関節を伸ばして動きやすく手入れを行う習慣をつくる
・重心を足裏で感じることで、バランス感覚を養う
・前後左右など、体重移動を行いトレーニングをする
真っ直ぐの足の趾を伸ばして、前後に体重をかけて指先で踏ん張るバランストレーニング。
バランストレーニング↓↓
こんなちょっとしたことでも変化してきます。
足だけではありません。
多くの方が、100年時代に向けて多くの方が、気づいていないのではないかと思うこと。
1)健康寿命まで、普通に健康に生きれると思いすぎている
2)日々の食事にも運動にも無頓着すぎる
3)自分だけは大丈夫と思いがち。
私は日々の臨床でのべ18万人以上の方を拝見してきました。
簡単には、死ぬことができないほど、第二次ベビブーマー以降の方は、介護で苦しむ時間が長くなると想像しています。
その理由は、私が臨床を通じて実感しています。
昭和1桁生まれの患者さんに、子供の頃の育った環境をよく教えて頂きました。
1)現代人と比べ物にないほど歩いた
・隣町まで、歩く1時間。
・学校まで片道1時間。
・戦争中に疎開した先で、一日中下駄で走り回っていた。
・家財道具を入れたリアカーを押して何時間も移動させられた。
こんな話題や、戦後の食べれなかった話なども教ええて頂きました。
それだけではありません。
・戦争を生き延びられるほど、そもそも運が良い
・身体を使って仕事をしていきている
・日々の生活が、感謝の気持ちが湧くほど、感謝する人生を歩まれている。
ポジティブで、生きていることや、運が良く生き延びれたことに、感謝して生活することができる方々が、
現在の、施設に入ったり介護を受けている方々です。
生きる姿勢が全く違う現代。
第一次ベビーブームの方
第二次べビーーブームの方
私も同じですが、
老後は、現在以上に甘くないように感じませんか?
そのために、戦争を潜り抜ける必要はありませんが、いつでも自分の身体を良い状態にしておくための日常生活は大切です。
少しでもご縁ある方の健康寿命を伸ばすために。
まずは、足の指をまっすぐにすること。
すでに曲がっている方は、5本指を履くことや、靴を変えること。
そんな行動が、未来の健康寿命を伸ばします。
「身体の取説」で基本の使い方を学んでみてください。
人類を姿勢から健康寿命を長くする
姿勢治療家(R)
仲野孝明でした。
コメントを残す