ゼニストムソンテーブル診察台のメンテ してみました。
”道具”の手入れってやっぱり楽しいなと感じる姿勢治療家(R)の仲野孝明です。
zenthテーブルという機器が、院内にあります。
米国のウイリアムズ社で40年前に作られた有名なカイロプラクティクドクター向けの診察台です。
イリノイ州のシカゴの郊外 ELGINという町に本社があります。
私の使っている機器のいくつかは、カイロプラクティックの機器です。
米国のカイロプラクティックは、隣のアイオワ州ダベンポートに古くからあるカイロプラクティック大学のパーマー大学があるためカイロプラクティックの普及率が高かったと思われます。
その近くの大都市、シカゴ。
鉄鋼・自動車・機械産業が有名な街なので、専門の機器を作りやすい場所だったのかと。
このテーブルは、”ドロップ”というトンプソン博士が開発したテクニックを利用する仕様になっています。
1970年代のカイロプラクティックは、診察台が作り出せるほど”オリジナルテクニック”がメジャーになると一流の先生として認められる時代でした。
私の父(仲野弥和DC)が、トンプソンのセミナーでご本人から教わったこともあり修行時代に、よく教えてくれました。
・ドロップによる関節アジャストメント
・ニュートン理論を応用したテクニック
・四肢のアジャスト
などなど

※zenthテーブル
三重県四日市の本院から
東京開業時の2008年に運んできました。
40年前といえど、全く問題なく動きます。
むしろ、近年の機器は、メッキ技術の低下やコストカットにより金属のクオリティーが下がってきているとのこと。
整備や調整も必要なのですが、
八王子北野町にあるウインさんに長年修理や整備をお願いしており助かっています。
今回は、8年ほど前に張り替えてたレザーケアと金属磨きを行いました。
使用したケミカルはこちら
・ピカールチューブ(金属磨き)
・ソフィアリノベーティングクリーム(補色)
・レザーデリケートクリーム(半液状)
・拭き取り布
・馬ブラシ
診台では、クライアントの左右への体の移動などで、使用頻度が高い箇所が摩擦により弱くなってきます。
革なので少しオイルを入れればいいのですが、ついつい時間が経過していました。
ごめんなさい。
腰部分が当たる箇所が特に傷の摩耗が激しいです。
完全に皮が破れている箇所もあります。
※写真は、補色後。(事前の写真を撮り忘れました😅)
作業工程はとっても簡単な3つで行いました。
1)保湿
2)補色
3)拭き取り
1)長年保湿を怠っていたので、M.モゥブレィのデリケートクリームで栄養・保湿しました。
この商品は、靴やカバンのメンテナンスとして利用しているものです。
革をケアとしては、有名な商品です。
2)補色
補色に関しては、革メンテナンスで評判がいいフランス製の”サフィール”を利用。
今回、ミスだったのは色合わせを画面上で選んでしまったこと。
画面の色と照らし合わせ ”マボガニー”を利用しました。
09 マボガニー
実際に、作業を行ってみると想像以上に赤色でした。
ちょっと赤みが強く。。。笑
私が、求めている色は、
この茶色なのですが。。。少し味がある感じになってしまいました。
本来は、しっかり同じ色で着色できとこの薄い色が同色に直せるとのこと。
再度挑戦してみます!
皮部分が、傷つき、皮が削れたところが真白になっていました。
そこが、薄い赤色に。
個人的には、満足です。
ステンレスのポールも、ピカールで磨かせて頂きました。
磨きは、ピカールがステンレスに関してはピカイチですね。
液体も持っていますが、チューブタイプが利用しやすのでこちらを利用しています。
最近は、DIYをする時間がなかったですが、実はこんな作業は大好きです。
色々手入れをしてみようかと思います。
診療で本日使ってみると、体勢を変える時の動作が少しスムーズでした。
また、第二弾、補色をしてみたら報告しますね。
姿勢治療家 仲野孝明
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