砂漠ステージレースのシューズ選び・<追記あり>
砂漠から帰国し1ヶ月が経過しました。
現在2017年11月現在で考えている
姿勢治療家的砂漠用(デザートレース用)の靴選びを記載しておきたいと思います。
靴を考える時に一番大事にしていることは
自らの足の動きを邪魔しないこと。
最大に裸足の動きに近づけられるようする。
私はあくまで
裸足が一番ベストな状態と考えています。
このまま砂漠ならいいのですが。。。
(ワラーチで練習中の写真)
↓
4Desert Atacama Crossing Chile
アタカマ砂漠マラソンのようなに塩湖や崖は、
さすがに
裸足では走れません。
そのため、
素足感覚で使用できる極力邪魔をしないものを選びます。
4つのポイントを大切にしています。
1.靴本体
2.インソール(中敷き)
3.紐
4.靴下
<1.靴本体>
1)自然の足の動きを極力邪魔しないスニーカー選択
2)足のむくみや膨張のため1インチ大きめにした際に邪魔をしないか。(オーバーサイズ)
3)ソールの砂地や溶岩で滑りにくい(アウトソールの選択)
順番に解説していきます。
・スニーカー選択基準
スニーカー選びは
5本の指を広げる動きを邪魔しない
足本来の形に近い、つま先が広いタイプがよい。
靴の中がフラットなもの
(ゼロドロップ)
※地面に合わせて、フラット傾斜がないもの。
※地面に垂直に体を使いたいため。
※今回もALTRA社を選択(2017年現在、条件を満たす靴にであえないため)
※追記:2018年3月よりご来院されている方向けにAltra取扱開始しました。
・オーバーサイズに対応
砂漠系やウルトラマラソンでは
足の指が大きくムクミがでます。
そのために
1サイズから2サイズを大きめを使用します。
足本来が、地面に立っている時と同じ
ゼロドロップ=靴の前部とかかとの高さに違いがないもの。
ソール部分に踵が高い傾斜がある靴では、人間本来のしせいよりも
膝がまがりやすい姿勢になります。
ゼロドロップの地面にまっすぐ立っている感覚が味わえるものが
本来の姿勢を生かせるためベストです。
姿勢に自信がない、
膝が伸びづらいなどは
ロングレースでは、もったいなのでぜひ
事前に治療に起こしください。
靴だけでなく、体の使い方からアドバイス、指導、治療いたします。
私は、 10インチが実寸です。
日常生活では10.5インチ。
ステージレース本番は、11インチの靴を使用します。
同じモデル
10.5 と 11
2種類を履き替えて練習していました。
ALTRA ロンピーク3.0 (現行は、すでにロンピーク3.5)
こちらが実際に使用したものです。
・フラットの靴をしようすることで
ランニングフォームの改善。
正しい姿勢に近づかえることができる。
その結果、本来の可動範囲を使いやすくなる。
※重い荷物や、疲れた極限で体を使えるように
骨格から治しておくことが大切です。
・アウトソール
ソールは、ロード用とトレイルランニング用で
大きく材質やグリップが変わります。
ひっかかりのあるトレイル用を選択したくなりますが、ロード用でも十分対応できます。
道具よりも、走れるランニング方法にこだわることが
大切です。
砂漠では、アップダウンが少ないためさほど、影響しません。
<2.インソール(中敷き)>
あまり考えなくてもいいです。
もし、
・扁平足がひどい
・足の指先に力が入りにくい。
・外反拇趾気味になっている
・外反拇指である。
こういった方には、インソールはとても大切です。
しかし、あまりに気なっていない方は
特別なくても構いません。
練習には、
ワラーチなど、自らの足裏を鍛えることは
大切です。
スニーカーの作りから、考える足と靴との隙間ができます
その隙間を埋めること。
本当に必要な厚みを見つけることは難しいです。
足の本来のアーチの使い方を分析すると
インソールが本当に必要かは区別できます。
に伝えるために
インソールが大切です。
※現在は、浜松町のドクターフットに所属されている
オリバースピッツさんに作っていただいています。
アタカマ砂漠用に使用したインソールには
靴とインソールのバランスを調整するために
カーボンを使い調整していただきました。
靴のソールは、地面の固さを逃がすために柔らかく作っています。
しかし、柔らかすぎることで足にブレが生じ負担をかけてしまいます。
こちらが、ドイツの整形外科靴技工士のオリバー・スピッツさんに
していただいた加工です。↓
3)靴紐
結び方を見直すと
足と靴のフィット感がアップします。
靴の穴に紐を通すだけです。
しかし、穴の通し方を
上から通すのと、下から通すので違いがあるのをご存知ですか?
ぜひ、実践してみてください。
好みが見つかると思います。
つい緩みやすい結び方もちょっとしたコツで緩ませないように
結ぶことができます。
・紐が絶対にゆるまない締め方
・大会中にいつも緩んでしまい気になる方
砂漠ではゲーターを使用するため、結んだものが
外れないこともとても大切な要素です。
4)靴下
足の指を痛めず、しっかり通気性を保つ
私は5本指靴下のタビオさんを
使用しています。
ドライマックスもおすすめです。
靴を履く上で、最も大切なことをは
紐は、足にフィットするように
朝、履き始めに、緩まないよう紐を締め直すこと。
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アタカマ砂漠本番までに選択した靴は
今回ざっと6足。
ALTRA パラダイム2.0
ALTRA ONE 2.5
ALTRA TORIN 2.5
ALTRA TORIN 3.0
ALTRA RONPEAK 3.0
ALTRA RONPEAK 3.0
靴もたくさん
使いながら勉強してきたので
そろそろ靴屋さんでもしようかと
思う今日この頃です。(2017年)
姿勢にいい靴だけ取り扱うこだわりのお店
靴と歩き方走りからで
何時間でもセミナーできそうです。(笑)
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明
<追記>
実際に、2018年3月より、ALTRAの靴を足型を計測し
商品も取扱はじめました。
ますます、詳しくなります。(笑)
ご来院されている方には、靴のアドバイスも行いますので
お気軽にご相談くださいませ。
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