カラダの車検_横を向く 身体が均等に動いているかわかるテストです。
毎日使うカラダだからこそ、客観的に動作を確認することが大切だと伝えている姿勢治療家の仲野孝明です。
書籍や臨床でも大変好評な『姿勢治療家のカラダの車検』
いわば、人間ドックの“筋肉&骨格バージョン”です。
正しい姿勢の形状(見た目)はもちろんですが、きちんと動くかどうか(機能)が、何より大事です。
痛みや不調が出てからでは、
結果的に、その治療にたくさんの時間が必要となってしまうから
……大切なのは、早めに“動かなくなっている”現状を知ること!
こちらの巻頭でも、ご紹介させていただいています。
目次
首を左右回旋のチェック方法
今回は<首を左右に向けてのチェック>をご紹介します。
とっても簡単な4つのステップでチェックできます。
①壁に背中をぴったりつける
②肩を動かさずに、左側を向く(その時、後ろに見えている景色を覚えておくこと)
③正面に首を戻す
④今度は同じように、正面から右側を向く
※椅子に座った状態でも同様のテストができます。
※イラスト:一生「疲れない」姿勢の作り方(仲野孝明著)より
いかがでしょうか?
「後ろが見えない」「片側を向きにくい」などはありませんか?
例えば「左の動きがよい、右を向きにくい」と感じた人の場合
●食事中に左斜め側にテレビがある
●作業するPCモニターが左に置いてある
●右側に嫌な上司がいる。なんとなく、背中を向けているのかも(笑)
などといった
「言われてみれば……」と思い当たる、動作のクセがあるはずです。
近年の生活を著しく変化させた、ノートPCやスマホの出現も大きな要因となっています。
デスク環境や日々の環境を正しく設定すれば、意識しなくても体はそこに合わせるもの。
ぜひ見直してみましょう。
首が回せてなくなっている原因
首の回旋には、首の7つの骨が影響しています。
骨の間は、関節になっています。1関節での動きが大きく影響してきます。
首の間の角度はこのように動きます。
C 0-C1 5度
C 1-C2 40度
C 2-C3 0-10度
C 3-C4 3-10度
C 4-C5 1-12度
C 5-C6 2-12度
C 6-C7 2-10度
C7-T 1 0-7度
合計 最大106度
(カイロプラクティックテクニック総覧Bergman他より)
日々の使い方が同じで、癖がついてしまいます。
ピンクの部分が首の骨になります。
使っている時間に合わせて、筋肉に癖がついてしまいます!
ポスターなど大きめの紙を丸めてあるものを想像しみてください。
壁につけようとすると、丸まってしまっている癖がついてますよね。
あの状況に筋肉もなってしまっています。
毎日丸まって使っていると、しっかり伸ばした時に戻せなくなってしまっているのと同じです。
ポスターを戻すように、ご自身で改善することができます。
とても簡単な2つの治し方
1)環境を姿勢構造に合わせること
2)現代を生き抜く人類のための姿勢リセット背伸び方法を行うこと
姿勢治療家オススメの、背伸び改善方で、上にグッと伸ばし、
背骨に対して、真っ直ぐで使えるように環境を整えましょう。
代表的なデスクワークであれば。
PCが原因な方であれば、ひじが直角になる位置にマウスやキーボードを置きましょう。
ノートパソコンが低い方であれば、画面は台に乗せるなどして、目線の高さまで上げること。
どうしても下を向いてしまうノートパソコンは、
“あくまで携帯用”と割り切って使わないと、体が壊れてしまいます。
キーボードとマウスを外付けにすれば、
間違いなく首にやさしいレイアウトになりますよ!
仲野孝明参考ブログ
会社でノートPCを購入している方々へ
環境をアレンジして、体を均等に使う工夫をしてゆきましょう。
コロナ禍、世界のビジネスパーソン達は、自宅での仕事も猫背にならぬよう、立って仕事をし始めています。
2)現代を生き抜く人類に必要な姿勢リセット背伸び方法はこちら。
しっかり今の状況を知り、長く使うために、どんな対策したら良いのか知りたい場合は
いつでもご連絡ください。
↓
姿勢治療家ヘッドオフィス
姿勢が変わると人生が変わるポッドキャスト
第11回 体の車検_【横をむく】:体が均等に左右動いているかチェック でもお伝えしております。
【ポイント】
知らずに、身体をねじった生活をしていないだろうか。
体を変えるために、
気づいたことはすぐに修正し、いいことはどんどん取り入れましょう。
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