2017-05-09

体のアライメントを瞬時に整え、自律神経のバランスを調整する方法。


気功を通じて学んだ大切な“背伸びの意識”についてお話します。

禅の世界には「調身・調息・調心」という言葉があります。
調身は形、調息は呼吸、調心は心です。

9割方大切なのが調身なのだ、と以前先、禅寺の和尚さんに教えていただきました。
つまり「第一に姿勢を整えてから、呼吸を整えよう。そうすれば、自然と心がいい方向へ導かれる」という意味です。

姿勢治療家(R)HEADOFFICEである
仲野整體東京青山の臨床で、実感した出来事が先日ありました。

来院した27歳の男性は、就職7年目。背中が曲がり、おなかが前に突き出た、
典型的な猫背でした。日常的に何かにもたれ、背中を曲げている状態を一目でお見受けしました。

お話をうかがうと、腰痛や肩こりもさることながら、そのルックスを職場でからかわれるのも密かな悩みのようでした。

そこで骨格治療に加えて、生活の見直しと“背伸びの意識”を指導します。
壁を背にして、かかと・ふくらはぎ・お尻・肩・頭の5点がつくようにまっすぐ正しく立ちます。
その時に、身長を測る時のように、顎を引いて頭のてっぺんを上にあげます。

その感覚をいつもさまざまな生活の時に意識してもらっていました。歩く時はもちろんですが、
電車に乗った時、椅子から立った時など、日常生活で意識をしてもらうことを習慣にしていきました。

すると……4カ月後、10回目の来院時には体重68kg→59kg、体脂肪 25%→17%と大幅減少。
しかも体の基礎代謝量は増えていました。

痛みの改善はもちろん、猫背をからかわれることもなくなったとのこと。
表情も、別人のように明るくなりました。まさに、体の使い方が変わり、彼は人生を変えることに成功したそんな瞬間でした!

良い姿勢での体の使い方を意識させるために、
心を整えるために、背伸び意識が有効だったと言えます。

背伸びの動作の意識が最もすぐれていることは“正しい体の本来のポジションをすぐに思い出せること“ができることです。
筋肉がゆるみ、血行がよくなり、自律神経のバランスが整います。
呼吸もしやすくなり、酸素をたくさん取り込むことで、様々な体の機能が活性化します。

みなさんもぜひやってみて下さい。
身長を測るような気持ちで背伸びを意識するだけです。
背伸びという「形」で姿勢が良くなることこそが重要なのです。
この気づきがよい姿勢を保つ力となり(身)、人は変われる(心)のです!

姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明

この記事は姿勢治療家(R) 仲野孝明が連載している
【NPO法人心とからだ研究会機関紙】へ掲載したものを再編集したものです


本ブログからお願い

この記事は、読んでいただいた方が自由に記事へ投げ銭ができるPay What You Want(あなたが払いたいと思った分だけ払っていただく)方式をとっています。「役にたった」「面白かった」など、何かしら価値を感じていただけた場合、 INVESTMENT TICKETをクリックして、投げ銭していただけると幸いです。

※金額は自由に変更できます。

投げ銭していただいた資金は、より良いブログ記事が書けるよう運営費に使わさせていただきます。もちろん価値がないと思った場合には、お支払いは不要です。同じ記事を読み返して、新しい気づきがあった場合には、記事のシェアなどしていだけると嬉しいです。


■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン
6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中

■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル
正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中

■PODCAST|姿勢が変わると、人生が変わるラジオ
毎週金曜日配信

■動画学習講座|いつでもどこでも学べる姿勢
一般社団法人 日本姿勢構造機構

■姿勢作法検定入門講座|姿勢は作法である
一般社団法人 日本姿勢構造機構


■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売

自分が使いたい商品をつくっちゃいました

■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE
実際に治療されたい方へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です