長く健康でいたければ、背伸びをしなさい。
2015年に発売した書籍から。
間違った姿勢は背骨を歪めるといいますが、それだけではすまないことをご存じでしょうか。
私はこれまでのべ18万人以上もの人を治療してきましたが、
姿勢が正しくないと背骨だけではなく「内臓」や「脳」まで歪んでしまい、その結果、健康そのものが失われてしまうのを何度も目にしてきました。
背骨が歪むことで筋肉や神経、内臓や脳にまで負担がかかってしまい、腰痛や肩こりはもちろん、手足のしびれや神経症などの症状、そのほかにも次のようなさまざまな症状を引き起こします。
間違った姿勢が引き起こす症状の一例
・体調不良・高血圧・視力の低下
・肩こり・頭痛・腰痛
・生理痛・慢性疲労・冷え・めまい
・不安感・手足のしびれ・便秘・貧血
・関節痛・アレルギー・メニエール病
・坐骨神経痛・耳鳴り
・ぜんそく・うつ病・ADHD
せっかく姿勢の重要性に気づき、スマホや長時間のパソコン作業が体に弊害をもたらすとわかっていても、正しい姿勢を身につけ、普段の生活において習慣化できている人はほとんどいないのです。
でも、それも仕方のないことです。
なぜなら、今までに語られていた姿勢の情報というのは、あくまでも「理想的な姿勢の形」を紹介しているに過ぎず、
どうしたらその姿勢をとることができるのか、また、どうしたら無理なく毎日の生活習慣に取り入れることができるのか、そこまで具体的に語られたものがなかったからです。
理想的な姿勢はわかっていても、自分で実践できなければ意味がありません。
姿勢への関心は社会的にも高くなり、正しい姿勢をサポートする商品も増えています。
私たちの健康と習慣を「姿勢から」見直すには、今が絶好のタイミングです。
だからこそ、私も自分自身が十数年かけて気づいた「正しい姿勢」とその健康法を書籍として伝え、
体調不良や痛み、病気の症状に悩む人を一人でも減らそうと決意したのです。
むずかしく感じるかもしれませんが、正しい姿勢になるのは、まったくむずかしいことではありません。
なぜなら、正しい姿勢をとるためにやるべきことはたった一つしかないからです。──たった一つの動作でできる健康法、それが「背伸び」です。
仲野 孝明.
長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい (Japanese Edition) (Kindle の位置No.44-46). Kindle 版.
コメントを残す