膝の違和感や痛みは要注意!!温める?冷やす?よりも大切なこと。
私も年齢を重ねてきたためかもしれません、人生の残り時間で伝えなければいけないことを、もっと出力しなければと思いが強くなっている姿勢治療家(R)の仲野孝明です。
長年の膝の痛みは、温めてください。
ですが、もっと大事なことがあります。
・立ち上がる時に、不安を感じる
・坂道を歩く時に、痛みがでる
・階段を降りる時に、怖く感じる
この症状が出現したら、簡単に改善できると考えないでください。
50代の女性でよくある事例です。
「体重が増えてきたことが原因で、痩せればすべてうまくいくよね」こんな、自己解釈をされていることがあります。
・よく痛むのは、歩きすぎた時に痛みがあるだけだし…。
・新しい靴も少し足に悪かったし…。
・歩き方が悪いのかも…。
とりあえず、ダイエットをすれば!!と、60代、70代と歳を重ねた時に、本気で後悔される方が多いのです。
繰り返しながらの痛みは“長期の痛み”といいます。
長期の痛みや違和感が出現したら、痛みがなくなる身体の使い方を身につけることが大切です。
“長期”とは、長い間に、何度も繰り返している痛みや違和感が該当します。
・毎年冬になると痛くなる
・寒さを感じると動きにくい
・繰り返して同じ場所が、数年間痛みを感じている
すべて”長期の痛み”です。
長期に対しての”短期”とは、転んで膝を打ったなどの、急性期の症状を示します。
ぶつけた時の痛みは、すぐに冷やしてください。
軟部組織が腫れなければ、回復も早くなります。
原因不明な痛みや違和感に関しては、本気で原因を解決しないと歩けなくなってから後悔します。
「膝の痛みを放置すると、あなたの歩ける時間を減らします。」
私が診療していて良く聞いている話を年代別に並べてみました。
目次
膝悪化している年代別兆候
40代
忙しく自分に時間が割けない理由が正当化しやすい健康喪失初期年代
・歩くことはできるけど、たまに痛みがある程度
・ちょっとした時に、痛みがあるけど、仕事が忙しいから仕方ないと思っている
・そのうち運動したら良くなると思っている
・少し痛みを感じる時があるけど、たまに調子が悪い時があるぐらいだから大丈夫かな
・少し運動しよう。少し運動不足だから。。
・靴が合わない時に、だけ痛みがあるかも。
対策方法:痛みを完全に無くす生活作法を”姿勢の解剖学“で1週間に一つずつスキルを身につける
50代
体重増加が原因、だから運動すればなんとなるはずと、思いこみながら劣化する健康寿命喪失中期年代
・長い階段や長い歩行で膝が痛むことが増えてきた
・膝の痛みは、体重が増えてきたことが原因で、痩せればすべてうまくいくはず
・立ち上がる時にいつも痛みがでることが増えてきてた
・歩き方が悪くなってきているだけかも
・飲み会が多く、体重が増えたのもまずかった
対策方法:残された時間を考えて、本気で自分の身体を見直す。効率よく戻せる最終年代
60代
仕事が忙しいと、人生で一番大事な健康を失い続けている健康寿命加速喪失年代
・痛みがる時に病院にいけばとりあえず、湿布を貼っていれば楽になる
・ダイエットはなにをしても痩せない、体重が落ちれば膝は痛くないはずなのに
・膝の腫れは、セルライト?
・膝がいつも浮腫(むくみ)と感じている
・膝にいいサプリメントを飲めば良くなるでしょと思い込んでいる
・正座ができなくなってきた
対策方法:有酸素運動をすぐにすること。身体の使い方を身につけること。本当に最後の健康投資になる年代
70代
杖だけは突きたくないと、見た目を気にする健康寿命最終年代
・レントゲンを撮ったら変形、MRIでも半月板がすり減っているといわれるが手術はしたくない
・なんか膝が形がおかしくなってきた
・歩行での痛みがあり、歩幅がでなくなってきている
・杖だけは使いたくない
・足が上がらなく、階段はさけている
・介護にはなりたくない。
対策方法:今すぐ、健康に時間もお金も投資してください。現状より良くすることでなく、維持できるために週に6日間リハビリの気持ちで時間を使わないと後がありません。
80代
こんなことになるならもっと、早くから治しておけばよかったと後悔する年代
・自分で歩くことは、難しい時が多い
・3000歩だけでもあるけるようになりたい
・階段は無理なので、旅行もいくのは楽しくなくなった
・杖も厳しく荷物がもてないために台車を押したりしながら移動します。
対策方法:今できる全てを、身体を動かすことに投資しましょう。リハビリ・トレーニング少しでも間に合えばラッキーです。
8歳から108歳まで、私が拝見しながら、伝わってほしい現実です。
膝の痛みは一つですが、年代でできることが変わってきます。
手術をしても、リハビリが必要です。
なにも運動していない身体は、動物としてリハビリが必要な状況になっています。
大切なのは、今できることを行わないと、歩ける時間が失われ始めている事実を知ってください。
<治療がいらない膝の3つのチェックポイント>
1)痛みがないこと(歩行・階段・ランニング)
2)膝が完全に伸びていること(壁に立った時にふくらはぎがつきます)
3)正座ができること
この3つであれば大丈夫です。
正座は膝に悪い??
そんな声がきこえても、やってみてください。
正座ができる膝がいかにストレッチになっているか判ります。
膝は、股関節制限も、足首の制限も受けるとっても大切な箇所です。
膝に痛みがなければ、長く歩ける時間が長いとおもっても過言ではありません。
サポーター等で騙していても、元気になることはありません。
膝の痛みは、一生付き合っていくことになります。
根本的に治す、つまり生活習慣で使い方から改善し、本来の使い方を取り戻さない限り明るい未来はありません。
73歳で多くの方、5人中4人が介護の適応になるのが現実です。
自分の身体を最後まで動かすために、使い方を身につけることは大切です。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明
p.s 50歳を超えた友人が膝の痛みが増えてきました!使い方を身に付けて壊さないようにしましょうね!!
再編集 2023年3月3日
2017年3月31日作成
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