2023-02-24

急激に身長が伸びているお子さんを持つ親が、気を付けるべき3つの大切なこと。


お子さんの膝は、しっかり伸ばせていますか?
靴が小さく、指が曲がっていませんか?

子供から108歳まで、のべ180万人以上を4代続けて拝見してきたからこそ、お伝えしたい大切なことをシェアさせていただきます。
簡単なチェック方法をお伝えしますので、ぜひチェックしてあげてください。

「ねぇ、また背が伸びてない?」

そんな会話をされてませんか?

成長期の子供がいる我が家でも、良くある会話です。

身長が伸びる時は、骨と筋肉が成長します。バランス良く、均等に成長すれば問題は起こしません。

骨の急な成長に追いつけず、筋肉や靭帯の成長が追いつかず痛みを発生する。
いろいろなトラブルを引き起こします。

・全身が硬くなる
・関節に違和感がでる
・関節がきしむなど

先日であった、小学5年生の少年野球をされているお子さんのケースをご紹介します。

小学生の低学年から一年に、4回ほど定期的に来院されてるお子さんです。
3ヶ月前の、冬休みに定期検査としてご来院されていましたが、特に問題ありませんでした。
今回3ヶ月ぶりに拝見すると、問題点が多数ありました。

主訴としては、
「少し前から膝を曲げた際に、キュッキュと音がして違和感があること」。
「野球の球筋がブレ出したこと」

野球をする時に、どうも最近ストライクが入りにくくなったとのこと。
球筋がぶれるとのこと。

診療始めに、挨拶の段階で、身長を伸びた印象受けました。
冬の数ヶ月で、5センチ近く身長が伸びたとのこと。

◆膝裏伸ばし股関節テスト

代表的なハムストリングの伸展をチェックするテスト(ラセーグテスト)制限が顕著でした。

本来、床から脚が90度まで上がるべきテストです。
なんと、50度しか!!!上がりませんでした。

本来は90度まで上がるテストなので、この部分で身体の硬さがわかります。
膝が伸びていないことがわかりました。

 

◆仰向けで膝の伸展位テスト

診台と膝の間にスキマがみられない状態が正しい状態です。
ちょっと、膝上を押しても、膝の裏が床に着きません。

伸び切っていない状態です。
片足を上げたときに、反対の太ももが少し浮いてしまうことなどから、
膝の伸展制限や腸腰筋の硬さなどが考えられます。

◆足の指も見逃さないでテスト

急な成長は、身長だけではありません。
足の指や足の骨も大きくなっています。足の末端まで確認してあげてください。

下の写真は、本人が無意識の時に撮影した写真です。

靴が小さかったことが原因です!

全体が小さくなり、小指側が強制的に曲がってしまっています。

第一指:軽度屈曲位
第二指:軽度屈曲位
第三指:軽度屈曲位
第四指:軽度屈曲位、軽度内転内旋位
第五指:軽度屈曲位、軽度内転内旋位

こんな足にならないように、しっかり確認してあげてください。

少し靴がキツイとは思っていたそうです。
小指が少し痛くなる時があったとのこと。

成長期にはよくあありますが、足の指を曲げてしまうため要注意です。

 

立ってみて、力を入れる検査をしてみました。

靴の影響で指が曲がってしまっています。

ぜひ、週末にでもお子さんの足をチェックしてみてあげてください。

お子さんをお持ちのご家族の方は、ぜひ3つをチェックしてあげてください。

 

テストNGの治し方

◆治療後にお伝えしているレクチャー

伸びにくくなっているハムストリングを伸ばします。

オリジナルのN-ストラップを使った
ハムストリングのストレッチ指導。(写真は旧モデルですが、現在はより使いやすい商品になりネット販売しております)

最後に、野球をしている男の子だったので、基本のスクワットを行いました。

しっかり、足裏から臀部まで、力がかかる感覚を教えました。
足の裏から臀部に連動して、体幹を働かせます。

インソールを踏んで内反をカバーして臀部でのつながりを伝えました。

お母さまと話してい嬉しいお言葉を頂きました。

「こんなの先生に、出会ってなければ対処方法がわからないし。
多くの人は、膝がいたみがひどくなり苦しんでるのでは?」

多くの方が苦しんでいると思います。
少しでも伝われればと、当ブログやユーチューブやポッドキャストなどでも、不器用ながらお伝えさせていただいてます。

経験的に感じているのは、多くの有名なスポーツ選手は、子供の頃からメンテナンスをしっかりしてもらう
先生に出会っています。

私がお会いできる方には、もちろん全力でサポートします。
社会の最小の単位である家族、ご家族の健康こそ、まずチェックしてあげてください。

靴が小さく足指が曲がっているのに気がついた時に改善する方法は
1)すぐに靴を大きくする

2)五本指の靴下にする
そして、指を回したり伸ばしたりマッサージすることを習慣にする

3)次回靴を確認する日をGoogleカレンダーに入れる
・年4回が理想です。
・冬休み、夏休み、春休み、秋休み
※買わなくてもいいので、子供の靴に遊びがあるかチェックしてあげてください。

体を見直す時間は、人生を見直す時間である。
姿勢が変わると、人生が変わる。

姿勢治療家(R)仲野孝明

<<<<
追伸です。
この後、1週間後に来院されました。

毎日4回以上、改善ストレッチを行ってくれました。
そのおかげで、驚くほど足の使い方が上手くなっていました。

前回の治療の後、
ストライクが入りにくかったのは、ウソのように良くなったとのこと。

この記事は、2018年3月28日の記事を
2023年2月24日再編集しました。

 


本ブログからお願い

この記事は、読んでいただいた方が自由に記事へ投げ銭ができるPay What You Want(あなたが払いたいと思った分だけ払っていただく)方式をとっています。「役にたった」「面白かった」など、何かしら価値を感じていただけた場合、 INVESTMENT TICKETをクリックして、投げ銭していただけると幸いです。

※金額は自由に変更できます。

投げ銭していただいた資金は、より良いブログ記事が書けるよう運営費に使わさせていただきます。もちろん価値がないと思った場合には、お支払いは不要です。同じ記事を読み返して、新しい気づきがあった場合には、記事のシェアなどしていだけると嬉しいです。


■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン
6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中

■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル
正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中

■PODCAST|姿勢が変わると、人生が変わるラジオ
毎週金曜日配信

■動画学習講座|いつでもどこでも学べる姿勢
一般社団法人 日本姿勢構造機構

■姿勢作法検定入門講座|姿勢は作法である
一般社団法人 日本姿勢構造機構


■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売

自分が使いたい商品をつくっちゃいました

■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE
実際に治療されたい方へ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です