2023-12-08

姿勢治療家®の仕事を50歳直前で、振り返ってみました。


「姿勢が変わると、人生が変わる。」

50年の人生を振り返ると、日々の患者さん、クライアント、友人に育てきてもらったと、改めて感じている姿勢治療家の仲野孝明です。

(写真は患者さんの栗田さんからプレゼントしていただきました)

姿勢治療家(R)としての原点は、生まれた時から始まっていました。

三重県四日市市、仲野整體本院3代目の父、仲野弥和の長男、として生まれました。
父は、鍼灸師、柔道整復師ののち、米国にて 米国公認カイロプラクティックドクター、医学博士でもあり、730ページ以上あるカイロプラクティック総覧(米国での基本教科書)を翻訳しているほど業界の中では有名人。
その後、藍綬褒章・旭日小綬章受勲し現在、四日市本院に院長として臨床しております。

幼少期から、食養生、サプリメント、睡眠など、自然療法を学び実践している視点から健康に配慮した中で、育てていただきました。幼稚園時代から、青汁を飲んだり、小学生時代もコールドプレスジュースに近い、ジュースを毎朝野菜をジューサーに入れて飲んで、学校に通うような生活をしていました。
私が同じ業界に入る時には、学校の先生だけでなく、学会で発表される有名な先生にも名前を伝えるだけで、贔屓にしていただけるほど恵まれてた環境で学ばせてもらいました。
柔道整復師、鍼灸師業界、療術業(オステオパシー・カイロプラクティック)と、日本国内の手技療法を作ってきた業界には本当に暖かく、見守っていただいたことに感謝しております。

就職先を探し面接を受けても
「まずは実家に戻り父に教わりなさい」と数々の先生からアドバイスを頂き、結果的には外部に就職せず、実家の三重県四日市市、仲野整體本院に入社することになりました。

当時、大正15年の創業から、すでに74年経過。
私が仲野整體の現場に入った当時、姿勢治療家としての原点になるきっかけを教わった患者さんがみえました。

20歳から40年間、腰痛が続いていた60歳男性です。
大学病院から紹介され、父の元に来院されました。
長年アップデートを重ねてきた仲野整體メソッドで治療した後、私に一つに仕事が父から回ってきました。

なぜ、40年間腰痛が治らなかったか?

この原因を、丁寧に伝える役割でした。
できる限り分かりやすく原因と結果を伝えた時の喜びと、驚きの表情は今でも忘れられません。

この時、お伝えした内容が、今でも書籍等で伝えているカラダの使い方の基本になっています。

当時は、まだまだ、現在のTVやラジオでご紹介させていただいているメソッドは出来上がっていません。

<臨床の中で毎日考えていること>
より分かりやすく伝えるには?

・もっと実践しやすくするにはどうする?
・どうすると、もっと理解してもらえる?
・今日の一番大切なポイントはなにか?
・絶対に持ち帰って欲しいポイントは?
・モチベーションでなく、習慣化するには?

臨床を行う中で、多くの方にカラダの大切さをもっと伝えなければ。
そんな気持ちで当時、臨床していました。
多くの方に伝えるためには、東京で開業した方がいいのではないかと、年数が経過するごとに進んでいきました。
診療中に、「人類の未来には、姿勢の大切さを学びなおせる場所が必要です」と都市銀行の頭取にビジョンをお伝えしていたら、一言でお金を貸していただけることにもなりました。

想いだけで、創業80年以来、初の東京分院として開業をすることになりました。(笑)
開院当時のレイアウト(写真は大学時代の友人、元新聞記者床井くんにとってもらいました)

結果的には、34歳で東京青山に開業することになり、思いっきりな「背伸び」になっていました。

長く健康でいたければ、背伸びをしなさい(サンマーク出版)

その後出版するタイトルをみると、私自身が背伸びをしてきたんだなと、改めて感じます。

かんたん背伸びや、ダビンチポーズも、簡単にできる方法を考えており出来上がってきました。

大切なことは、すべて患者さんから教わった、と言っても過言ではありません。

2008年からは、東京で開業し、より多くのプロフェッショナルの方々を治療できるようになりました。
そんな中で、今度はまたまたアドバイスを頂きます。

・姿勢を教える
・姿勢を伝える
だけでなく、自分で実践してみる提案です。

人類に姿勢の大切さを、自ら実践し伝える

初めにお勧めされたのは、フルマラソンでした。

42.195km 走る競技です。
なんでそんなに長い距離を走る人がいるのか、当時は全く理解できませんでした。笑

2011年6月に初マラソンにエントリー、4ヶ月後に完走できました。

この時の自分にとっての”背伸び”も、今の私作っている一歩になっています。
姿勢の人体実験が2011年から本格的にスタート。
その後はご存じのとおりです。

トライアスロン、トライアスロンアイアンマン、サハラ砂漠マラソン250km、ウルトラマラソン、世界最高峰のトレイルランニング大会UTMB100マイル完走など。
http://takaakinakano.com/shisei_cyosen/
現在まで国内外、41回の大会を完走することできています。

2022年には、
江戸時代の飛脚に会いたいことから始まった東海道53525km8日間完走。
http://takaakinakano.com/category/project/toukaidou/


ここまで、人生が変わるとは思っていませんでした。
今実感としては、嘘のように感じるかもしれません。私の高校生時代よりも持久力がある状態です

今までの人生で一番疲れにくく、調子が良い毎日が続いています。
姿勢の大切さを自ら実験してきた中で確信を得たこと。

人類は歩く動物であり、走る動物であること。

”背伸び”をする中で、私自身も姿勢が変わっていました。
15年前に姿勢の大切さを伝える方はいませんでした。

これからの10年は、姿勢の大切さを理解し、実践できる習慣づくりを
主な治療としていきたいと思います。

人間は習慣の動物です。
日々の習慣改善に勝る治療はありません。

2023年12月現在、姿勢治療家の診療スタイルは、
現在までの使ってきたカラダの可動範囲を見える化することで、改善策を導いていくこと。

・制限がある生活の治療
・制限がある筋肉骨格系の治療
・使い方の意識改革
・習慣化のお手伝い(食・運動・睡眠含む)

治療から、一歩進んで、整える生活習慣へ改善するお手伝いを行なっています。

人間は、立って歩く動物です。
2足歩行をすることにより、全身を動かせるように設計されています。

難しく感じるかもしれませんが、とってもシンプルです。
本来のカラダにあった使い方を身につけ、現代の生活に合わせていくこと。

・住環境の開発
・オフィス環境の開発
・家具の開発

今後挑戦していきたいことは、たくさんあります。
ですが、目の前の臨床を一番大切に。
一人一人の方と、接しながら、人間本来の可能性を学ばせていただければと考えています。

 

仲野整體の理念
「医者より養生、薬より手当」

目の前の方を、まずは助けること。

次なる50年もしっかり、お役にたてるように精進してまいります。

・身体をみてほしい。
・なにを改善したらよいかわからない
・情報が多すぎて、なにをするべきなのか
・姿勢治療家になりたい
・マラソンを走ってみてたい
・砂漠を走っていたい

などなど、

自分の人生を大切に生きたい方のためには、全力で対応していきます。

姿勢の大切さが、これからの人類にとって誰もが学ぶ必修の科目なります。
人間は走る動物である。

輝く未来を残すため、楽しんで仕事させていただきます。
まだ出会っていないクライアントの皆様、一緒により良い人生に成長していけるの楽しみにしております!

仲野整體東京青山 院長
姿勢治療家(R)創設者
仲野孝明


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