2018-06-11

ビスポークの革靴購入の前に呼んでほしい|姿勢治療家®の考える革靴との付き合い方。


姿勢治療家®の考える革靴の話をもう一歩
踏み込んでみます。

革靴には、
・既成品(プレタポルテ)
・オーダー があります。

そのオーダーにも2種類
既成の木型から選び作成するセミオーダーと
木型から作るフルオーダーがあります。

<フルオーダー:ビスポーク>
履かれる方の足型をとり、足に近い木型をつくり
そこに革を張り、ぴったりとした靴をつくる作り方です。
靴の好みや、足、使用用途、皮質など
あらゆる個人情報を聴きながら、その方にぴったりの靴をつくるために
丁寧に会話をして、究極に各自に合った靴をつくる。

bespoke

話しながら作り上げていくことから、この語源になったそうです。

もちろん、
その人のために世界に一つの木型をつくり、その型から靴を作り上げるため
ほとんどの工程が、手作業です。

木型は、もちろん左右ちがいます。
左右の足が違う方や既成の靴が合わない方にはオススメです。

すべてオンリーワンのため、作業時間も莫大にかかるため
価格にして国内のビスポークであれば、相場20万〜30万以上
納期も4ヶ月以上。
オーダーも受けてくれるかわからない状態です。

すばらしい職人さんとご縁のあった方ぜひ
人生の一足、作られることをオススメします。

国外メーカーであればジョン・ロブさん
ベルルッティさんなど、ビスポークをしていただけるメーカーもあります。
80万ぐらいが相場ではないでしょうか?
納期も6ヶ月以上だと思います。

 

<セミオーダー>
足のサイズ別、ワイズ別の木型を持っており
そこから、好みに合わせて作り上げるものです。

足には3つのサイズがあります。
・足長(長さ)つま先からかかとまでの長さ
・足幅(幅) 親指の付け根と小指の幅
・足囲(ワイズ) 親指の付け根と小指の付け根を通った回りの長さ

既成の木型ですが、すでに足長とワイズ別に型があり、そこから微調整するタイプです。

こちらは、オーダーながら比較的リーズナブルに作れます。
1ヶ月。5万円〜

左右の足幅が違う。左右の足の長さが違う方など
いつも靴で悩みを抱える方には、特にオススメです。

 

<既成品:プレタポルテ>
2018年現在、通常靴を選ぶ時は、この選び方が多いと思います。

靴メーカーさんは、できるだけ
現代人の足に合うように工夫した足型で靴を制作されています。

・山陽山長
・スコッチグレイン
・リーガル
・クロケット&ジョーンズ
・コールハーン
・チャーチ
・エドワードグリーン
・トリッカーズ
・オールデン
・サントーニ などなど

各メーカーによって、靴の考え方や大切にしている形が違うため
足幅や、足囲がメーカーにより違います。

足の左右差が無い方で
とっても気に入っている木型が似ているメーカーがあれば、一番お得に靴が選べるはずです。

 

私、姿勢治療家®の考える革靴との付き合い方は2つあります。

・正装の靴
・足に優しい靴

この2つに思い切って割り切ってください。

 

前回のブログ(靴の選び方|人間本来の足へ戻す靴)で、
かかとの高さが無いことと足幅が広いことを勧めました。

これは、足に優しい用の靴として考えた場合です。

 

正装の靴と考えた時は、機能性は捨てかまいません。

初対面の方と会う時
革の光沢や、革の張りなど
ひと目で上質なものを感じさせます。

第一印象は、靴で決まる。と言われるぐらい人から見られています。

そのかわり、足寿命は縮めています。
帰宅後や自宅でのセルフケアーはお忘れなく。

私は、自分の足がワイズが狭いこともあり、
正装用にはJ.M.ウェストンを使っています。
でも、結婚式や葬儀などしか使用しないため
ほとんど使っていません。

J.M.ウェストンは、既成靴ですが、
ワイズの展開が多いため、足が細い方から、大きな方まで合わせる
ことができるため、使わせて頂いています。

10年後の健康を提供する
姿勢治療家®という立場から伝えさせていただきますと

足に優しい靴を履く時間が、長いことがオススメです。

今は、セミオーダーの靴で正装用にも適度に、失礼のないもので
歩きやすく、自分の歩行に合わせてチューニングしているアウトソールを加工している
靴を一番使用しています。

ドイツで、足を学び、
現代人の歩行を分析研究させている
浜松町のオーダーシューズ
ドクターフットさんの靴を一番使用しています。

足長
足囲(ワイズ)で選ぶだけでなく、
さらに、SDアウトソールという一番外側のソールを
一人一人の歩行に合わせてカスタマイズします。

こちらのSDアウトソールが、私のものです。

かかとが、減っているように見えますが
これは、私の歩行から分析し一番歩きやすく作ってあります。

このため股関節が、無駄な邪魔をせずにきれいに回転します。

先日も、私のクライアントさんで
長年ベルルッティのビスポークシューズを使用されている方が

腰部の不調があり、さまざな
可動範囲の向上のための治療にいらしています。

その中で、どうしても
将来のことを考えると、革靴の使用をなるべく少なくした方がいいことをお伝えしました。

それは、3つの点から。

・足の指の可動範囲の低下

・革靴の使用時間が長いこと

・下肢の可動範囲の低下

できるだけ、裸足に近い足の使い方を伝えました。

人間の足にとって靴は、
いくら足に合わせた靴でも、足本来の動きにとって制限がかかり窮屈すぎるのです。

狭い靴の中に足が収まりすぎると、ミトンのグローブをはめた手で
毎日過ごしているようなものです。

本来の使い方を失ってしまいます。

足が使えなくなるということは、足元が不安定で、歩けなくなるということです。

 

・氷の上を歩いているような不安感

・手すりがないと歩けない

・杖がないと支えていられなくなる

こんな感覚へ近づいてしまっています。

 

だからこそ、ミトングローブを外した状態で動かすこと。

裸足の時間や、足のケアの時間がとっても大切です。

ぜひ、毎日使うものだからこそ
自分の足に大切な選択をされることをオススメいたします。

姿勢治療家®の治療は、ビスポークの靴つくる時と同様に
丁寧にお話を伺いながら、本当に必要なその方その方に合った
正しい体の使い方をお伝えし、確かな技術で治療していきます。
体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
姿勢が変わると、人生が変わる。

あなたの10年後の健康を考える
姿勢治療家®仲野孝明


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