階段を手すりなしで登るのが不安定で怖く、途中でリズムが合わなくなる。
姿勢や体について姿勢治療家(R)ラジオへ質問:
30代前半女性ラジオネームMさんからのご質問
[ポッドキャストの質問]
仲野先生、いきさん、こんにちは。
いつも楽しくポッドキャストを聞いています。
私は、30代前半女性で、昨年出産を経験しております。
出産前の20代の頃から、体の歪みが気になり、整体に行ったりストレッチやヨガをしていました。
(
体が歪んでいると思う原因は、靴の底が右の外側から減る、
右足の土踏まずに大きなタコが何年もある、スカートが回る、服が肩からずり落ちる、顔が不均等。
症状は、肩こり、頭痛です。
ひどいなと思うのが、
階段を手すりなしで登るのが不安定で怖く、途中でリズムが合わなくなるのか最後の方で一段飛び越してしまい
(よく考えると、いつも右足で飛び越している気がします。
上半身をひねる動作などは柔らかい方だと思うのですが、
腰か下半身が硬く、小学校くらいから前屈で床に手が届きません。
整体に行くと、そんなにひどい歪みではない、と言われるのですが、
階段がうまく登れないのは結構問題アリじゃないでしょうか?
仲野先生はどう思われますか。
姿勢治療家(R)回答:
M様
いつもお聞き頂きありがとうございます。
_____________________
はい。
かなり問題ありと思います。。。
今の状況を正確に受け止めできることをやることが
何より大切です。
1)病院の検査を受けましょう。
整形外科にて股関節の検査を受けたいことを伝えてください。
「階段の上りが不安定で怖いこと」
いただいた内容から
股関節の変形が一番に考えられます。
画像診断や整形外科的検査で 問題の部分が明確にわかると思われます。
今の歩行仕方を続けると、 毎年歩きづらくなってきます。
ちなみに、 20代の時よりも、歩きにくさを感じることや
歩幅が狭くなってきているようなことがありませんか??
この後
50代、60代でどんどん進む可能性があります。
今の年齢から
予防ができれば、かなり進行を遅らせることができますので
まずは、正確な診断をお勧めします。
2)予防方法の探し方と一例
予防方法としては
股関節周囲の、柔軟性と筋力強化が必要になります。
苦手な前屈を丁寧に行なっていく ことも大切です。
『変形性股関節予防」と 調べてみてください。
変形性股関節症であった場合
日常生活では、
・歩くより、自転車に乗る。
・重いものをなるべく持たない など対策がたくさんあります。
私の書籍、こちらでも多数載せております。
一生「疲れない」姿勢のつくり方 (じっぴコンパクト文庫)
3)なぜ、整体で歪みがないと言われたか?
残念ながら 一般的な整体は、
現在民間の資格で、80時間程度の勉強で
現場に出ており、病気に関する勉強や 検査方法を学んでいません。
国家資格保持者は2400時間以上勉強し
最低限の病名や検査を学んでいます。
股関節も
可動範囲を的確にチェックすると1分で問題はわかります。
「痛み、違和感、動きにくい」の場合は特に
まず、病院で検査を受ける
↓
その後より良い治療や予防方法を探すことを
お勧めします。
ラジオネームM様
思い切ってご質問ありがとうございました!
少しでもお役に立てれば幸いです!
感謝を込めて。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明
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