初心者がランニングで痛めた時に、見直すべき3つの方法
ランニングは、始めて1年以内に痛みが出て、諦めてしまう方が多いスポーツです。手軽に始められ、体に良い、運動の基本という理由で人気ですが、そのシンプルさゆえに奥が深いスポーツでもあります。基礎を学ばずに気力だけで走ると、怪我をしやすいことはあまり知られていません。
週末に走るランナーを観察していると、危険なフォームやバランスで走る方が多く見受けられます。ランニングは簡単に見える一方で、基礎ができていないと足や膝の痛みに悩まされ、成長が停滞します。
ここでは、痛みを避けるための大切なポイントを3つご紹介します。
目次
1. プロフェッショナルに教わること
ランニングの基本を学ぶには、プロフェッショナルから教わることが重要です。ランニングの経験があるだけではなく、教えることを専門とするプロに学ぶと、シューズや栄養など具体的なアドバイスが受けられます。プロの知識や経験を活用し、自分の人生に投資することで、価値ある時間を過ごしましょう。
私も多くのランナーから相談を受けます。座る姿勢が長いために、関節の可動範囲を失っている方が多いです。股関節や脊椎のが動きにくいだけで、全身の動きに影響をきたします。
YouTubeなど動画で学習して、学んで大事だと感じていることができているかを確認してもらうことも大切です。
情報過多な時代ですが、改善のために大切な事は、シンプルです。
2. フォームを直すこと
多くのランナーは、正しいフォームが身についていないために怪我をしてしまいます。
簡単なチェック方法を紹介します。
- 友人や家族に携帯カメラで動画を撮ってもらう。
- 半径15mほどの円を描くように走り、その動画を確認する。
- 体が一直線になっているか、横から見てチェックする。
姿勢が「く」の字に曲がっている場合は改善が必要です。
フォーム改善には、順番があります。一番の基本は、姿勢を伸ばす、背伸びです。
3. “ながらランニング”の禁止
音楽を聴きながらのランニングは、フォームや体の感覚を感じ取れないため危険です。
痛みの違和感に気づかず、正しい姿勢が取れず、実力以上に体を使ってしまう可能性があります。
特に運動に慣れていない方は、まず体感センサーを敏感にしましょう。
私も以前は音楽を聴きながら走っていましたが、姿勢やフォームが整っていない状態で無理をすると怪我をしやすいと実感しました。
“力を抜いて使うこと”が怪我を防ぐ秘訣です。
体は一度壊れると車のように買い替えはできません。姿勢が変われば人生も変わります。
どうぞ、気を付けてランニングを楽しんでください。
姿勢治療家® 仲野孝明
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