【書籍】無病法_”超少食の威力”を学び実践中
東京オリンピック開会式ですが、渋谷近隣は全国から集まった警察官が多数立たれており、人は少なめで不思議な休日感です。
今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の【6ヘルス:食について】
ご来院されている方からサプライズプレゼントして頂いた書籍がとっても良かったので、
体験談と共にご紹介させていただきます。
残された名言
「わたしはこれまで、老年というものが
これほど素晴らしいものとは、知らなかった」
ルイジ・コルナロ
無病法 極少食の威力 PHP出版
<内容>
約500年前の食養生の話です。
著者はルネッサンス期のイタリア・ベネチアの貴族で、暴飲暴食の日々を過ごす中、40代で重い生活習慣病を患われました。
医師からアドバイスをもらい、死にたくないならこの方法しかないとのことで実践された講話が載っています。
ルイジ・コルナロ氏(1464年〜1566年)
たった一つのルールは”極少食”
長く生きるためには、とにかく食べないこと。
節食の効果は絶大だが、真によく知っている者は極めて少ないと記されています。
多くの方は、食欲に振り回され、知らずして、過食に落ち入っているとのこと。
消化できる範囲で、節度を持つことが大切である。
現代を生きる私にも、ピッタリでした。
<83歳の時のルイジ・コルナロ氏の1日の食事量>
・パン・卵の黄身・少しの肉・スープ正確に約12オンス(350g)
・ワイン14オンス(414ml)
かなり少ない量です。
時代的には全ての食べ物がオーガニックと思われます。
全員がこの量にしなくてもよいとしています。
著者は、生まれながら胃腸が非常に弱いために、この量に行き着いたそうです。
目次
<極少食の大切なこと>
もっとも大切なことは、量の制限である。
・適切な量のみきわめ
その後の厳守が何より大切とのこと。
幸福な生涯を願う者は、誰もが、飲食を最小限の量にするべきである。
極少食のメリット
・血液が汚れない
・胃から頭に悪気なし
・心おだやか
・気分は悦びに満たされる
・過去の悪癖から解放される
・神に感謝
・長生きを楽しみに
・幸福な死を予感する
飲食をしかるべく慎むものは、鋭い五感・冴えた頭脳・丈夫な肉体・優れた記憶力・軽やかな挙動、これら全てに恵まれ、
また精神的には、地上的な重圧から解き放たれて、本来の自由さを存分に味わう境地に入ることができる。
すなわち、その生涯には、心と体の両面に置いて、現世で得られる最大限の幸福が訪れるのである。
※書籍から抜粋(p47)
姿勢治療家が、解剖学的に食事を考えてみたら
人間の構造で確認してみます。
食事は、口から食べて、内臓で消化し、肛門から排出します。
口以外に物を取り入れる場所はありません。
口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→直腸→肛門
ご存知の通り、消化酵素などで分解しますが
大きな塊で、胃に食べ物が入ると、多くのエネルギーを使うことになります。
だとすると、一番効率良く負担をかけないために大切なことは、
口でよく噛むこと。
シンプルですが、噛んで、噛んで、120回噛むと、口の中であらゆる食べ物がペースト状になります。
その結果、食道や胃腸へ負担が軽減します。
消化しやすい状態で胃腸に入れることができため、消化のエネルギーも少なく済みます。
実際に書籍を読ませていただいてから、3週間とにかく噛んでいます。
こんな傾向があります。
・とにかく時間がかかる
・一回は舌を噛んでしまいました(笑)
・食べるのが面倒になる
・繊維がある、野菜の方が噛みやすく美味しい
・加工食品は、とにかく噛んでいる間に消えてしまう
良いことは
・体重が勝手に-2kg
・食べる量が大幅に軽減
・満足感が高い
・丁寧に味わってより食べる実感がある
元々気をつけていましたが、今回の書籍より1段階レベルアップしました。
消化にかかわるエネルギーや酵素などの浪費を避け、節度ある食事を心がけていきたいと思います。
食べ過ぎると
分解することにも、無駄なエネルギーが必要です。
食物にも、自分にも、地球にも、優しい食べ方が学べました。
2021年 日本
現代人は、食べ過ぎと、運動不足で病気になっています。
”生活習慣病”と言われている疾患は全て原因は、食べ過ぎと、運動不足。
なので、今こそ、この考え方必要だと思います。
食べないことは、はじめは経済を縮小することに感じましたが、
SDGsとしても地球環境にも、良い方法であると思います。
肉や魚も、養殖の過程で沢山のCO2を排出しています。
この分野は専門家では無いですが、一人の地球で生かさせてもらっている身として
健康に生きるためにも、節度を持って食べさせて頂きたいと思います。
素晴らしい書籍をプレゼントしていただいた佐藤様本当にありがとうございました。
感謝を込めて。
姿勢治療家(R)
仲野孝明
p.s 北イタリアの建物や当時の壁画などを実査にみながら、ルネッサンス期の生活を想像してみたいと思いました。
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