2018-11-10

自分を客観視するススメ|最後まで自立して、健やかに過ごすために。


最後まで自立して健やかに過ごすために

我が国の総人口は、平成27(2015)年10月1日現在、1億2,711万人。
65歳以上の高齢者人口は、3,392万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は26.7%になっています。
内閣府平成28年版高齢社会白書(全体版)高齢化の現状と将来像より

「人生100年時代」に向けて、内閣府でも
少子高齢化という最大の壁に立ち向かうため対策を急いでいます。
首相官邸サイト人生100年時代構想会議

人に迷惑をかけないように、可能な限り自分の事は自分で。
自立した生活を人生100年時代にむけて、過ごしたいと誰しもが考えますよね。

では、自立した生活とは?。

心もカラダも機能に問題なく、日常生活動作(ADL)ができて
生き生きと生活ができること。

ですが、
2段階の日常生活動作で区分されています。

基本的日常生活動作(basic ADL=BADL)
日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)
ADLのAはアクティビティー(動作)、DLはデイリーリビング(日常生活)を指します。

・起居動作
・移乗
・移動
・食事
・更衣
・排泄
・入浴
・整容

次の段階では、
手段的日常生活動作(instrumental ADL=IADL)

・掃除・料理・選択・買い物などの家事
・交通機関の利用
・電話対応などのコミュニケーション
・スケジュール調整
・服薬管理
・金銭管理
・趣味など

買い物へ行って食事の準備・調理・配膳を行い、食べて片付けること、
季節や場所にふさわしい衣服を選んで、身だしなみを整えて着ることまで含まれます。


ご参考までにテスト方法がありますので
12問シェアいたします。

ADL(日常生活活動テスト)

問1 休まないで、どれくらい歩けますか。
1.5~10分程度
2.20~40分程度
3.1時間以上
問2 休まないで、どれくらい走れますか。
1.走れない
2.3~5分程度
3.10分以上
問3 どれくらいの幅の溝だったら、とび越えられますか。
1.できない
2.30cm程度
3.50cm程度
問4 階段をどのようにして昇りますか。
1.手すりや壁につかまらないと昇れない
2.ゆっくりなら,手すりや壁につかまらずに昇れる
3.サッサと楽に,手すりや壁につかまらずに昇れる
問5 正座の姿勢からどのようにして,立ち上がれますか。
1.できない
2.手を床についてなら立ち上がれる
3.手を使わずに立ち上がれる
問6 目を開けて片足で、何秒くらい立っていられますか。
1.できない
2.10~20秒程度
3.30秒以上
問7 バスや電車に乗ったとき、立っていられますか。
1.立っていられない
2.吊革や手すりにつかまれば立っていられる
3.発車や停車の時以外は何にもつかまらずに立っていられる
問8 立ったままで、ズボンやスカートがはけますか。
1.座らないとできない
2.何かにつかまれば立ったままできる
3.何にもつかまらないで立ったままできる
問9 シャツの前ボタンを、掛けたり外したりできますか。
1.両手でゆっくりとならできる
2.両手で素早くできる
3.片手でもできる
問10 布団の上げ下ろしができますか。
1.できない
2.毛布や軽い布団ならできる
3.重い布団でも楽にできる
問11 どれくらいの重さの荷物なら、10m運べますか。
1.できない
2. 5kg程度
3. 10kg程度
問12 仰向けに寝た姿勢から、手を使わないで、上体だけを起こせますか。
1.できない
2. 1~2回程度

3. 3~4回以上

上記のADL(日常生活活動テスト)は、日常生活活動のチェックの
スクリーニングテストも兼ねています。

文部科学省のテスト判断基準から
わかることは、

太字で記載した
問2,問11
がともに ”3”であれば、
このテストは必要ないと考えていいです。

つまり、
自立した健康状態であるということは

・10分以上走れること。
・10kg以上の物をもち、10m移動できる

この2つを目安に
できなくなったら、
自立した生活が営めなくなってきていると考えましょう。

ロコモチェックをしましょう!!

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。進行すると介護が必要になるリスクが高くなります

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。
※2007年、日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、このロコモという概念を提唱しました。

 

もしかしてロコモ?
ロコモ度テストもしてみましょう!!

「ロコモ度テスト」は、移動機能を確認するためのテストです。
「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25」の3つのテストから成っています。
定期的に「ロコモ度テスト」をおこない、移動機能の状態をチェックしましょう。

移動機能とは、立つ・歩く・走る・座るなど、日常生活に必要な“身体の移動に関わる機能”のことです

ロコモチャレンジサイトでロコモ度テストをしましょう!!

姿勢治療家ⓇHEAD OFFICE
仲野整體東京青山でも

「将来自分の事は自分でできる」テストの一つとして40cm「片足の立ち上がり」チェックをしています。

毎日、臨床していて感じるのですが
人類が始めて経験する
人生100年時代にむけて本当に大切なこと。この対策にはたった1つしかありません。それは、毎日の生活で
「正しい姿勢で正しい体の使い方」
意識することこそが、すべてだと思います。
私、個人の目標としては、明日フルマラソン走りに行こうよ!!と誘われて
いつでも「いいよ!!」と言える体力と気力の維持をしていきたいなと思っています。身体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
姿勢が変わると、人生が変わる。姿勢治療家Ⓡ仲野孝明

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