靴と靴下の選び方で人生は変わる
〜姿勢治療家(R)が12年以上大切にしてきた「ベアフット」の哲学〜
走ることが苦痛になる最大の理由は、実は「靴と靴下の選び方」にあります。
足は人間の土台。その土台を守り育てる道具が靴であり靴下です。
今回は、私自身が12年以上大切にしている「ベアフット(裸足感覚)」の考え方をベースに、ご質問いただいた皆さんからの質問に答える形でお話しします。
目次
1章:靴選びの哲学
Q. ジョギング用の靴を選ぶとき、最も大切にしているポイントは?
A. 足先に指が当たらないことです。走りながら指に圧迫がかかると痛みや怪我につながります。指先の自由を確保できる靴を必ず選んでいます。
足の形をとにかく邪魔しない靴を!

Q. ベアフット感覚とは?
A. 素足で床に立ったときと同じ状態です。
かかととつま先の高さが等しく、膝をしっかり伸ばせるフラットな靴。
これにより体幹が安定し、人間本来の重心移動が可能になります。

Q. 靴の中で一番大事にしている部位は?
A. 足裏3点(かかと・親指の下・小指の下)がしっかり意識できるかどうかです。土踏まずを過剰に支える靴は自然な動きを邪魔するので避けます。

2章:失敗と転機
Q. 靴選びで失敗したことは?
A. つま先の細い靴でマメができたり、かかとが高い靴で足が前に滑り、外反母趾のような変形を経験しました。
足にあたる靴はすぐに履くのをやめましょう!

Q. 38歳で走り方を研究し始めたとき、どんな靴を試した?
A. 最初は裸足で走る感覚を学びました。脱力することがとにかく大切と教わりゆっくり力を抜くために様々なトレーニングを行いました。
ワラーチを作ったり、ルナサンダルなどのフラットなサンダル、そしてビブラムファイブフィンガーを使って練習しました。


Q. ファイブフィンガーズから得た学びは?
A. 5本の指をうまく使う大切さに気づきました。アスファルトでは痛みも出ましたが、それは「自分の足を使えていなかった証拠」でもありました。

3章:靴下のこだわり
Q. 5本指靴下を選ぶ理由は?
A. 袋状の靴下は指を圧迫し、動きを制限します。
5本指靴下は1本1本の指を解放し、自然な動きを取り戻せる。私にとってはマストアイテムです。
今は、タビオさんのレーシングランプロをお勧めしてます!
Q. 靴下選びで失敗したことは?
A. 厚みやデザイン、メーカーで選ぶと、かかとがずれたり靴下が回転したり、不安定で不快な状態になりました。
奥が深くいまだにベストを探しています。
Q. 最近愛用している靴下は?
A.タビオの「レーシングランプロ」と、R&Lの和紙モデルです。前者は耐久性と密着性が高く、後者は雨でも快適で安定感があります。
4章:走りの実感
Q. 現在の愛用シューズは?
A. ほとんどがアルトラです。ゼロドロップで足先が広く、かかとの安定性も抜群だからです。

Q. 薄すぎる靴をどう使う?
A. 裸足感覚を得られるので短距離に限定。アルトラではインソールを外して刺激を強めることもあります。
中敷を抜いて走ることも、かなり増えてきました。短い距離などは着地感覚としての足裏がはっきりするのでよく抜いています。

Q. 「絨毯の上を走る感覚」とは?
A. 厚みのあるミッドソールを履いたとき、長距離でも疲れにくく、まるで柔らかい絨毯の上を走っているように感じます。
5章:トラブルと寿命
Q. 足のトラブルはどんなとき起きる?
A. つま先が狭い、靴が濡れるなどで摩擦が増えたときです。裸足に近い靴ならほとんど防げます。
Q. 靴の寿命をどう判断する?
A. アウトソールの減りは見れば分かりますが、重要なのはミッドソール。
400km程度で潰れます。レースでは新しい靴、ジョグでは寿命超えの靴も使います。

Q. レース用とジョグ用で違いは?
A. レースは新品を50kmほど慣らしてから投入。
ジョグはレース落ちの靴を最後まで。
アウトソールが斜めに削れる癖がある方は、踵がすり減ったりし始めたら交換しましょう!
真っ直ぐに使えるようになると、片減りが減ります。
身体の癖を改善しないと、どこかで故障します。
6章:未来と展望
Q. 今後試したい靴は?
A. 世界で広がるベアフットシューズや、トレラン用のTopoに興味があります。
まだ履いてないので、これからの楽しみにしてます。
Q. 新しい靴・靴下を選ぶとき必ず確認することは?
A.
1)ゼロドロップ(フラット)かどうか
2)指が当たらないか
3)かかとのホールドが自然か
7章:他の人へのメッセージ
Q. 他人に靴・靴下を勧めるとき大事にしていることは?
A. 足の機能が未来の歩ける時間を決めることを伝えます。
足の機能低下=転倒リスク=寝たきりにつながるからです。

私自身、走れるようになり、移動できる距離が伸びて遊び方が変わりました。
自分の足で歩けないと見れない、北アルプスを多くの方が体験できるといいなと思ってます。
Q. なぜ狭い靴は絶対にダメ?
A. 足は広がりと縮みでバランスを取る器官。狭い靴はその自由度を奪い、ふくらはぎや全身に悪影響を及ぼします。

Q. ウエスタンブーツの経験から学んだことは?
A.
親に怒られながらも、乗馬用靴をファッションで履いた結果、外反母趾になりかけました。
靴はおしゃれより体を守る道具であるべきです。
一生使う足ですから、大切に使ってください。
Q. 人生100年時代、靴をどう選ぶべき?
A. 靴は一生の相棒です。
裸足に近い状態を再現し、指を自由に動かせる靴を選ぶこと。
転倒や骨折を防ぎ、最後まで自分の足で歩くために欠かせません。

まとめ

たかが靴、されど靴。
足は人間のすべての動きの土台であり、その機能を守るか壊すかは靴と靴下次第です。
私は姿勢治療家として、そしてランナーとして12年以上ベアフットを実践してきました。
その結論はシンプルです。
「靴はあなたの未来の歩ける時間を決める」
ぜひ、あなた自身の足を守り、最後まで自分の足で歩き続けるために、今この瞬間から靴と靴下を見直してみてください。

靴の質問が多かったので、簡単にまとめてみました。
誰もが亡くなる瞬間まで、歩ける人生でいられますように。
姿勢治療家(R)
仲野孝明
姿勢治療家(R)式靴選びセルフチェックリスト
あなたの靴は本当に「足を守る靴」になっていますか?
以下をチェックしてみましょう。

- 指先に生地が当たっていないか?
- かかととつま先の高さは同じか?
- 足裏3点でしっかり立てる感覚があるか?
- 指先に生地が当たっていないか?(足の指が自由に広がる余裕がある)
- かかととつま先の高さは同じか?(ゼロドロップに近い状態)
- 足裏3点(かかと・親指の下・小指の下)でしっかり立てる感覚があるか?
- 靴を履いたときに土踏まずを無理に押されていないか?
- 靴ひもを締めたときに、かかとがしっかりホールドされて遊びがないか?
- 濡れたときや長時間でも摩擦やズレが起きにくいか?
- 靴下も5本指タイプで、指が独立して動かせる状態になっているか?
- ソールの減り方がフラットか?(斜めや偏りがない)
- レース用・ジョグ用を分けて使い分けているか?
- 履いた瞬間に「裸足に近い感覚」があるか?






















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