【GORE-TEXの魅力】

アウトドアには欠かせないGORE-TEX。厳しい環境でも体を守り、快適さを高めてくれるおかげで、雨や雪、風、極寒などどんな環境でも安心してレースができるような素材です。
もしも、GORE-TEXがなかったら、多くのアウトドアスポーツが現代のレベルまでできていなかったかもしれません。

今朝は朝から、Wash&RunというアウトドアメーカーのGORE-TEX洗濯イベントに参加しました。

GORE-TEXの商品を洗濯してくれ、その間に”走りましょう”というイベントです。
洗い方もレクチャーして頂き、今のウエアーのコンディションもチェックしてくれました。

びっくりしたのは、顔の当たる場所がシミになっていて、生地にシミができておりコンディションが悪いとのこと。

今年の6月購入して、利用回数は、10回程度、洗濯も毎回洗剤を使ってネットに入れて洗ってます。

ただ、1回の利用で、数泊縦走したり、150時間使うような、長時間使うので使い方が粗いと言われればそうですけど。。。

使用範囲の気がします。

洗い方がまずいと言われましたが。

毎回、本日のレクチャーと変わらない様子でした。

ePEに弱点?

私の購入したアルファシリーズは、今期あたりから、出ている新素材ePEを使っています。

柔らかく軽いのですが、そもそもシミになりやすい弱点を抱えているのではないか感じました。

GORE-TEXは今まで、蛍石からできたフッ素樹脂でしたが、現在は延伸ポリエチレンでePE作られています。
従来のフッ素を使わなくなる方針のようです。

今回トルデジアンでは、氷点下20度まで対応できるシリーズとして、アルファシリーズを使いました。実際には氷点下15度でのレース時間もありましたが、吹雪の中でも自分の体内の蒸気が蒸発しているような蒸気がでている状態で走ることができました。繊維全体から湯気が立っているような状態で快適に活動できたので本当にすばらしいウエアーだと実感しました。

ただ、実践で使っただけで、短期間でシミになり、シミが起こっていることでメンブレンが剥がれやすく、機能が半減してしまっているとの指摘を受けたので、この繊細さは想定外でした。
少し硬くても、少し重くても、丈夫だった、今までのフッ素を使った商品の方が長く使うことできそうです。

地球環境優しくするための企業努力を強いられている背景は想像に難しくありません。
ですが、難しさも兼ね備えているのだと改めて実感させていただきました。

繊細な消耗品でも、氷点下-15°で走ってもオーバーヒートせず、冷たい冷気跳ね除け、身体の動きに繊細にフィットするGORE-TEX ePE。

高級なアイテムですが、やめられない魅力はあります!

会場では、3つのGORE-TEXメンブレンのプレゼンがありました。

体験1
この2つの手袋をはめて、GORE-TEXがいかに蒸れないかを体験

体験2

GORE-TEXフリースと ただのフリースで、冷却スプレーをかけて寒さをいかに防げるか体験

全く違って驚きました。

体験3
GORE-TEXのフィルムと、ただのフィルムでお湯をいれ、熱がしたから出て曇るでチェックする
体験4
メンブレンを実際に触ってみる
想像より柔らかいメンブレンを触ってビックリしました。
この材質では、当然挟むようにしなければ、布状にはなりません。
もともと蛍石からできたフッ素樹脂として、半永久的につかえるメンブレンを開発しました。
こちらが。その蛍石。
近年の有機フッ素化合物の環境悪化を指摘されて、新しい材質でのメンブレン開発をしてきました。
その新素材が今回の、ePE
軽さや、柔らかさは抜群なのですが。。。
シミになりやすく、シミの部分でメンブレンが剥がれやすくなっているのが、私の3ヶ月程度の利用の中で起こりました。
環境が悪かったとは思いますが、今この事実を知って、レインを買い直すなら。