「山手線を走る楽しみが増えた!『トランベール』山手千景特集を読んで」
少し暖かくなってきて、走りたくなる季節になってきましたね、大阪マラソンからほぼ走れていませんが、そろそろ復活して走り出したいと思ってきた姿勢治療家の仲野孝明です。
目次
JR東日本の冊子『トランヴェール』をいただきました!
https://www.jreast.co.jp/railway/trainvert/
先日、患者さんからJR東日本が発行する新幹線車内サービス紙『トランベール』2025年3月号(Vol.444)をいただきました。
今回の特集は「東京山手千景」。 その中でも「台地を貫き走る山手線」という記事が特に興味深く、山手線がどんな地形を走っているのかを知ることができました。
私は「日曜飛脚」というイベントで、年に2回、山手線一周ランを開催しています。これまでは「山手線=環状線」として、街の景色や距離感を楽しんでいましたが、今回の記事を読んで、山手線の地形を意識して走る新たな楽しみが増えました。
山手線に、始発と終点はあるの?
「山手線って、始発はどこですかね?」こんな素朴な湧いたことありませんか?
走っていると、よく話題になっていたのにしっかり調べてませんでした。^ ^
今回記事で勉強させていただきました。
山手線の正式な範囲は「品川駅から田端駅まで」。
それ以外の区間(田端〜東京〜品川)は、東北本線・東海道本線を利用して環状線として運行しているとのことでした。
山手線(ウィキペディアより)
<山手線の開業時期>
品川ー赤羽
1885年(明治18年)3月1日
貨物のみ
品川ー新宿経由ー赤羽
1886年
新橋ー品川ー赤羽区間
毎日4本の直通旅客列車(機関車)
1909年(明治42年)
山手線として運行開始(電車に)
新橋(烏森駅)ー新宿ー池袋ー田端ー上野
東北線の一部が入る
1925年
関東大震災後に、現在の形で環状線になる。
<東海道本線の歴史>
現在の東海道本線は、東京駅から神戸駅まで。
当然全てが同時にできたわけではありません。
1番初めの区間は、新橋ー横浜間でした。
1872年(明治5年)10月14日
新橋ー横浜
陸蒸気(おかじょうき)と呼ばれた機関車が29kmを53分かけて走ったそうです。
1889年(明治22年)7月1日 新橋駅ー神戸間全線開通
1891年(明治24年)9月1日
新橋ー神戸間全線開通
1914年(大正3年)12月20日
東京駅が開業し、始発の起点となったそうです。
東京ー新橋間開通
<東北本線の歴史>
1883年(明治16年)7月28日
上野ー大宮間開通(東北本線)
1925年(大正14年)11月1日
東京ー盛岡ー青森間全線開通
<貨物輸送経路>
1885年(明治18年)3月1日
品川駅から新宿駅を経由して赤羽駅をつなぐ鉄道
貨物輸送列車が運行
「山の手の」と考えられた理由も、山の手のエリアを通ることに由来していました。
山手線は「台地を切り抜いて走る」路線だった!
この記事の最もイメージが続くポイントは、山手線は「台地を切り抜いて」でした。
東京は平野が強いですが、実は複雑な台地で構成されており、その台地を貫く形で山手線が走っていました。
電車はなるべく高低差を避ける為、台地を掘り下げて作られたそうです。
実際に紹介されていた台地は6つ。
具体的には、品川駅を出発すると、
- 芝・白金台地
- 赤坂・麻布台地
- 四谷・麹町台地 ー 牛込台地
- 小石川・目白台地
- 本郷台地
- 上野台地
田端駅から平野部分になり、上野駅、東京駅、品川駅になっています。
実際に山手線一周で走っているときの周囲の風景を思い出してみると、「あ、登っている!」と感じる区間が確かにあります。
例えば、
✅恵比寿〜目黒
芝・白金台地を抜けている区間
山手線ランは、走っている時の道は、やや登り基調
山手線からの車窓では、周りに石組みが多いエリア
✅五反田〜品川
ランニングルートの時は、芝白金台地を抜けている為、やや登りがあって、品川にかけて下る。
電車のルートは、内回り側には壁面がある
✅品川〜東京〜上野
ランニング中はフラット。
電車も常時高架の上を走っているため段差なし。
✅上野〜田端
上野公園側を通過すると、上野台地に登っているため、鶯谷でも下りになる。
✅田端〜駒込
ランニングは上野台地を上るため、一気に上り坂を感じる
電車は上野台地に入っていくように左にカーブしていく
✅駒込〜大塚
本郷台地を通過するため、山手線ランでは、山手線を見下ろす形で走る
大塚駅へは、巣鴨からアップダウンがある
✅大塚〜池袋
小石川・目白台大地に池袋があるためやや登り基調の中を移動。
電車は、歩行やランニングでは、橋の下に。
✅目白〜高田馬場
目白から下り、高田馬場の駅手前で神田川を渡り再び登りだす。
目白駅では、山手線の上を潜って移動するが、高田馬場では、高架の上を走る。
牛込台地を登って新宿へ。
✅新宿〜渋谷
高台から渋谷に向かって下る。
新宿が、高架の下に山手線が通るが、原宿駅ではぼ目線の高さに揃う箇所もある。
その後渋谷にかけて再び下がる。
これまで振り返ってみると、考えずに見ていた地形が、実は歴史や地質的な意味を持っていたことがわかります。
次回の「日曜飛脚」山手線ランが楽しみ!
この記事を読んだことで、次回の日曜飛脚・山手線一周ランがさらに楽しみになりました。
今回は、特に台地を意識しながら眺めてみようと思います。
🗓次回の開催:2025年4月13日(日) 朝7:05~
📍スタート場所:渋谷駅TSUTAYA前
🏃♂️コース:山手線を品川方面に時計と反対回りで一周
申込み方法
↓
https://senakano.jp/yamanote/
今日は大地をしっかり感じながら走る予定です。
「山手線を走る」だけでなく、「山手線の地形を体感する」ラン。
ご興味のある方はぜひご参加ください!
おわりに
今回、患者さんから『トランベール』をご紹介していただくことで、新たな視点で山手線を考えることができました。
ほんと貴重な情報ありがとうございました。
貴重な冊子をいただけた二宮さん、ありがとうございました!
また日曜飛脚_山手線一周ランニングのレポートもブログでご報告しますので、お楽しみに!
コメントを残す