【サハラ砂漠マラソン】過酷な状況の中から学んだこと。
世界一過酷なアドベンチャーレース(サハラ砂漠マラソン)走破から学んだこと。
【感謝する姿勢】

なんとか、初日ゴールすると、熱中症気味に加え靴擦れ、
荷物が重すぎるなど、一年にかけて、準備に準備を重ねてきたにもかかわらず、
たくさんのトラブルが体にのしかかってきました。
そんな過酷な状況があと6日間続きます。
初日は、「なんで、こんな大会に参加したのだろう」
「荷物が重い」「暑すぎる」と自分中心の言葉が頭の中でグルグル回っていました。
大会の2日目の朝、睡眠時間が取れたためか、想像以上に体調が回復していました。
走り出して1時間ほど、昨日より余裕があり、砂漠の美しい景色がたくさん目に入ってきました。
その時急に涙が出てきたのです。はじめ自分の涙の理由がよくわかりませんでした。
「あっ、今この瞬間を体験できているのは家族のおかげだ」。「いや、スタッフのおかげじゃない」
「今までの患者さんのおかげでしょ」「いや、先代からこの仕事をしてくれていたおかげでしょ…」と
どんどん頭の中でたくさんの方々の顔が走馬灯のように溢れてきました。
「感謝」があふれ出し、涙がこんこんと湧いてきました。
暑さにも感謝、荷物の重さを感じる自分の体にも感謝、
食事が食べられることにも感謝と、あらゆることに、ありがたくて、ありがたくて仕方なくなり、
泣きながら走っていました。
この感謝のためか昨日まで、味わったことがないほど苦しかった、
痛みや苦しみが軽減され、どんどん体調が良くなってきました。
大会後もしばらくは、よく運動して、しっかり寝る事で、
過酷な環境にもかかわらずどんどん体調が良くなってきたと思っていました。
先日、この話をしていたら、それは、走りながら禅をしていること同じですよと教えていただきました。
禅などで、一定の修行をした時に体感できる境地だそうです。
誘われて、マラソンに挑戦した時から、
姿勢の大切さがどこまで、実証できるかがありましたが、背伸びをすることで、
自らの、精神面、肉体面で姿勢が変わり、そして人生が変わった。
そんな経験だったと思います。
皆様も、目標や基準をちょっとだけ背伸びしてみるのはいかがでしょうか?
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明
この記事は姿勢治療家(R) 仲野孝明が連載している
【NPO法人心とからだ研究会機関紙】へ掲載したものを再編集したものです

仲野孝明(なかの たかあき)は、姿勢治療家®。1926年(大正15年)創業、100年の歴史を持つ仲野整體東京青山の四代目院長を務める。「姿勢が変わると、人生が変わる」を信条に、正しい姿勢と身体の使い方を伝える施術・指導を行う。
著書は7冊。代表作『調子いい! がずっとつづく カラダの使い方』(サンクチュアリ出版)ほか、姿勢と健康に関する著作を通じて、多くの読者に身体の使い方を伝えてきた。企業の健康支援にも力を注ぎ、法人向けに姿勢と身体の使い方を伝える「日本のオフィス健康プロジェクト(NOK)」を立ち上げた。
自身も38歳からランニングを始めた実践者であり、サハラ砂漠マラソン、アタカマ砂漠マラソン、UTMB(160km)、トルデジアン(330km)、IRONMANトライアスロンなどの過酷なレースを完走。2026年には治療院創業100周年を記念し、四日市から東京青山まで380kmを7日間で走る「7Days飛脚380」を完走した。臨床の知見と自らの身体実験を融合させ、ブログ・YouTube「姿勢の医学」・PODCAST「姿勢が変わると、人生が変わるラジオ」などで姿勢と身体の使い方を発信し続けている。





















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