【Mission100・小坂薫平さん】素潜りスピアーフィッシングが教えてくれた人間の感覚
目次
【はじめに】
昨日、とても印象的な出会いがありました。
インタナティブスクール湘南ホクレア学園(どんな環境でも生き残れる子供を育てる学校)のご縁でお会いしたのは、「素潜りスピアーフィッシング」の世界で生きる、まさに“海の達人”。
フィッシングとはいえ、ただの漁ではありません。
道具は銛(もり)一本。
自分の体と感覚だけを頼りに、100kgを超える魚と真っ向から向き合う――
まさに“海のハンター”と呼ぶにふさわしい方でした。
この出会いを通して、
「人間が本来持っている感覚や能力」とは何か?
そんな深い問いが、私の中に生まれました。
【出会ったのは“海のハンター”】

出会ったのは、小坂薫平(こさか・くんぺい)さん。
湘南ホクレア学園の“達人先生”のひとりで、銛(もり)一本で魚を狩る、まさに“海のハンター”です。
正式には「スピアーフィッシャー」。
なんと、スピアーフィッシングの世界記録保持者でもあります。
それでもなお、小坂さんは「魚と命をぶつけ合う」ことに、全力で向き合い続けているそうです。
驚いたのは、東京海洋大学に入学した当初、彼は泳げなかったということ。
それでも“素潜りサークル”に飛び込み、海と銛の世界に魅了され、スピアーフィッシングの道へと進まれました。
彼の詳細な活動や想いについては、現在発売中の雑誌『BRUTUS(ブルータス)』にも特集が組まれているので、ぜひご覧ください。
【異次元の身体感覚の世界】
小坂薫平さんの話は、まさに“異次元”の世界でした。
- 魚と海流を感じ取る体の感覚
- わずか150秒の中に集中する“狩りの意識”
- 潜水中に「体の中心に血が集まる」独特の感覚
- 海と一体になっていくような境地
- 魚の顔を見分けるほどの視覚力
これらすべてを、彼は「人間本来の“身体の知恵”」だと語ってくれました。
特に印象に残ったのは、次の言葉です。
「人間はもともと海から来た存在。だから、素潜りをすると“戻る感覚”がある」
普段の生活では感じられない身体の声が、
海の中で“ある瞬間”を越えると、一気に浮かび上がってくるのだそうです。
潜っていると、まるでゾーンに入ったような感覚になる、とも。
「一度一緒に潜ってみませんか?」
そう声をかけられたものの、まだ勇気が出ず……(耳抜きが苦手だった記憶が、よみがえります)。
ぜひ一度と誘われてしまいましたが。。。
まだ勇気がありません。
【人間の可能性はまだまだ未知数】
小坂さんは、100kgのイソマグロを銛一本で仕留めるスピアーフィッシャー。
ただ力任せに仕留めるのではなく、「命と命の真剣勝負」だと話してくれました。
しかも、釣った魚はどこにでも出すわけではないそうです。
自分の命をかけた魚だからこそ、
想いを汲み取り、丁寧に扱ってくれる料理人にのみ渡す――
そこに込められた精神性にも深く感銘を受けました。
私自身、走る・登る・動くという日常の中で、
「人間の身体って本来もっとすごい」と感じる瞬間がよくあります。
誰もが、長時間走ったり、山を登り続けたりする力を、実は持っている。
だけど、それをうまく引き出せていないだけ。
海の中で、無呼吸で新しい世界に出会える――
そんな世界があるとは、正直、想像もしていませんでした。
でもふと、思いました。
もし、小坂さんのような方に「正しい体の使い方」をお伝えできたらどうなるのだろう…?
人間本来の背骨の動きが最大限に引き出され、
全身に流れる脊髄神経の働きが高まったら、
海中でのパフォーマンスも、さらに変わるのではないかと。
【まとめ】
姿勢を整え、体を使いこなすことは、
単なる健康維持ではなく、
“人間が本来持つ力”を取り戻すこと。
極限で挑戦する人の話を聞くたびに、
私たちの体に眠っている可能性の大きさを感じずにはいられません。
だからこそ、「身体の使い方」の探究は終わらない。
またひとつ、大切な気づきをいただきました。
【Mission100上映会で、体感をもっと深めたい】
彼が主役となるドキュメンタリー映画『Mission100』。
この作品の全国報告会が、今年も開催されています。

昨年から上映が始まり、多くの方に感動と気づきを与えてきたこの作品。
2025年8月には、東京を含めた全国各地で報告会ツアーが行われるそうです。
東京会場の開催日がちょうど予定と合いそうなので、ぜひ足を運びたいと思っています。
海と命、そして人間の身体と感覚に迫るこの作品を、ぜひ一人でも多くの方に体感していただきたいです。
📖 雑誌『BRUTUS(2025年7月号)』でも特集が組まれており、小坂薫平さんの活動が詳しく紹介されています。
🔗 詳細はこちら → Mission100 上映会情報
【まとめ2】〜海で出会った「人間らしさ」〜
まさか、海の中に“身体の極限の使い方”があるとは。
そしてそれが、人間らしさの原点でもあるとは――
昨日まで、想像もしていませんでした。
「素潜り」と聞くと、特殊な技術に思えますが、
実はとても“人間らしい能力”だったことに、驚きました。
私たちは「歩く」「走る」動物であると伝えてきましたが、
「泳ぐ」という本能もまた、眠っていただけなのかもしれません(笑)
挑戦する人を、応援したい。
そして、自分自身も「想像のその先へ」と進んでいきたい。
海と一体になり、自然の中で研ぎ澄まされる感覚。
それは、姿勢や動作、そして生き方にもつながる「人間の本質」。
私たちも、もっと身体の声に耳を傾けていきましょう。
姿勢治療家®️
仲野孝明
p.s この集まりも、もともとは泳げないにも関わらず、トライアスロンをしたことも無かったのに。。
アイアンマンにエントリーしたご縁から。
泳げずにエントリーした3人(小針さん・村田さん・仲野)は11ヶ月後一緒に完走しました。その後は、村田さんとはサハラ砂漠にも。もう挑戦から10年が経っていますが、昨日のことのように思い出します。
挑戦する人生って、ほんと面白い出会いがありますね!!
おやすみのところお店を開けていただきありがとうございました。美味しくいただきました!

左:起業の達人_日比野さん@ZENKIGEN スピアーフィッシャーの達人_小坂薫平さん 私
右から2番目:お金の達人_村田幸紀さん 右:湘南ホクレア学園理事長 小針一浩さん
センター 食の達人・内田奈々さん
会員制茶屋 神楽坂ななかぐら にて!






















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