長く動けるために、必要な能力。
ランニングはとっても簡単なスポーツです。
道具が一切いりません。
走っている方もそんな印象をお持ちの方が多いです。
そんな反面
自分自身のコンディションに気づけるデリケートなスポーツです。
人間は誰もが本来、走る事ができる状態で生まれてきています。
裸足で走ることができます。
私は、アスファルトを裸足で走る練習をたまにします。
なぜ裸足で???
・足裏が汚れない?
・ガラスがあって怪我をするかもしれないのに?
・道路は汚いのに?
と思われるかもしれません、でもそれ以上に価値があるからです。
裸足の理由は、
重心の位置を確認するためです。
一つ、質問です。
”走る”と”歩く”の違いはなんでしょうか??
違いは一点です。
足が地面に接している時間が、有るか無いかだけです。
歩く動作は、
右足を前に出して歩き出す時は、左足が地面に残っています。
左足を前に出す時にも、右足が地面に残っています。
走る動作時は、
両足とも空中に浮いている時間があります。
走っているために足が浮いています。

Photo by Flo Karr on Unsplash
子供も一緒です。
少しぼやけますが、地面から足が浮いています。
これが走る状態です。

人間の2つの移動方法
“走る”は、両足が浮いている状態がある移動方法。
“歩く”は、片足が常に地面に着いている移動方法。
歩いている状態はこちら。

Photo by Sawyer Bengtson on Unsplash
片足が確実に着いています。
自分の体を正確にコントロールするためには、
裸足で、歩く事や、走る事が人間本来の骨格として大切です。
正確にコントロールできていれば
骨格や筋肉を壊さずに長く使う事ができます。
人間の体が壊れる時は、骨折だけではありません。
繰り返し日々の生活でも壊しています。
痛みや張りは、そのシグナルです。
人間本来のシグナルを見逃していませんか???
靴を履いていれば、硬い地面の衝撃を靴が受け止めます。
裸足とは違い、人間本来の使い方をしていなくても歩く事ができます。
しかし、裸足は丁寧に歩かない限り、すぐに痛みを伴います。
私は自分の正しい姿勢で歩くためにも
できる限り、裸足に近い靴を選択しています。
歩くこと・走ることで
このような症状がある方は要注意です。
体が動かなくなっている警告です。
・歩くと足の裏が痛くなる
・膝に痛みが出る
・足の外側がはる
・足の外側に痛みが伴う
・足首が痛い
こんな状態のまま、続けることはオススメしません。
人間の体は簡単には壊れませんが、この痛みを避けるため、
脳は、高度な機能があるため自動的に体の使い方をどんどん変化させてきます。
痛みを避けていると
痛みの場所が痛く無いように体を使う。
↓
避けていることで、体に歪みが伴う。
↓
歪んでいることで、左右の重心がずれる。
↓
ずれることで、片足に荷重が増える。
↓
傾いた体をまっすぐに使うようになる。
その結果、骨格の寿命を短くします。
車に例えると、傾いた車体のまま道路を走っているようなものです。
いずれ、ひずみが積み重なり、シャーシに負担がかかったり、タイヤのベアリングに負担がかかったり壊れてしまいます。
人間の体はパーツ交換が効きません。
そのため、
あらゆるケースに適合し、長年使えるように、脳が自動修正しています。
そのためにちょっと、置いておいても良くなったような気がしてしまいます。
しかし、実際には
歩いたり、走ったりする、骨格の寿命を短くしています。
日常生活でのシグナルを誤魔化さないようにしましょう。
肩の張り
腰の違和感
膝の違和感
全て、将来動けなくなるためのシグナルです。
その場しのぎでは、人生は変わりません。
裸足で痛みなく走れなくてもいいですが、
生活の中で違和感を無くす事。
気づける事こそ、ランニングをし始めるときに持っていて欲しい知識です。
自分の体を感じる能力が、あなたの動ける時間を左右する。
身体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)
仲野孝明

仲野孝明(なかの たかあき)は、姿勢治療家®。1926年(大正15年)創業、100年の歴史を持つ仲野整體東京青山の四代目院長を務める。「姿勢が変わると、人生が変わる」を信条に、正しい姿勢と身体の使い方を伝える施術・指導を行う。
著書は7冊。代表作『調子いい! がずっとつづく カラダの使い方』(サンクチュアリ出版)ほか、姿勢と健康に関する著作を通じて、多くの読者に身体の使い方を伝えてきた。企業の健康支援にも力を注ぎ、法人向けに姿勢と身体の使い方を伝える「日本のオフィス健康プロジェクト(NOK)」を立ち上げた。
自身も38歳からランニングを始めた実践者であり、サハラ砂漠マラソン、アタカマ砂漠マラソン、UTMB(160km)、トルデジアン(330km)、IRONMANトライアスロンなどの過酷なレースを完走。臨床の知見と自らの身体実験を融合させ、ブログ・YouTube「姿勢の医学」・PODCAST「姿勢が変わると、人生が変わるラジオ」などで姿勢と身体の使い方を発信し続けている。





















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