健康経営は姿勢から|仲野孝明「みえ健康経営セミナー2026」講演報告
こんにちは。姿勢治療家®・仲野整體東京青山院長の仲野孝明です。
2026年9月8日、伊勢新聞社主催「みえ健康経営セミナー2026」で、「健康経営と姿勢」をテーマに講演しました。三重県津市のアストホールに約90人の皆さまが集まり、背伸び・座り方・職場環境の見直しについて、体験を交えながらお伝えしました。
「健康経営に取り組みたいけれど、何から始めればよいのだろう?」
そんな経営者や人事・総務の担当者の皆さまに、まず目を向けていただきたいのが、毎日の「身体の使い方」です。座る、立つ、歩く。仕事中に何度も繰り返している動作だからこそ、見直す機会を職場につくりたいと考えています。
今回は、講演でお伝えしたこと、参加者の感想、そして私自身の挑戦と身体の使い方への思いをご紹介します。

| 開催概要 | 内容 |
|---|---|
| セミナー名 | みえ健康経営セミナー2026 |
| 開催日 | 2026年9月8日(火) |
| 会場 | アスト津4階 アストホール(三重県津市) |
| 主催 | 株式会社伊勢新聞社 |
| 講師 | 姿勢治療家®・仲野整體東京青山院長 仲野孝明 |
| 演題 | 「健康経営と姿勢」〜社員が健康になると、会社が健康になる〜 |
| 講演時間 | 75分 |
| 参加者 | 約90人(伊勢新聞の報道による) |
目次
健康経営と姿勢――今いる社員が力を発揮できる職場へ
働く人が減っていく時代に、今いる社員が自分の力を発揮できる環境を整えることは、経営において大切なテーマです。
出勤はしていても、身体の不調が気になって仕事に集中できない。こうした不調による仕事のパフォーマンス低下は、「プレゼンティーズム」と呼ばれます。
今回の講演では、不調に伴う生産性の損失を金額に置き換えて考える視点もお伝えしました。
参加者からは、こんな感想をいただきました。
改めて健康経営について考えさせられた。特にお金を換算して年間の損失額出した部分は参考になった。
社員の身体に目を向けることを、会社の大切な取り組みとして位置づけていただきたい。その入り口として、私は「姿勢と身体の使い方」をお伝えしています。
講演で実践した、背伸び・座り方・職場環境の見直し
今回お伝えしたのは、職場で取り入れやすい次の3つです。
- 背伸び: 仕事の合間に身体へ意識を戻す、短い動きの習慣。
- 座り方: 股関節から曲げて座るなど、普段の動作を見直す体験。
- 職場環境: パソコンのモニターの高さなど、働く環境を調整する視点。
私自身の仕事環境については、スタンディングデスクとパソコン環境を紹介した記事でもお伝えしています。
姿勢を意識しようと思っていても、仕事に集中すると忘れてしまうものです。だからこそ、気合いだけに頼らず、取り組みやすい環境と習慣をつくることが大切だと考えています。
参加者の皆さまからは、体験を通じた気づきが寄せられました。
ワークで肩がすごくよく動くようになりました。今日から続けていきたいと思います。
姿勢が変わると人生が変わる。日々の体の使い方が今の姿勢をつくるのだというのが分かった。
自分の身体に目を向けると、「普段はこうなっていたのか」と気づくことがあります。その気づきを、日々の行動につなげていただければうれしく思います。
臨床と自らの実践から伝える、姿勢治療家® ・仲野孝明の考え

1926年創業の仲野整體は、2026年に100周年を迎えました。その歴史を受け継ぎながら、私は日々の臨床で患者さんの身体に向き合い、姿勢や身体の使い方について学び続けています。
そして、臨床とともに大切にしているのが、自分の身体で実践することです。
もともと走れなかった私が、2011年に走り始め、マラソン、トライアスロン、トレイルランニング、砂漠マラソンへと、一歩ずつ挑戦を重ねてきました。
身体の使い方を学び、練習し、試行錯誤する。その積み重ねのなかで、以前の自分には想像できなかった場所へ行き、新しい人と出会えるようになりました。
「姿勢が変わると、人生が変わる。」
これは、私自身が経験してきたことでもあります。
100年の歴史を受け継ぎ、臨床で学び、自分の身体で実践し、その学びを社会に届ける。
この積み重ねが、姿勢治療家としての私の活動の軸です。自分の経験を誰にでもそのまま当てはめるのではなく、日々の診療と実践から学び直し、暮らしや仕事のなかで役立つ形にしてお伝えしています。
今回の健康経営セミナーも、その取り組みの一つです。創業100周年にあたって綴った、臨床と発信への思いも、よろしければお読みください。
参加者の感想――「社内でもやってみたい」という声

主催者から共有いただいた参加者アンケートの自由記述29件のなかで、特にうれしかったのは、職場での実践に前向きな言葉がいくつもあったことです。
セミナーを受けて姿勢がよくなった感じがする。ストレッチも続けていけるものをおしえてもらえたので、社内でやってみます。
職場で実践しやすい内容だったので活用していきたい。
業務のほとんどがPC作業のため、簡単なストレッチが仕事の効率向上につながると思った。10秒ストレッチを仕事の間に取り入れたいと思います。
※感想は参加者個人の体験・意見です。
例えば、仕事の区切りに背伸びをする。座る前に、身体の使い方を思い出す。周りの人と声をかけ合う。
一つひとつは小さな行動ですが、職場で共有することで、身体を大切にする文化を育てていきたいと思っています。
TJARへの挑戦に思いを寄せて――四日市でつながったご縁
今、私には「いつか挑戦してみたい」と思っている日本のレースがあります。TJARです。今の自分には、まだ手が届かないと感じる大きな目標です。
そんな思いを持つなかで、今回の出張では、うれしい驚きがありました。
セミナーに備えて早めに四日市へ入り、弟とランチをしていたときのこと。TJAR2026に出場した四日市の選手が、なんと弟の患者さんだったとわかったのです。
四日市の選手ということで、「いつかお会いできたら」と思っていた方でした。それが、まさかこんなに身近なところでつながっていたとは。
自分が憧れる挑戦をしている方と、お話しできることがうれしい。私にとっては、自分のこれからの挑戦にもつながる、特別なご縁でした。

走れなかった頃には、こうしたレースを目指したいと思う自分も、そこに挑む方と話す自分も、想像していませんでした。身体を動かすことが、人生の選択肢を広げてくれたと感じます。
帰りの電車で4時間――自分の身体から学んだこと
講演を終えた帰り道は、大雨の影響で電車の運行が乱れました。三重県内では、警戒レベル4の情報も出ていたとのことです。
津から名古屋まで、約4時間。電車の座席に座って過ごし、長時間、同じ姿勢で座り続けることの負担を、自分でも実感しました。
つい先ほどまで皆さまに背伸びの大切さをお伝えしていた私ですが、非日常の状況のなかで、背伸びを怠り、座ったままになっていたのです。これは反省です。
知っていることと、実践できることは、やはり別ですね。
この経験からも、普段と違う状況で習慣を続ける難しさを学びました。気づいたときに身体に意識を戻す。無理のない範囲で姿勢を変える。そうした行動を思い出せるきっかけを、日常や職場にどうつくるか。自分の実践で気づいたことも、これからの伝え方に生かしていきます。
帰路をご心配くださった皆さま、ありがとうございました。時間はかかりましたが、無事に東京へ戻っています。
伊勢新聞・Yahoo!ニュースへの掲載
今回のセミナーは、翌9月9日の伊勢新聞で「正しい姿勢が『健康経営』に」という見出しで紹介されました。Yahoo!ニュースにも掲載されています。

ご参加くださった皆さま、主催の伊勢新聞社さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。
企業向け健康経営セミナー・講演のご相談
「社員の健康のために、身近なことから始めたい」
「デスクワークが多い職場で、身体を見直す機会をつくりたい」
「学んだことを、日々の習慣につなげたい」
そんな企業の皆さまに向けて、日々の臨床と自らの実践で学んだ姿勢・身体の使い方を、職場で取り入れやすい形にしてお伝えしています。社内研修や健康経営セミナーをお考えの方は、仲野整體東京青山の講演・取材依頼フォームからご相談ください。
ご相談の際は、対象となる方、職場のお悩み、ご希望の時期や会場、参加人数などを、わかる範囲でお知らせいただければと思います。
仕事中の身体の使い方は、仕事以外の時間にもつながっています。休日を楽しむこと、家族と出かけること、年齢を重ねてもやりたいことに挑戦すること。その土台となる身体を、日々の暮らしのなかで大切にしていただきたいと思います。
ご参加くださった皆さま、その後、背伸びや座り方を思い出していただけていますか?
私も改めて実践していきます。まずは今日の背伸びから、一緒に続けていきましょう。
姿勢治療家®
仲野孝明

仲野孝明(なかの たかあき)
姿勢治療家®創設者/仲野整體東京青山院長/柔道整復師
「姿勢が変わると、人生が変わる。」
1926年創業の仲野整體の四代目。日々の臨床で身体の使い方を探究する。自身も走れなかったところから2011年に走り始め、砂漠マラソンや330kmの山岳レースを完走。臨床と自らの実践で得た学びを、誰もが暮らしや仕事に取り入れられる方法へと磨き続けている。
著書7冊。代表作『調子いい! がずっとつづく カラダの使い方』。企業の健康経営を支える講演や、執筆・動画・音声配信を通じて、身体の使い方から人生の選択肢を広げることを伝えている。





















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