2024-07-19

雨の北アルプス縦走_トルデジアンへの強化練習

2024年9月に開催される330kmのトレイルランニングレース「トルデジアン」への強化練習として、北アルプス縦走を実施しました。今回のトレーニングは全て雨の中で行われ、過酷な環境での経験を積む絶好の機会となりました。

 

強化練習のスケジュール

北アルプス縦走概要

  • 総距離: 47.11km
  • 総時間: 21時間58分

トルデジアンのレースでは、この3日分の距離を1日で走り切らなければならず、まだまだ、完走がイメージできません。笑
一緒にトルデジアンに参加する夏目さんと毎週のように練習してます。

ルートと日程

初日

  • 距離:14.76km
  • 時間:7時間21分
  • ルート:室堂 → スゴ乗越小屋
    1日目ブログ

2日目

  • 距離:28.87km
  • 時間:11時間15分
  • ルート:スゴ乗越小屋 → 薬師岳 → 黒部五郎岳 → 三俣蓮華岳 → 中道 → 双六小屋
    2日目ブログ

3日目

  • 距離:13.48km
  • 時間:3時間22分
  • ルート:双六小屋 → 小池新道経由 → 新穂高温泉
    3日目ブログ

 

アクセス方法

新宿から夜行バス「毎日アルペン号」を利用し、立山・室堂に向かいました。梅雨の影響でバスの乗車人数も少なく快適でした。アルペン村でセブンイレブンに立ち寄り、朝食を取りました。

23時新宿発、7時室堂着

<メモ>
アルペン村セブイレブンにて朝食(5:30)
・豚汁
・お茶
・納豆巻き
・おこわ(昼ごはん用)

夜行バスで快適に寝るための方法

服装

・短パン(往路・復路・山小屋利用)
・Tシャツ(PatagoniaキャプリーンクールT)
・ベースレイヤー ファイントラッククールタンクトップ
長袖Tシャツ(PatagoniaキャプリーンクールロンT)

2024年7月13日 最高気温31度 最低気温24度
都心はかなり蒸し暑い1日でした。
短パンTシャツでしたが、車内で着用した長袖Tシャツはやはり必修でした。

前回の自分のブログを参考に持参しました。

持ち物

  • 耳栓
  • 帽子
  • バフ(マスク兼用)
  • ウインドシェル(防寒用)
  • タイツ(山小屋用)
  • 貴重品(財布)
  • スマホ充電ケーブル(車内電源なし)
  • ランニングウエア上下(車内・休憩所で着替え)
  • ハイボール
  • 防水バック

今回実験できなかったもの
◯アイマスク
◯長ズボン:山小屋でのタイツを持参しました

※ランニングウエアーの上下は、コンプレッションの強いX-binicを選んでいるため、到着時にすぐスタートできるように車内で着替えてます。

持ち物と装備

衣類

・雨具:Arc’teryx ライトウエイトジャケット、ノーバンシェルパンツ
・防寒具:山と道アルファベスト、ノースフェイスベントリックスジャケット
・シェル:モンベルEXライトウインドジャケット
・Xbionic 上下
・Finetrack ベースレイヤーベーシック ノースリーブ
・Finetrack ベースレイヤークール タンクトップ
・ユニクロ ヒートテック長袖
・モンベル ジオラインLWタイツ
・Finetrack ラミースピンエア
・Finetrack ラピッドラッシュグローブ、ドライレイヤーウォームカバー
・Finetrack レイルオンカミノ、スカイトレイルバイザー、レイルオンシェード
・drymaxマキシマムプロテクショントレイルラン、エクストラプロテクショントレイルラン
・シューズ:アルトラオリンパス5
・サンダル:ルナサンダル
・ビーニー
・サングラス
・バフ

その他

・リュック:パーゴワークス20L(防水のリュックが欲しい)
・傘:アンベル
・浄水器:SAWYERmini
・水筒:プロティパス1L
・インスティンクト リクレックスベルト
・インナーファクト ソフトフラスコ(ストロータイプ)
・LEKI ウルトラライト FX.ONEスーパーライト
・ヘッドライト ペツルジプカ ペツルイーライト
・マジックマウンテン コンプレスドライバック
・コップ:SEA TO SUMMIT Xカップ
・ポイズンリムーバー等
・日焼け止め
・簡易トイレ
・手拭い

食料

・カロリーメイト
・ナッツ
・柿の種
・ジェル:KODA マグオン(写真にはなし)
・マグマ
・電解質:KODA、塩タブレット、過去に残ったもの
・サプリ:BCAA & Over Drive &ライフパック & Bコンプレックス & COQ10
・プロアルギナイン
・いも焼酎

マツキヨのプロテインバーーはショートニングが入ってなかったのですが、私にはイマイチでした。
一本満足バーの方が美味しかったです

雨は、食べれるタイミングで食べないと、行動中に食べるのも面倒に感じることも勉強になりました。

雨具に関して
Arc’teryx ライトウエイトジャケット、ノーバンシェルパンツ

トルデジアンが決まってから、最強の雨具を色々調べていました。国内メーカーも海外メーカーも多くの商品がある中で、特に生産に対する思いが感じられたのがアークテリクスでした。

2024年春にアークテリクスの博物館的なイベントが神宮前で開催されており、そこで改めて勉強し直すと、研究開発のロケーションから現在までの成長過程がよくわかりました。カナダの会社であることや、Gore-Tex社と共同開発で商品を作り続けていることは知っていましたが、より視覚的に学ぶことで、素晴らしい商品作りに対する理解が深まりました。

全ての商品が誰かにインスパイアされてできているのですが、一番初めに近い商品に特に魅力を感じます。現地生産で、すぐに実験するアウトドア環境が近くにあること、生産・デザイン・企画が全て身近に行われていることが強みです。特に、商品開発したものをすぐに裏山で実践できるロケーションなど、その物語にしっかりと魅了されてしまいました。

久々のアークテリクスでしたが、今回の過酷なトルデジアンに向けて最強のレインウェアを投入しました。実際に1日使用してみて、豪雨でも快適すぎる肌触りのノーバンシェルパンツには感動しました。改めてサイトを見直すと、C-KNITバッカーを施すことで柔らかさ、肌触り、通気性を実現していると記載されていました。C-KNITバッカーは、モンベルの代表作ストームクルーザーにも使われています。

実際の使用感としては、ノーバンパンツは絶品。足触りと足捌きを邪魔しないカッティングには感動しました。
シェルは、丈夫なものを選択するために、ノーバンでなく、あえてアルファーシリーズを選択しました。アークの代表作であるalpha SVが1番が選択として考えましたが流石に重すぎるので軽量のライトウエイトを選びました。視界や首の回しやすさ、背伸びのしやすさなど世界一のカッティングレベルが体験できて楽しい時間でした。

防寒に関して
山と道 アルファベスト

山小屋で少し寒そうな時に、アルファベストを羽織っていました。登り下りを結構早めに動きましたが、標高が2500m、雨、気温10度であればちょうど良い保温でした。

雨天での利用状況

今回新調したのは山と道のアルファベストです。こちらはTJAR 2022レポートから選手の着用率が高かったので、実験的に購入しました。最終日に10度ほどの雨天での着用では素晴らしいバランスの良さを感じました。

3日目に双六小屋から鏡平小屋までの下りで利用しました。以下の組み合わせで着用しましたが、とても快適でした。

  • Finetrack ベースレイヤーベーシック ノースリーブ
  • Finetrack ラミースピンエア

その後、アルファベストを脱いで下山しました。ファイントラックのラミースピンも素晴らしい機能で驚きました。
もう少しファイントラックのウエアには、種類があるので他のも着用していきたくなりました。

ノースフェイス ベントリックスジャケット
ベントリックスジャケットは、雨の中では使いませんでしたが、山小屋では大活躍しました。
ダウンよりも濡れに強いのでやはり雨のロケーションでは安心感があります。

雨対策のパッキング

ジップロックと防水圧縮袋の使用

  • ジップロック:形状を薄くすることでパッキングがしやすくなります。ただし、厚くするとパッキングが難しくなるため、今後の改善が必要です。
  • マジックマウンテンの防水圧縮袋:防水性能が高く、雨に濡れる心配がありません。

使用したバックパック

パーゴワークス20L

  • 3泊にしては軽量ですが、まだ無駄なものが多いと感じました。

 

パッキングのコツ

  1. 必要なものだけを持つ:不要なものは持たないように心がける。
  2. 非常時の食料:ビパーク(緊急露営)できる装備と一泊分の食料を持参。
  3. 軽量化:快適性を保ちつつ、可能な限り軽量にすることが重要。
  4. 迷ったら置いていく:持って行くか迷ったものは持っていかない方が賢明です。

 

改善点と希望

パーゴワークスさんへの提案

  • 防水生地の使用:20Lのトレラン用バックパックに防水生地を使用バージョンが欲しい
  • ザックカバーの付属:前作にはザックカバーが付いていましたが、今回のモデルにはありません。やはり、ザックカバーがある方が便利です。
  • Xpac生地の利用:軽量かつ耐久性のあるXpac生地などでの特別製作されていたら使ってみたいです。濡れてしまうと重さだけでなく乾燥室がなければ連日が厳しくなりそうで。

 

雨の北アルプス縦走は、適切なパッキングが成功の鍵となりました。次回のトレイルに向けて、さらなる改善を目指していきたいと思います。

山小屋なので、ずぶ濡れのリュックや衣類を乾燥できたのでありがたかったです。

9月までのできることは限れられてますが、丁寧に準備していきたいと思います。

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姿勢治療家
仲野孝明


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