【川越から走って帰宅】週末のお墓参りで感じた“走る時間”の価値

週末、川越にある叔母のお墓参りに行ってきました。
天気も良く、都心から走って向かうことも考えましたが、午前中に予定があったため、午後から電車で移動し、帰路を走るプランに変更しました。
川越から自宅まで走るつもりでしたが、結果として東京都に入ったところでゴールとし、結果26kmの成増までのランになりました。
当初Googleマップで距離を調べると自宅までが約40kmで、「できなくはない距離だな」と思いながらも、気が向くところまで走ってみようと、気軽な気持ちでスタートした記録です。
目次
埼玉県の土地を足で感じる

スタート地点は、叔母(日本料理研究家)のお墓がある川越市大東町のお寺。
最寄り駅は「南大塚駅」で、西武新宿線を使うのは初めてでした。
これまでは車で行っていたため、駅から歩くのも初めての経験です。

駅から北へ進み、畑の中の道を抜けると、静かな住宅地と山に囲まれたのどかな空間が広がっていました。
叔母がこの地を選んだ理由は、以前聞いたような気がしますが、はっきりとは覚えていません。
- ご主人を40代で早くに亡くされたこと
- その頃に車の免許を取得していたこと
- お墓の方角が良かったこと
そうした背景から、「きっと車でのドライブを楽しみながらこの地を訪れていたのかな」と思いを馳せつつ、川越インター近くの風景を眺めました。
アクセスも良く、インターからは車で5分ほど。今度はバイクで訪れてみようかとも思っています。

川越街道を走るという選択
お寺を出発してからは、Googleマップの指示通りに走り、途中から**川越街道(国道254号)**を南下するルートに。
下調べはしていませんでしたが、思いがけず“好きな街道ラン”になりました。

ルートは、
川越市 → ふじみ野市 → 朝霞市 → 新座市 → 和光市 → 板橋区(東京都)
川越IC付近では、畑の中を走り抜ける道もあり、山の景色が美しく、まるで長野県・安曇野を走っているような感覚に。
やがて街道沿いには松の木が並び、少しずつ街道らしい雰囲気に変わっていきます。


街並みも、戸建て住宅からアパート、そしてマンションへと移り変わり、東京に近づくにつれて建物の高さや密度も増していく。
走りながらその変化を肌で感じるのは、本当に旅のようで面白かったです。

途中、街道沿いに残された古い石碑や松林にも出会い、“道が語る歴史”を感じることができました。
途中で街道の古い石碑を見つけたり、松林の面影を感じたりと、道そのものが歴史を語ってくれるようでした。

走ってこそ気づく街の表情

和光市あたりで日が傾き始め、夕方から夜にかけてのランに。
「そろそろゴールにしよう」と思ったタイミングで、ちょうど疲労感も。笑

埼玉県から白子川を越えて板橋区・成増に入ったところで、ランを終了しました。
急にマンションや店舗の規模が大きくなり、「東京都に入ったな」と強く実感。
車や電車では見逃してしまうような街の匂い、坂の傾斜、道の質感まで、走ることでしっかり感じ取ることができました。
街道の看板や、かすかに残された川越街道の面影にも心が惹かれました。
この道は、元々江戸城と川越城を結ぶ道であり、のちに中山道の脇街道として板橋宿から分岐して整備された歴史ある道だそうです。
日常の中の小さな冒険を

お墓参りというシンプルな行動に、「走る」という要素を加えるだけで、日常が**特別な時間=“旅”**に変わります。
夫婦で並走しながら、叔母の人生や自分たちの将来について語り合い、豊かな時間を過ごすことができました。
老後についての話や、これからの生き方についても、自然と口をついて出てくる。
夕食は中華料理とビールで乾杯。そんな一日の締めくくりも、また格別でした。
最後にひとこと
「行ったことのないルートを走ってみる」
たったそれだけで、人生の中に小さな冒険が生まれます。
日々の中に“走って移動する”時間を少しだけ取り入れてみることで、
見える景色も、感じる想いもきっと変わってくるはずです。

成増では、友人のミューラルアートの壁画がありました! 思わず一枚!
http://www.overalls.jp/cn23/top.html
次はどこに行こうかな〜。w
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