2026-07-03

朝の足裏の痛みの原因は、足じゃなかった:走れる体・山に戻る体へ。50代女性の一年間の経過記録(2025年6月〜2026年6月)

姿勢治療家(R)の仲野孝明です。

仲野整體東京青山の院内(1926年創業・100年つづく治療院)

1926年創業、100年つづく仲野整體の東京青山店

1926年創業、100年つづく仲野整體。東京青山で、四代目として、日々「痛い場所」ではなく「体の使い方」から根本改善する臨床を続けています。

最近の臨床シリーズを作ってみました。今回は、ちょうど一年通っていただいた方の記録です。

時代がどれだけ変わっても、人間の骨格と、体の使い方の原理は変わりません。
この記事に書いたことは、10年後も30年後も、お役に立てるはず。


目次

この記事はこんな方のためのケーススタディです

  • 朝起きると足の裏(かかと)が痛い。でも自分で押しても痛くない
  • 病院に行くほどではないが、走る・歩くと足や腰に違和感が出る
  • デスクワーク中心で、座りっぱなし・運動ゼロの生活が何年も続いている
  • 昔は山やスポーツが好きだったのに、いつの間にか「仕事しかしていない」
  • 「年齢のせい」で片付けず、根本から整えて、また動ける体に戻りたい

治療方針:初めての方へ


結論:このケースで変化を生んだ順番はシンプルでした

寝る(睡眠)→ 足(センサーと土台)→ 骨盤(座り方)→ 走る → 支える筋力 → 頭と統合の順で、
「痛い場所」ではなく「体がそう使わざるを得なかった理由」から整えたことで、
朝の足裏痛が消え、走れる体になり、閉じていた趣味(山・お茶)の蓋まで開いていきました。

そして一年後、Aさんはこう言いました。

「(紹介してくれた)Bさんと喋っていなかったら、私、まだ両方のかかとが痛かったのかな、と思うと……」

私からは、こうお伝えしました。

「ずいぶん変わりましたね、一年間で。走れるとは思わなかった。革命のようですよ。」


来院の背景:2025年6月に初回来院(Aさん・50代女性)

主な困りごと

  • 5月末からの、朝の左足裏の痛み(体重をかけると痛い/自分で押しても痛くない)
  • 東京への通勤14〜15年+ここ数年の激務で、休日は寝るだけの生活
  • 昔は山登り(槍ヶ岳など)・テニス・水泳・お茶と活動的だったが、運動はすっかり停止
  • 大手建設会社の給与計算という基幹職で、座りっぱなしの毎日
  • 同じ会社の友人・Bさんの紹介で来院(Bさんも当院で改善された方)

初回時点の見立て(ここが「根本」の入口)

NABOSOボールを使った足裏

痛い場所は足裏。でも本丸は”使い方の歴史”だった

この時点で大切にしたのは、「痛い場所(足裏)」より先に
『体がそう使わざるを得なかった理由』を拾うことでした。

  • 東京通勤+激務+座りっぱなし+運動ゼロ → 全身の連動が落ちる
  • 左を下にして寝る20年来の癖 → 体の左右差が固定化
  • 足のセンサー(感覚)が、靴に守られて退化 → 踏ん張れない・バランスが崩れる

つまり、足裏の痛みは結果。
本丸は、長い時間をかけてできあがった「使い方の歴史」でした。

「使い方の歴史」とは——姿勢・座り方・歩き方・寝る向き・仕事や通勤のスタイルなど、その人が何年もかけて積み重ねてきた体の使い方の総和のこと。いま出ている痛みや不調は、この歴史の“結果”として現れます。だから、痛い場所だけを対処しても変わらなかったのです。歴史そのものを書き換えることが、根本改善です。


治療の設計図:このケースの優先順位

外反母趾のケースが「足→骨盤→背骨」だったように、
今回も順番を大切にしました。怪我をしない戻し方には、段階があります。

治療の順番。寝る→足→骨盤→走る→支える筋肉→頭と身体の統合の6段階を示した図

1)まず、寝る(睡眠)

初期に一番変化を生んだのは、実は手技より「まず寝てください」でした。
睡眠が足りないと、体は修復にも運動にも回せません。
Aさんも「姿勢より、まず寝る」を意識した時期から、明らかに調子が上向きました。

2)足=「土台」とセンサーを取り戻す

足裏のボール(NABOSO)で、指を握る・広げる。
靴に守られて眠っていた足の感覚センサーを起こしていきます。
「これはAさんだけでなく、ほとんどの人が同じ足の状態に陥っています。」

3)骨盤=座り方を作り直す

背骨を頑張って起こすより、骨盤から(股関節からお辞儀するように)座る
これが日常の姿勢を変えていきます。

4)走る=人間の基本の動きを取り戻す

蹴って走るのではなく、膝を前に運ぶ
10分 → 30分 → 1時間 → 13kmと、無理なく距離が伸びていきました。

5)支える筋力 →(6)頭と統合

可動域が戻ったら、それを支える筋肉(臀筋・背筋・体幹)をつける。
最後に頭と統合してバランスよく使う
私はこれを「山の下りみたいなもの」とお伝えしています。


経過:初診〜一年(代表的な回をピックアップ)

※通院は概ね2週間に一度のペースです。ここでは流れがわかる代表的な回を、日付つきで紹介します。

初回(2025/6/27):痛い場所より「使い方の歴史」を見る

朝の左足裏痛で来院。荷重時に痛むが、自分で押しても痛くない。

<臨床メモ>

Aさんの足裏痛は、足だけの問題ではありませんでした。
東京通勤14〜15年・激務・座りっぱなし・運動ゼロ・左下で寝る20年の癖——
これらが積み重なって、全身の連動と左右バランスが落ちていました。

当院の治療は、筋肉や骨格や関節を、本来動くべき動きに助けることです。 カイロプラクティックやオステオパシーなどの手技を使いながら、 「痛い場所への対処」ではなく、 「足→骨盤→背骨」の土台から、使い方ごと整える方針に決めました。


第3回(2025/7/12):「姿勢より、まず寝る」を実感

通い始めて、Aさん自身が睡眠と体調の直結を実感した回。
「よく寝た翌日は、こんなに体が軽いんだ」と。

<臨床メモ>

姿勢や運動の前に、土台は睡眠です。 体を修復する時間がないまま動かしても、空回りになりがち。 ここを整えたことが、後の大きな変化の下地になりました。


第7回(2025/8/9):走り方を覚える(蹴らず、重力を活かす)

このあたりから、いよいよ「動き出す」フェーズへ。

重力を生かす走り方のイメージ

地面を蹴るのではなく、重力を活かして走る

<臨床メモ>

ふくらはぎで地面を蹴るのではなく、重力を活かして、膝を前に運ぶイメージへ。 力みが抜けると、走りはぐっと楽になります。 まずは10分から。「走る」を再び体に思い出してもらいました。


第8回(2025/8/14):「めっちゃ楽」30分走れた

「思ったより楽でした」とAさん。30分、続けて走れるように。 来院当初は足裏が痛くて来た方が、です。

<臨床メモ>

ここで、マラソンや山が現実的な射程に入ってきました。 痛みを取ることがゴールではなく、 「また動ける体」へ向かっていることが、本人にも見えてきた回です。


第11回(2025/9/27):夫婦で1時間走れた

ご主人(フルマラソンを走る方)と、一緒に1時間走れたと報告が。 「人と走ると楽だと実感した」と、うれしそうにされてました。

2人で並んで走る後ろ姿

ご主人と一緒に、1時間

 

<臨床メモ>

この回から、治療は「可動域を広げる」段階から「支える筋力をつける」段階へ。臀筋・背筋・体幹など、体を支える筋肉のトレーニングを導入しました。 「山を下る時に腰が引き伸ばされて痛むのを、この筋力で支えられます」と。


第12回(2025/10/9):足のセンサー回復と、回復の「3段階」

怪我をしない体の戻し方の3段階。動かす→支える→統合の流れを示した図

動かす→支える→統合。山の下りのように

しゃがみ動作で、左の可動域が右より狭いことを確認。 足のボールと足首回しで、しゃがみも歩きも軽くなりました。

<臨床メモ>

ここで、このケースの背骨になる考え方をお伝えしました。

怪我しない戻し方は、①まず動けるようにする(可動域)→ ②支える筋肉をつける → ③頭と統合してバランスよく使う。山の下りみたいなものです。

足だけでなく、生活全部をトレーニングにデザインする—— 電車でつま先立ち、片足立ちでバランス。 「ここで何ができるかな」という意識が増えると、体は変わっていきます。


第14回(2025/11/21):原因の言語化「東京通勤で、体が固まった」

左の肩・左半身の偏りがテーマに。原因は明確でした。

<臨床メモ>

左を下にして寝る癖、左肘をつく癖——20年来の「使い方の歴史」が、
体の左側に刻まれていました。
そしてAさんと一緒に、こう言葉にしました。

「東京(都心)に通勤しだしてから、14〜15年で体が固まった。」

それまでは土日に出かけていたのに、通勤にエネルギーを取られ、 休日は寝るだけに。運動もしなくなった——。 症状の根っこは、生活の構造にあったのです。


第17回(2025/12/20):半年の節目。痛みはほぼ消失

通い始めて半年。「走った後に少し疲れる程度。痛みはもうほぼない」。

週3回の有酸素運動で毛細血管が半年で30倍に増える様子を左右で比較した図

週3回の有酸素運動で、毛細血管は半年で30倍

<臨床メモ>

この回でお伝えした2つの話が、Aさんに刺さったようです。

週3回の有酸素運動で、運動していなかった人は、毛細血管が半年で30倍に増えます。

人間がやらなければいけない、基本の動き。それが「走る」ことです。

来院理由だった足裏痛は、ほぼ解決。 関心は完全に「走れる体・山に戻る体」へ移っていきました。 大宮から行きやすい低山のパターンを、一緒に探し始めた回でもあります。


第18回(2026/1/9):週末に動けない理由は「自律神経と10年のブランク」

年明け、転倒(1/4)で左肩の痛みが出ましたが、経過は順調。
ここで、以前からの“謎”に答えが出ました。

平日と休日の自律神経の違いと、週末に動けない理由・対策を示した図

週末に動けないのは、自律神経と10年のブランク

<臨床メモ>

Aさんには、ずっと不思議なことがありました。
「平日(仕事後)に走ると楽なのに、週末に走ると動けない」。

これは自律神経の話で説明がつきます。
休日は副交感神経に傾きすぎて、走るための交感神経のスイッチが入りにくい。
しかも——

10年間、どこにも出かけない休日を過ごしてきたから、休日に動くと脳がびっくりする。

長いブランクが生んだ「誤差」だったのです。 走り出す前に少し体を動かしてスイッチを入れると、ぐっと楽になります。


2026/2/20:自然に13km走れた

「ヨガと歯医者の合間に5km走ろうと出たら、結局13km走っていました」。
来院当初は走れなかった方が、です。

13km走れたログ

ヨガと歯医者の合間に、気づけば13km

<臨床メモ>

距離の感覚を、生活の地理に翻訳してお伝えしました。 「渋谷から赤坂見附まで約3.8km」というふうに。 (私自身、飛脚の挑戦で距離を体で測ってきたので、つい地図で語ってしまいます。)

この頃から、Aさんの世界が広がり始めます。 実家のお母さんに会いに行ったり、ご家族の健康にも目が向くように。 体調が良くなって、視野が広がったのです。


2026/3/19:「スイスイ歩ける」。趣味の再開へ

「歩いても走ってもスイスイ。神楽坂の坂も、小走りで上れました」。

<臨床メモ>

来院理由だった足裏痛は、もう話題にすら上りません。 関心は、お茶(茶道)の再開や「何歳まで働くか」といった、 人生の選択肢へ移っていました。

体力がつくと、休日に余裕が出て、昔やりたかったことを思い出す。

初診の頃には「しまい込んでいた」ものが、戻ってきた回でした。


2026/6/5:左の硬さの正体——「偏った生活で、ストレッチが追いつかない」

膝はしっくりくるように。一方、左足首・左膝の硬さが最後のテーマに。
原因は、日常動作の中にありました。

<臨床メモ>

  • 電車で立つ時、いつも左膝を曲げて右足重心
  • ストレッチボードも階段も、必ず右から
  • カバンを、いつも同じ側に持つ

Aさん自身が、こう言いました。

「ストレッチをしても、日々その偏った生活をするから、やってもやっても左の硬さが抜けない。」

これこそ『使い方の歴史』の現在進行形です。
症状は、日々の使い方の総和
だから対策も、左を多めに伸ばす・カバンを逆に持つなど、
生活の中の左右差そのものに手を入れていきました。


最終回(2026/6/26):一年経過。脂肪肝が消え、人生の蓋が開く

一年の治療を終え、山や趣味への意欲を取り戻したイメージ

閉じていた山・お茶の”蓋”が、また開いた

ちょうど一年。初診時のカルテを、一緒に見返しました。

<臨床メモ>

  • 健康診断で、脂肪肝が消えていました。(動いてエネルギーを使うようになったから)
  • 足裏のかかと外側のガサガサがなくなった(血行が良くなったサイン)
  • 足裏痛は「毎朝ではない。自分で対処できる」状態に

そして、この一年で一番大きかったのは、ここです。

写真を整理していたら、29〜31歳の頃の、山登りの写真が出てきた。
「すごく行っていたな、旅行もしていたな」と、Aさんは思い出しました。

お茶・着付け・登山に、ずいぶん蓋を閉めていましたね。

そう言うと、Aさんは「本当に、もう仕事しかしていなかった」と。

来月、お茶の稽古に一度行ってみる。
海外のシェルパ型の山ツアー(荷物を運んでもらい、自分の体だけで歩く)にも憧れる——。
初診の頃に「山を諦めない体へ」と設定したものが、
ちゃんと開き直されて、この一年が着地しました。

ずいぶん変わりましたね、一年間で。走れるとは思わなかった。革命のようですよ。


このケースの「根本改善」を作った3つの鍵

1)痛い場所は結果。本丸は「使い方の歴史」

朝の足裏痛の原因は、足ではありませんでした。
東京通勤・激務・座りっぱなし・運動ゼロ・左下で寝る癖——
長年の使い方が、全身の連動と左右差を作っていた。
だから、足だけに対処しても変わらなかったのです。

2)「寝る → 足 → 骨盤 → 走る → 筋力 → 統合」の順番

回復には順番があります。
いきなり鍛えるのではなく、まず寝て、動けるようにして、支える力をつける。
「姿勢が変わると、人生が変わる」——まさにその通りの一年でした。

3)回復は一直線ではなく、螺旋

途中、転倒や腰の張り、足首の再硬化、歩き方の後退もありました。
でもそれは悪化ではなく、変化の途中のシグナル

良くなったから、次が見える。
筋肉はある。動くことを忘れているだけ。

何度か同じ場所に戻りながら、らせん状に良くなっていきました。


おまけ:「良くなったら次が見える」は正常(悪化ではない)

足裏が良くなると、次は左肩。左肩が整うと、次は足首の硬さ——。
このように気になる場所が移っていくのは、回復のサインです。

人間は、一番痛いところ以外が気にならないよう“プログラム”されています。
土台が整うと、次に整えるべき層が、はっきり見えてくるのです。


自宅での宿題(このケースで実際に指導した内容の一部)

足裏:ボールで「握る・広げる」(短時間でOK)

NABOSOボールを使った足裏

ブルーボール(NABOSO)で、足裏の握る・広げる

  • 足裏のボールを踏み、痛い点で指を握る・広げるを繰り返す
  • 立って体重をかける方が、しっかり届きます。小指側(足の外側)も忘れずに

足首・ふくらはぎ:ストレッチボード

ストレッチボードに乗って足首とふくらはぎを伸ばす様子

ストレッチボード。左を多めに

  • 乗って、斜めのところで止めて30秒ほど。左を多めに

走り方:重力を活かして、膝を前へ

重力を生かす走り方のイメージ

蹴らず、膝を前へ

  • ふくらはぎで蹴るのではなく、膝を前に運ぶイメージで力みを抜く

走った後・お風呂上がり:正座

  • 正座で足首・足指を伸ばす。かかとを内/外にして乗せると、よく伸びる

背中:タオル or フォームローラー

フォームローラーで背中の硬い部分を伸ばす様子

背中の硬い所を伸ばす

  • 仰向けで、背中の硬い所にバスタオルを巻いて当て、呼吸で伸ばす
  • フォームローラーで転がす。腹筋にもなり、背中の丸さが取れる

生活全部をトレーニングに

  • 電車でつま先立ち(支える力)、片足立ち(バランス)
  • カバンをいつもと逆の側に持つ/階段を逆足から——左右差をならす

同じような症状で困っている方へ:セルフチェック

次のどれかに当てはまる方は、この症例と原因構造が近い可能性があります。

  • □ 朝起きると足の裏(かかと)が痛い。でも自分で押しても痛くない
  • □ デスクワーク中心で、座りっぱなし・運動はほぼゼロ
  • □ 通勤や仕事で疲れ果て、休日は寝るだけになっている
  • □ 昔は運動やアウトドアが好きだったのに、今は「仕事しかしていない」
  • □ 体の左右で、硬さや使いやすさに差を感じる
  • □ 「年齢のせい」で片付けてしまっている

このうち複数が当てはまるなら、痛い場所だけでなく
「足→骨盤→背骨」、そして“いまの体の使い方”から見直す価値があります。

参考リンク:


まとめ:体が変わると、閉じていた人生の蓋が開く

このケースの本質は、
「足裏が治った」だけではなく、人生の選択肢が戻ってきたことでした。

朝の足裏痛で来院した方が、一年後には夫婦で走り、
脂肪肝が消え、山やお茶の“蓋”を開け直そうとしている。

家訓に「医者より養生、薬より手当」という言葉があります。
痛みを消すことより、自分の体を、自分で動かして整えていけるようになること。
それが、いちばんの近道だと、この一年があらためて教えてくれました。

働き方や道具がどれだけ変わっても、人間の骨格は変わりません。
座りすぎれば固まり、使わなければ忘れ、正しく使えば何歳からでも戻る——
この原理は、100年前も、100年後も同じです。

あなたの体にも、「使い方の歴史」があります。
そして歴史は、今日から書き換えられます。

姿勢が変わると、人生が変わる。


ご来院をご検討の方へ

姿勢治療家® 仲野孝明。痛い場所ではなく体の使い方から根本改善する

痛い場所ではなく、”使い方”から。姿勢治療家® 仲野孝明

本記事はあくまで症例の紹介で、状態は人により異なります。
痛みが強い・しびれがある・急に悪化する場合は、医療機関の受診もあわせてご相談ください。

初めての方へ:初回にすることは、シンプルです

問診・可動域検査の様子

初回は、あなたの”使い方の歴史”をたどることから

Aさんも、最初は友人の紹介で、半信半疑で来られました。
でも、紹介がなくても大丈夫です。初回にすることは、どなたも同じ。

  1. 問診=「使い方の歴史」を一緒にたどります——仕事内容、睡眠時間、普段の姿勢のポジション、運動歴、育った環境、家族構成まで。必要に応じて、事前に書いてきていただいた「体の年表」と照らし合わせながら、これまでの体の使い方の理解を深めていきます
  2. 検査=客観的に体を確認します——可動域検査・視覚的検査から、いまの体の状態と使い方の癖を分類します
  3. お伝えします=今日からできることを——検査結果をもとに、今日からやるべきことを整理し、次回までにやってほしいこと・できそうなことを、あなたの生活に合わせて一緒に調整します

Aさんの一年も、この初回から始まりました。
体は、何歳からでも変わります。「もう年だから」と諦める前に、一度、使い方から見直してみませんか。

定期的に体を点検する「からだの車検®」という考え方も、当院ではお伝えしています。
車に車検があるように、体にも定期点検を。痛くなってからではなく、痛くなる前に。

初めて姿勢治療家を知った方は、ぜひポッドキャストYouTubeで、まずは様子を見てください。

本気で治したい方は、こちらから。


よくある質問(FAQ)

Q:朝の足裏の痛みは、足のケアだけで治りますか?

A: このケースでは、足だけのケアでは不十分でした。
原因が、通勤・座りっぱなし・運動ゼロ・寝る姿勢の癖という生活全体にあったからです。
足のケアと並行して、睡眠・座り方・運動・左右差まで整えたことで、変わっていきました。
痛い場所は結果。“いまの体の使い方”を一緒に見直すのが近道です。

Q:運動経験がなくても、走れるようになりますか?

A: はい。このケースの方も、来院当初は走れませんでした。
いきなり走るのではなく、寝る → 足 → 骨盤と土台を整えてから、
蹴らずに膝を前に運ぶ走り方を、10分から少しずつ。
結果として、一年で自然に13km走れるまでになりました。
「筋肉はある。動くことを忘れているだけ」です。

Q:良くなったと思ったのに、別の場所が気になり始めました。悪化ですか?

A: 多くの場合、悪化ではありません。
土台が整うと、次に整えるべき層が“見えてくる”ためです。
「良くなったから、次が見える」——回復は一直線ではなく、らせん状に進みます。
途中で同じ場所に戻ることもありますが、それも自然な過程です。

Q:どのくらいの期間・頻度で通えば変わりますか?

A: このケースでは、概ね2週間に一度のペースで、一年でした。
ただし変化は最初の数回から始まっています。睡眠を整えた初期に体の軽さを実感し、
2ヶ月目には30分走れるようになっていました。
体の状態と目標(痛みを取るまでか、山に登れる体までか)によって期間は変わるので、
初回に見立てと設計図をお伝えした上で、一緒に決めていきます。

Q:週末に走ると、なぜか体が動きません。なぜですか?

A: 自律神経と、運動から離れていた期間(ブランク)が関係します。
休日は副交感神経に傾きすぎて、走るスイッチが入りにくいことがあります。
走り出す前に軽く体を動かしてスイッチを入れると、ぐっと楽になります。


要点まとめ(3行)

  • 朝の足裏痛は足だけの問題ではなく、通勤・激務・座りっぱなし・運動ゼロ・寝る姿勢の癖という「使い方の歴史」の結果だった。
  • 寝る → 足 → 骨盤 → 走る → 支える筋力 → 頭と統合の順で整えたことで、一年で朝の足裏痛が消え、自然に13km走れる体になった。
  • 回復が進むと気になる場所が移る(足裏→肩→足首)のは正常で、悪化ではなく回復の階層が上がったサイン。最終的に、山・お茶など人生の選択肢が戻ってきた

要点まとめ(箇条書き)

  • 対象:朝の足裏痛/デスクワーク・座りっぱなし/運動ゼロ/昔は活動的だった50代女性
  • 重要所見:足のセンサー退化/左右差(左下で寝る癖)/全身の連動低下/通勤・激務という生活構造
  • 介入:睡眠の確保、足裏ボール、骨盤主導の座り方、蹴らない走り、臀筋・背筋・体幹の筋力、生活の左右差是正
  • 変化:30分→1時間→13kmと走れる、脂肪肝が消える、足裏痛がほぼ消失、山・お茶の再開へ
  • 自宅課題:足裏の握る・広げる、ストレッチボード(左多め)、正座、背中のタオル/フォームローラー、生活全部をトレーニングに

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