暮らしを整えることが、体を整えることになる
─ 早く出会えたらシリーズ Vol.4 ─
こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。
今回は「運動をわざわざする時間がない」「運動は続かない」と悩んでいる50代の主婦の方にこそ届けたい内容です。

目次
▶ 日常に“運動”を取り入れるという発想
「健康のために運動しなきゃ」と思っても、続かない方は少なくありません。 でも実は、特別なウェアも器具も必要なく、日常生活そのものがトレーニングになる方法があるのです。
たとえば、今回のケースで印象的だったのは、握力が落ちていると感じた方が、柔らかいボールを握るトレーニングを自然に日課として取り入れていたこと。
でも、ただ握るよりも、雑巾を絞って掃除をしたほうが、もっと実用的で効果的。
- 壁や床を拭くときに自然と腕や肩を動かせる
- 絞ることで指先の力も使える
- 部屋も綺麗になって一石二鳥
このように、生活動作がそのまま筋力トレーニングや柔軟性向上に繋がるのです。
▶ 「掃除」を“トレーニング”にする視点
会話の中で印象的だったのが、
「どうせやるなら綺麗になった方がいい」
という言葉。
廊下を拭く。キッチンの引き出しの横を拭く。天井の隅まで拭く。
これらは実は、
- 腕を伸ばす
- 肩を回す
- 背筋を伸ばす
といった、日常では使いにくい動きを自然に引き出してくれる動作です。
「家事をトレーニングと捉える」ことで、生活そのものが“健康習慣”になります。

▶ 体を意識して使えば、変わっていける
拭き掃除だけでなく、例えば足の指を使う・かかとを上げる・壁を押しながら姿勢を整えるなども、立派な運動です。
日々の中で、少しだけ意識を加えることで、
- 動かしていなかった筋肉が目覚める
- 動きにくかった関節がなめらかになる
- 痛みや違和感が自然に軽減する
という変化が起こってきます。
▶ 今すぐできる「動ける体」への第一歩
運動を「別に時間を取らなければならないもの」と考えるのではなく、 暮らしの中に溶け込ませることが、実はもっとも継続しやすく、成果も出やすい方法です。

- 拭き掃除をする
- 雑巾を絞る
- 椅子に座る・立つ動作に意識を持つ
- キッチンで手を伸ばすときに肩甲骨を意識する
こうした小さな習慣が積み重なることで、体は確実に変わっていきます。
身体を整えることは、わざわざ運動することではなく、「日常の中でどう体を使うか」。
今からでも、いくつからでも、始められます。
一度限りの人生を、しっかり養生できるように。
【医者より養生、薬より手当】──創業大正15年から受け継がれる、仲野整體が大切にしている信念です。
あなた自身の身体を、これからもずっと、しっかり使えるように。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明
コメントを残す