初めてのカッパ選び|息子に贈った1枚と雨の日の快適装備

こんにちは。
今回は「初めてのカッパ選び」について、18歳の息子に実際に選んだ1枚と、その時に一緒に揃えた雨の日対策グッズをご紹介します。
これから山に登ったり、トレランのイベントに出かける機会が増えそうだなと感じた方には、きっと参考になるはずです。
目次
なぜ今、息子にカッパを?
受験が終わり、ようやく息子と一緒に動ける時間が持てるようになってきました。
今後は、北アルプスや中央アルプスなど、数日かけて自然の中で過ごせる場所にも一緒に行けたら──。
そんな想いから、「動きやすくてしっかり雨を防げる1枚」が必要になりました。
これまで息子は、私のおさがりでなんとかなっていたのですが、すでに身長は183cm。
さすがにサイズが合わなくなってきたため、今回の購入に至りました。
カッパ選びで重視した4つのポイント
初めて選ぶレインジャケットとして重視したのは、以下の4点です:
- 軽さ:行動中に邪魔にならない
- 防水性:しっかり雨から守ってくれる
- 透湿性:蒸れにくく快適
- 携帯性:バックパックの中でかさばらない
実際に選んだのは「モンベル バーサライトジャケット」
購入したのは、**モンベルのバーサライトジャケット(メンズXL)**です。
選んだ決め手は、実際に手に取ったときの驚くほどの軽さと、息子自身が気に入った色味でした。
このモデルは、モンベル独自の素材「スーパードライテック」を使用しており、透湿性は驚異の20,000〜60,000g/㎡/24hrs。
軽量でコンパクト、しかも高性能という点で、まさに“最初の1枚”としてはベストな選択肢だと感じました。
私がモンベルを選ぶ理由
海外ブランドの製品も選択肢にありましたが、やはり実店舗で試着できる安心感、そしてコストパフォーマンスの高さからモンベルを選びました。
ちなみに私自身は、トルデジアンの大会などではアークテリクスのアルファライトウエイトジャケットを使っています。
ただし、価格や用途を考えると、初めての1枚として息子に渡すにはモンベルがちょうど良いと思いました。
試着時にチェックしたい「動きやすさ」
レインウェアは、防水性だけでなく動きやすさも重要です。
私は試着時に「背伸び」「腕を後ろに引く」などをして、脇や肩周りの突っ張り具合を確認します。
この辺りの裁断はメーカーによって少しずつ差があるので、試着はぜひしておくと安心です。
実際に背伸びをすると、アークテリクスの引っかからない感覚には驚かされます。この引っ掛かりがないことが、ランニングで腕を振る動作制限に直結しているのですが、どうもこの使いやすさを伝えている方は少ないように感じます。
予算を気にしなければアークテリクスの快適さや製品に出来上がりクオリティは、感動的です。
PFASフリー時代のシェルウェアと、正しい取り扱いの大切さ
モンベルでは現在、これまで使用していたゴアテックス製品を徐々に減らし、環境配慮型の自社素材「PFASフリー」の製品に切り替えを進めています。今回選んだ「バーサライトジャケット」もその一例です。
PFAS(有機フッ素化合物)は、撥水性に優れる一方で、環境中に長く残ることが問題視され、世界的に使用が制限されつつあります。ゴアテックス社も、“フッ素なし”でも素材開発されていますし、各社の大きな課題として研究されているようです。
PFASを使わない素材の特徴としては、
- 汗や皮脂の汚れが残りやすい
- 皮脂などの汚れで撥水力が落ちやすい
という点があります。だからこそ、“定期的な洗濯”がとても重要になってきます。
私は過去に「レインウェアは洗わない方が良い」と思い込んでいた時期がありましたが、実際は逆です。汚れたまま使い続けると、素材の透湿性や撥水性がどんどん落ちてしまいます。
レインウェアの基本的な洗い方とお手入れ
- 中性洗剤(アウトドア専用洗剤がベスト)で優しく洗濯(ファスナーを閉めてネットに入れる)
- すすぎは多め、脱水は短め、自然乾燥が基本(直射日光は避ける)
- 撥水力が落ちたら、低温アイロンまたはドラム式乾燥機で復活させる
毎回軽く洗い、定期的に撥水メンテナンスをすることで、PFASフリー素材でも長く快適に使えるようになります。
息子にも、ただ着てもらうだけでなく、こういった「物を長く使う知識」も一緒に伝えていけたらと思っています。
【付録】一緒に揃えた雨の日の“快適装備”
今回、雨の中で山手線を1周するかもしれない「飛脚」イベントの準備として、もうひとつ大事なアイテムを購入しました。
それが、モンベルの「ジオライン アンダーウェア(ライトウェイト・トランクスタイプ)」です。
■ なぜ雨の日に「下着」が重要なのか?
雨や汗で体が濡れてくると、不快感がどんどん増してきます。特に下着が濡れたままだと、冷え・擦れ・ムレの原因になりやすく、長時間の運動や移動ではかなりのストレスになります。
この「ジオライン」は、濡れていても肌触りが快適で、しかも速乾性が抜群。触ると確かに濡れているのに、着ている本人はあまり濡れた感覚がないという、まさにアウトドア仕様の素材です。
ファイントラックドライレイヤーベーシックボクサーでも、ミレー_ドライナミックメッシュボクサーで
洗っても夜干せば朝には乾く速乾性も、旅や登山では非常に助かります。
おわりに
登山やトレランなど、自然の中で過ごす時間が少しずつ増えてくる中で、最初のカッパ選びや下着選びは、快適さに直結します。
初めての1枚には、初心者ほど、信頼できるブランドと、実際に試せる環境を選ぶことをおすすめします。
今回の選択が、これから息子との山時間をさらに心地よく、楽しいものにしてくれることを願って。
【今回購入したアイテムまとめ】
モンベル ジオライン アンダーウェア(ライトウェイト・トランクスタイプ)
濡れても快適な肌触り・速乾性が魅力の下着
モンベル バーサライトジャケット(メンズXL)
軽量・高透湿・コンパクトなレインジャケット
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