悪い姿勢で、背骨が歪むことにより筋肉や神経、内臓や脳にまで負担が
間違った姿勢は背骨を歪めるといいますが、
それだけではすまないことをご存じでしょうか。
私はこれまでのべ一五万人以上もの人を治療してきましたが、
姿勢が正しくないと背骨だけではなく「内臓」や「脳」まで歪んでしまい、
その結果、健康そのものが失われてしまうのを何度も目にしてきました。
背骨が歪むことで筋肉や神経、内臓や脳にまで負担がかかってしまい、
腰痛や肩こりはもちろん、手足のしびれや神経症や関節痛、
生理痛などまで私たちの想像以上に大きな影響を及ぼしています。

近年、姿勢の重要性はますます注目されていますが、ただ、問題がひとつあります。
理想的な姿勢はわかっていても、多くの方は自分で実践できていないことです。
だからこそ、私も自分自身が十数年かけて気づいた「正しい姿勢」とその健康法をこの度、
書籍として伝え、体調不良や痛み、病気の症状に悩む人を一人でも減らそうと決意しました。
初めは、難しく感じるかもしれませんが、正しい姿勢をとるためにやるべきことはたった一つ、それは、『背伸び』です。
私たちの体は背伸びをしたときに、「正しい姿勢」になるようにできています。
姿勢がなぜこれほど健康に影響するのかというと、正しい姿勢とは、
「もっとも体を効率よく支え、動かす状態」であり、同時に「もっとも体への負担が少ない状態」でもあるからです。
過度な負担がかかるから不調になるのであり、その負担を取り除いてあげれば、ちゃんと健康になるようにできています。
それを実現する最重要ポイントが「背伸び」なのです。
しかも場面や体調にあわせて、これらの背伸びを使い分けることで、
日常のあらゆる場面で正しい姿勢を取ることができるので、習慣化できずに続かない、
という悩みもありません。長く健康でいられる体になるために。
姿勢が変わらなければ、体はどんどん衰えていきます。
姿勢が変われば、どんどん健康になっていきます。
たかが姿勢、されど姿勢――。
たった三〇秒でできるもっとも簡単な健康法
【長く健康でいたければ、「背伸びを」しなさい】(サンマーク出版)ご一読いただければ幸いです。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明
この記事は姿勢治療家(R) 仲野孝明が連載している
【NPO法人心とからだ研究会機関紙】へ掲載したものを再編集したものです

仲野孝明(なかの たかあき)は、姿勢治療家®。1926年(大正15年)創業、100年の歴史を持つ仲野整體東京青山の四代目院長を務める。「姿勢が変わると、人生が変わる」を信条に、正しい姿勢と身体の使い方を伝える施術・指導を行う。
著書は7冊。代表作『調子いい! がずっとつづく カラダの使い方』(サンクチュアリ出版)ほか、姿勢と健康に関する著作を通じて、多くの読者に身体の使い方を伝えてきた。企業の健康支援にも力を注ぎ、法人向けに姿勢と身体の使い方を伝える「日本のオフィス健康プロジェクト(NOK)」を立ち上げた。
自身も38歳からランニングを始めた実践者であり、サハラ砂漠マラソン、アタカマ砂漠マラソン、UTMB(160km)、トルデジアン(330km)、IRONMANトライアスロンなどの過酷なレースを完走。2026年には治療院創業100周年を記念し、四日市から東京青山まで380kmを7日間で走る「7Days飛脚380」を完走した。臨床の知見と自らの身体実験を融合させ、ブログ・YouTube「姿勢の医学」・PODCAST「姿勢が変わると、人生が変わるラジオ」などで姿勢と身体の使い方を発信し続けている。





















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