健康な未来を想像して_日曜飛脚@山手線一周ランニング2024
「走れる大人が増えると、健康な未来が近づく!」
恒例となった山手線一周ランニング。
第4回目(2024年11月24日)も、無事に終了しました。
このイベントを走りながら、いつも妄想することがあります。
それは、山手線の上を一周できるランニングコースを作ること。橋のような構造で、運動のための新しい空間を提供できたら、どれだけ多くの人が健康を手に入れられるだろうと考えています。
目次
東京都心に必要な「走れる場所」
今の東京都心は、人が走りやすい環境がどんどん失われています。
1950年代、高度経済成長期に四輪自動車の普及が進み、東京では交通渋滞が大きな課題になりました。その対策として、1962年には京橋から芝浦を結ぶ首都高速道路の初区間が開通。
川やお堀の上を活用して道路整備を進めた結果、現在のような都市構造が生まれました。
そして2024年、私たちの社会は世界でも稀に見る超高齢化社会を迎えています。
2022年の健康寿命は、男性72.7歳、女性75.4歳。一方、平均寿命と比べると、男性は約9年、女性は約12年もの間、日常生活に制限がある状態で過ごしているのです。
※2022年厚生労働省_国民生活調査より
この制限期間を縮めるパフォーマンスを高める鍵は、「運動」にあります。
走るという動作は、体に通常の約3倍の負荷をかけるため、姿勢の要になる背骨だけでなく、筋力や心肺機能を効果的に鍛えることができます。
「走れる大人」が増えれば、歩くことや日常生活で困ることがなくなり、結果的に健康寿命を延ばすことができます。
山手線を健康の象徴に!
今、山手線や鉄道の上には、空いている空間がたくさんあります。
そこを活用して、誰もが安全に走れるランニングコースを作ることができたらどうでしょうか?
課題は多いかもしれませんが、過去に首都高速が川やお堀の上を活用してインフラを整えたように、日本も再び新しい都市づくりに挑戦すべき時期です。
「歩く」「走る」という基本的な動作を日常に取り戻すこと。
それこそが、日本の健康寿命を延ばし、超高齢化社会をポジティブに乗り越えるカギになるはずです。
未来を想像しながら走る楽しさ
山手線の上をランニングコースにする。
そんな大胆な未来を思い描きながら、今回も楽しく走り切りました。笑
健康で豊かな生活の実現に向けて、次の一歩を考えるきっかけとなれば幸いです!
第1回2023年4月23日
第2回2023年10月22日
第3回2024年4月14日
※次回は、2025年4月を予定してます。
今回の参加者は…
今年1月に走り始めて、「ケニアのサバンナマラソン230kmを9月完走したNさん40代」
7ヶ月の練習でサハラ砂漠250km完走し、つぎなる「UTMBを目指すAさん50代」
家の周りを歩いていたのを、姿勢治療をきっかけに、「20km以上走れるようになったIさん50代」
体重を20kg落として、10ヶ月で走れる身体に切り替え、「ゴビ砂漠マラソン250kmを完走したTさん50代」
全く走っていなくて、山手線一周に挑戦するHさん40代
生まれてずっと運動している夏目さん38歳
東海道53次525kmを全て一緒に付き添ってくれたNさん50代
38歳まで運動していなかった私、仲野50歳
夏目さん以外は、学生のあと、走っていなかった人ばかりのメンバーになってます。
当日は冬らしい気温の最高気温15度、最低気温5度で、過去開催の日曜飛脚としては、少し寒さがありましたが、今回も無事に一周終了しました。
今、走っていない人にとっては、想像できな距離かもしれません。
でも、安心してください!
誰もが走る能力は持っています。
次は、あなたが自分の能力を取り戻す出番ですよ!
今回は、スタート地点の集合場所を渋谷ツタヤ前に移動しました。
7:05集合なので、いつもと違う渋谷の雰囲気でした。
第4回を降り返ってみました。
朝7時05分、渋谷駅集合。
TSUTAYAさん前で、メンバーが勢揃いしました。
Hさんが、走っていないけど参加してみたいとのことで夏目さんと一緒に参加してくれました。
夏目さん以外は、全員運動をしていない時期があったメンバーです。
誰もが初心者でスタートしているので、走り始めた時の苦しさや難しさは感じられたことがある方ばかりです。
どんなイベントになるか、少し楽しみでした。
集合時の気温が5度程度だったので、昨年の10月開催の時よりも寒そうな服装になりました。
渋谷→恵比寿→目黒
7:15 出発
渋谷駅を通過する際に、初めて246をくぐってサクラステージへ。いつも陸橋で渡っていたのですが、今回は地下に変わっていたのが新鮮でした。
渋谷駅は、大幅な工事が続いており、毎回何かが変わります。笑
山手線外回りで、恵比寿へ。初参加のHさんも、知っている町を走るのが初めだということで、和気あいあいと走りました。
Hさんはキックボクシングをされているとのことで、軽いフットワークでした。
よく聞かれるのですが、山手線一周の速度は
速度は、7分30秒/km (時速8km/h)です。
トレッドミルだと、8が、この山手線のペースになります。かなりゆっくりのLSDとなってます。
初心者でも参加できて、長い距離走れる自信を持って欲しいので、坂道はなるべく歩きます。
走れる方には、ちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、ゆっくりのLSDは持久力向上にとってよい運動になります。
少しずつエンジンがかかってきてました。
目黒→五反田→大崎
目黒 7:55 出発
五反田までは、線路沿いで。
五反田から大崎は、運河沿いに線路を潜る道で、ゲートシティー大崎に向かうルートが安定してきました。
大崎→品川
大崎 8時25分出発
山手通り、居木橋を通過して、神戸製鋼所東京本社の横を通過、御殿山ハウスの横を通過して、線路を渡ります。
品川駅は、まだまだ工事中でした。仮の看板が真新しく新鮮です。
8:56 品川駅到着。ここでステージ1終了です。
セブンイレブン品川駅前店で休憩。
いつもの10月より1ヶ月遅いので、少し寒さを感じました。
太陽が当たるコンビニがあるといいのですが、この時間にベストな場所をまだ見つけられてません。
今後の課題ですね。
外回り側で、港南口に行けば太陽が当たりそうなのですが…。
高輪ゲートウェイの駅が、内回り側しか駅がないのでもうしばらくは、このままですね。
品川→高輪ゲートウェイ→田町→浜松町
9:05 セブンイレブン品川駅前出発。
品川から高輪ゲートウェイに走ると、毎回ビル群ができていることに驚かされるのが再開発エリア。
4街区 南棟がかなりできています。
2024年開業が当初の予定だったようです。
https://best-tokyo.com/office/article/redevelopment_shinagawa
まだまだ工事完成までは時間がかかりそうですが、高輪ゲートウェイの駅の入り口は、4月とは変わっていました。
少し回り込んでの駅入り口になってました。
高輪ゲートウエイの工事は、南北線が白金高輪から品川にかけて2030年に通ることが決まっています。
今後6年で、まだまだ変わりそうです。
そんな話題を話しながら、田町駅へ。
田町へは、おばけトンネルへ。もうこのトンネルも通れる時間が短くなるのかもしれません。
2027年3月末までが東京都の計画だそうです。
その後は、通常の地下通路ができる予定だとか。
田町からは、芝浦公園、愛育病院を通過して、ヤナセ本社横へ。
東芝本社の手前のローソンを左へ。
目の前にできていた新しいビル。気になって調べてみました。
野村不動産が2025年に開業する、フェアモントホテルのようです。
アコーグループという、ラッフルズやオリエントエクスプレスを所有するグループのようで、このホテルがいまいちな浜松町の北側で少し街が変わりそうでどんな変化があるのか楽しみです。
2棟たっており、ホテルとオフィス街住宅のようですが。。。
※https://www.nomura-re-hd.co.jp/cfiles/news/n2022052302033.pdf
高架をくぐり山手線内回りに回り込みます。
このルートに前回から変更しました。
金杉橋児童公園のトイレと自転車が楽に通過できるようになりました。
浜松町→新橋→有楽町→東京駅
9:55 浜松町出発
浜松町からは、文化放送の敷地を抜けて、山手線を内回りで。
突き当たりを、左へ。
イタリア街といわれる汐留ウインズ村横を通過して、新橋SL広場へ
初のサンタクロースの特別仕様でした。
有楽町で、特別なお菓子を購入して、東京駅へ。
大会の隠れサポーターブロンプトン君も入れて。
この飛脚使用のブロンプトンは、実はランニング速度に合わせてチューニングしていある特別使用なんです。
10:45東京駅着。ステージ2終了。
ここで気温がかなり上がってきたので、法被を脱ぐことに。
東京→神田→秋葉原→御徒町→上野
11:15出発
東京で、有楽町で購入したお菓子をいただきました。
セブンイレブン丸の内センタービル店で、15分ほど休憩。(食事をしたり、トイレに行かれる方も)
※トイレが使えるコンビニで、イートインが4席あります。
ちょうど、17kmほどの地点で、ステージ3スタート地点になります。
鎌倉橋まで、まっすぐ走り、竜閑橋を左に、神田駅に向かいます。
いつも気になるアース製薬本社前_モンダミン口から
秋葉原へ。
万世橋を通過して、万世橋交差点を右へ。
海外の方がこの辺りから増えてきます。
御徒町までは、山手線内回りへ。秋葉原で、一回Hさんがスキップすることに。
上野駅で合流予定になりました。
御徒町駅からは、混雑を避けるために、中央通り、上野公園内へ。
上野公園内の歩道が工事のことやお天気が良かったので、すごい人でした。
上野駅上野公園口に。
12:05到着 stage4終了。
上野→日暮里→西日暮里→田畑→駒込→巣鴨→大塚→池袋
Hさん合流。上野でほぼ21kmでした。
完全な快晴で、暑さを感じるほどでした。
鶯谷からは、階段を降りて、日暮里へ。いろんな道がありますが、外回りがやっぱり楽ですね。
日暮里から、西日暮里は、わずか500m。
一番山手線で短い区間なので、少し気分が盛り上がります。笑
※日暮里駅横に公衆トイレあります。
田端駅には、坂が少しあるルート。西日暮里、田端は内回りも行けるのですが、やっぱり外回りが走りやすいです。
田端から駒込まで。少し上り、山手線を唯一渡る踏切を通過して、駒込へ。
駒込の駅を越したら、豊島駒込駅西店セブンイレブンで小休憩。このコンビニは休憩しやすくて、明るいおすすめの場所です。
13:20頃
巣鴨→大塚→池袋まで。少し単調に感じやすく中弛みしやすい箇所になります。
ダラダラになりやすいので、一気に池袋をめざしました。
豊島区池袋スポーツセンターの横をぬけて、池袋大橋から池袋西口へ。
※駅手前に公衆トイレあり。
池袋→目白→高田馬場→新大久保→新宿
14時10分
Hさんがかなり苦しくなってそうでしたが、もう少し頑張るとのこと。
このあたりも、毎回のペースと変わりませんでした。
ペースも安定したまま、目白へ。
少し日が傾くと寒くなるのが、この季節。
若干寒さを感じました。
寒さを感じたら、ポイントは風をさえぎること。(ウインドシェル・ウインドブレーカーをすぐに取り出して着用しましょう!)
モンベルのEXライトウインドジャケット45gは軽くて便利です。
15:00
高田馬場は、手塚治虫先生の絵画も今回は邪魔されずに撮影できました。
いつもボランティアの方々が多く、なかなか撮影できないスポットです。
次なる新大久保駅は、混雑が新宿以上に過密に感じる駅前です。
写真一枚撮るのも、タイミングが大事な駅です。笑
ここで、さすがに初チャレンジのHさんの辛さが少し厳しそうなので、電車ワープをアドバイスしました。
次なる新宿駅での集合になりました。
※反省点として、新宿駅が足が痛い時などには駅が大きく階段が少ない駅の方が良いことに気がついていませんでした。今後は、大型の駅はスキップするようにします。
新宿は、いろいろな抜け方を考えてきましたが、アルタ前に日曜日の昼間は歩行者天国があるため、山手線内回りで直進して新宿駅東口が結局一番早く通過できそうです。
15:20 新宿駅到着
もうここまでくると、完走はまじかです。
Hさんも合流して、代々木へスタート。
人混みが多い、新宿東口から、南口新宿高島屋方面へ
代々木駅からは、りんかい線や埼京線の線路を踏切でわたります。
すぐに左の商店街に入り、山手線沿いにくだります。
明治通りに向かうところにある、裏参道公衆トイレ(デザイナーズトイレというらしい)を通過。
明治通りから、北参道の駅で右に曲がり坂を登る。
突き当たり左で、山手線沿いに渋谷方面へ。右側を伝いながら原宿駅へ
原宿駅からは、南国主家を右折して、原宿リハビリテーション病院の横をとおり、再び明治通りへ。
この時間帯は人が多いので、少しでも空いている道路で通過したいのですが、さすがに渋谷近隣は厳しい状況でした。
宮下公園横を通過して、無事に渋谷駅宮下公園口へ。
16時17分到着。
<おおよその距離と時間>
渋谷→品川 8.2km 2h
品川→東京 8.6km 2h
東京→上野 4.5km 1h
上野→池袋 9.6km 2h
池袋→渋谷 9.6km 2h
<今回の装備>
手拭い(はちまき用)
インナーファクトボトル
電解質(KODA)BCAA EAA
スタート時から東京駅まで、法被を着用していました。
上半身
・ファイントラックノースリーブ
・パタゴニア キャプリーンサーマル(バラクラバ付き)
・オリジナルTしゃつ
・法被
・手袋デカトロン FORCLAZ 適温8度(最低3度)
・モンベルEXライトウインドシェル
下半身
・パタゴニア エンドレスラン
・ドライマックス マックストレイル
・アルトラ リベラ
帰路往復用として
・ノース ベントリックストレイルジャケット(防寒用)
・アークテリクスビーニー
・バフ
寒さを感じた時の対策としてオススメは。
・ダウンもしくは化繊の羽織るもの
・ウインドシェル
・ドライレイヤー
・手袋
・バフ
・メリノ帽子
とっても軽いものばかりですが、あると全く寒さの感じ方が違います。
衣類に関しては、汗びえを感じやすい季節なので、ファイントラックベースレイヤーはおすすめです!
<まとめ>
今回は、全く走っていない参加者のおかげでペースの確認や、電車でのワープタイミングなども勉強になりました。
全く走っていなかった方でも、気がついたら走れるようになってしまうのが、姿勢治療家_飛脚ランです。
姿勢を意識して、人間本来の使い方をマスターして、長く健康で動き続けられる身体を取り戻していきましょう!!
次回は2025年4月13日(第2週)を予定しています!
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家 仲野孝明
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