カラダの車検_首 上向くだけで老化がわかるテストです。
知らずに使って、知らずに壊してしまうことがないように、毎日の日常生活からできることをサポートしている姿勢治療家の仲野孝明です。
生まれてから死ぬまで、ずっと使い続ける自分の体。
正しい姿勢の形状(見た目)はもちろんですが、きちんと動くかどうか(機能)が、何より大事です。
ところが不思議なことに、人間にそのような動作チェックはありません。
車には、10年目以降であれば、2年に1回の車検が義務付けられています。
つまり、動かすための安全基準。
整備不良や故障車の続発、たくさんの事故を防ぐためですね。
私たちの体も全く一緒だと思いませんか?
むしろ不具合があるからと言って部品交換や買い替えはできないのですから、定期的なメンテナンスの必要性は高いはず。
そこで、姿勢治療家の『体の車検』というテストを行っています。
2022年現在は、”根本から解決したい方の初診診療”で行なっております。
まず、上を向いてみてください。
横から撮影してもらえると、よりわかりやすくなりますね。
あごとおでこが水平になっていれば、バッチリです!
解剖学的には、地面と平行の、90度位まで上がります。
首には、7つの骨があります。
こちらのピンクの部分です。
これらの骨が前後に動く可動範囲です。
骨の間が関節になっているので、前後に一つずつが動きます。
この動きを伸展(しんてん)動作といいます。
C 0-C1 25度
C 1-C2 20度
C 2-C3 10度
C 3-C4 15度
C 4-C5 20度
C 5-C6 20度
C 6-C7 17度
C7-T 1 9度
合計 136度
(カイロプラクティックテクニック総覧Bergman他より)
合計すると、136度。
計算上は楽に90度以上曲がるはずなのです。
先ほどのテスト確認してみてください。
実は、現代人が一番動かせなくなっている部位が“首”なのです。
下を向いてのパソコン作業が多いと、肩が前に入りやすくなります。
肩が前に丸まった状態では、上を向くことが困難になるのです。
簡単な改善方法は
姿勢治療家のダヴィンチポーズを行なって、胸を張った状態で上を向いてみましょう。
ほら、楽になりますよね。
<体が動かなくなっていること=老化>、です。
四十肩や五十肩だって同じこと。
たいていは、痛くなってから病院で診察を受けるわけですが、本当は痛みを感じる前の段階から、手や肩の動きには明らかな異変があったはずなのです。
「痛い! 張っている! 動かない!」となる前に早めに気づけたら、大至急、生活習慣を変えることで間に合うかもしれません。
しっかり今の状況を知り、長く使うために、どんな対策したら良いのか知りたい場合は
いつでもご連絡ください。
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姿勢治療家ヘッドオフィス
姿勢が変わると人生が変わるポッドキャスト
第10回 体の車検_上をむく でもお伝えしております。
【ポイント】
私たちの体にも、車検が必要です。
早く気づければ、そもそも動くべき関節の錆びに油をさして使えるように治せるのだから。
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