2017-11-13

地図を制するものが、山を制す!!【OMM2017編】


始めて、氷点下4度の中
キャンプをしてきた姿勢治療家の仲野孝明です。

OMM2017に参加し完走できました。
OMMは、オリジナルマウンテンマラソン。
イギリスにて50年続く
最古の山岳マラソンレース。
2名一組で、すべての装備を自分で背負う大会です。

私が出場したのは
Score Short(制限時間 Day1_5時間/Day2_4時間)

この大会、
1泊のため宿泊のための
テント・寝袋・食料
を自ら運ばなければなりません。

少しでも軽く、走れるようにパッキング。

それだけではありません。
最大の課題は、夜が極めて寒い環境
あえて過酷な環境で行う。

そんな大会です。

大会集合場所滝沢牧場から当日のスタート地点まで、
1時間ほど歩きます。
※スタート地点まで、歩きで60分。

こんな林道を登り
山の中からスタート地点です。

※この道もコース内に組み込まれておりなんどか通過することに
なりました。

到着すると、同じクラスで
エントリーされるか方がパラパラと
待っています。

属性は、アウトドアが好きな人
山歩きが好きな人
始めての大会の方
会話に耳を澄ませるといろんな事が聞こえてきます。

寒さと荷物が多かったです。
そんな中、空を見上げると
いつでも雪を降らせることができそうな
雪雲が。。

私もギリギリまで
雨具で着込み、
直前で、タイツとキャプリーン4
になりました。
でも、このクラスは、タイツの方よりもそのまま
歩く格好が多そうでした。

スタートは一斉でなく
4組ずつ、1分毎にウエーブスタートします。

我々は
10:30-10:45
スタート組と区分けされていました。

こんな感じです。
荷物もストレートと皆さん比べると多め、そして厚着の方が多いです。

その場で地図を渡され1分。
まず、自分がいる場所を探し出します。

しかし。。。
それすら出来ずに、
1分がたち
スタートの時間になってしまいました。(^^:

スタートには
こちらの手首に巻いてある
ピンを
スタートの器械に指すことでスタートになります。

ここから、5時間。

ルートを探しながら、走っていきました。
結果、
GPS計測用からチェックすると
※大会中は計測していても使用することは出来ませんので。
ログ用でとっていたものからです。

合計30km

本当は、5時間が制限時間だったのですが
地図が読めないために
撃沈。

地図を片手に
動き回りました。

この大会は、オリエンテーリングのルールに則っているのため
ポイントを取ることが一番に求められます。

難易度が高いのが地図。
地図を読むことはできると思っていました。
しかし、
距離や方向が読めるだけでは
甘すぎました。
地形が読めないのです。。。

等高線が詰まれば、急な登り。
等高線が広ければ、緩やかな登り。

地図の頂点が、丘のてっぺん。

しかし、立体感が全く出てきません。
フラットな道。
と予想しても、登っていたり。

目の前の道の予想を立てることに精一杯で
全体の地形を読み取ることが
できませんでした。

この能力が決定的に
私ができていませんでした。

その結果 Day1では
最後の急な坂に苦戦し
予定より
31分11秒遅れました。

< 1 Day >
Time 5:31:11
point 250点
Adjust-point -160
Result 90点

 

途中で気づいたのですが
遅刻が1分につき5点。

ポイント−160点も減点されていました。(^^:

頑張って
50点など難しいところを取ったのですが
わずか、10分の遅刻で0点になります。

OMMは、
遅刻は絶対にNGと身をもって学びました。

地図が読めなければ
早めにゴールするしか無くなります。

OMMは、やはり山岳の総合力だと
改めて感じました。

そんな気持ちで、反省しながら
到着したテントサイト。

かなり寒いのですが、なぜか
大笑いしながら外で喋っている達人も。

<OMM初参加の学び>

・等高線を読めるようにすること
・判断決断力の強化(人の流れについていかない)
・なにがなんでも時間厳守

 

 

この日の夕食は、

・エクスペディションフード チキンキーマカレー
・ナッツ

お酒を飲もうとウイスキーを持ってきていたのですが
なんと、コップを忘れてきてしまい
なんか飲みづらいため
そうそうに就寝に。
寒すぎるため
PM6:00→AM7:00
まで13時間ほど寝ていました。

途中トイレ一回。
この大会
夜が極めて寒い環境でした。

わかっているつもりでしたが
この夜気温は
氷点下4度。

−4度。

朝起きるとこんな感じです。
・テントの結露は、バリバリ。
・コッヘルに入っていた、5ミリ程度の水は氷。
・息を吐くと、1メートル以上息が真っ白。
・シュラフからは、湯気がでている。
・テントをたたむ際に、はたくと、水分がすぐに凍る。
そんな中、朝日が上がりなんとか
テントをたたむ気持ちになった瞬間の写真が下。

<ご参考までに今回の装備>
◎リュック
OMM Classic 25(670g)
OMM GOpod (30g)
PAINE ドリンクホルダー (51g)

◎ハイドレーション
レイドライト(750ml)(98g)
UltimateDirection Hydrapak(?g)
pratypus 1L (30g)キャンプ地用

◎テント (合計1436g)
BIGSKY Mirage 2P TENT(1120g)
ペグ アルミニウムペグ ARAITENT(10g)× 4本 ※強風雨対策
ペグ Vargo チタニウムウルトラライトステイクT104(7g)× 8本 ※強風雨対策
ガイライン 2mm×1m 6本  ※強風対策
SOL ヘビーデューティーエマージェンシーシート(220g)※グランドシートとして

※装備を振り返って
・とにかく軽い(ポールと本体を分けて運ぶ)コンプレッション
・中がメッシュで風通しがよい(寒さ対策必要)
・2名用でもやや広めで前室が使いやすかった
・メッシュ部分の荷物入れが使いやすい (両サイドにメッシュ袋があり)
・アルミペグの方が使い勝手がよい。
・グランドシートに一枚入れるのは寒さが上がりにくくよかった。

◎寝具(合計977g)
SLEEPING BAG:NANGA sakaiya original (496g)
SLEEPING PAD: NEMO TENSOR 20S(265g)
SLEEPING BAG LINER:ISUKA pure SILK SHEET(108g)
SURVIVAL BIVVY BAG:SOL Emergency Bivvy(108g)

※装備を振り返って
ほぼ問題なし。BiBBYをシュラフカバーにすればいいかもしれないが。。
エマージェンシーブランケンと使う楽しみがなくなるか?
アタカマ砂漠同様に、パッドのTENSORが快適。

◎衣類 レース中
patagonia CAPILENE thermal Weight Hoodie (189g) ※レース・就寝
patagonia Borderless Tights (247g)  ※レース・就寝
Finetrack ノースリーブ ※レース・就寝
Finetrack DRYLAYER アームスリーブ ※レース中のみ
Northface  TRバイザー
mont-bell ジオライン 下着
<Waterproof>
Northface Strike Trail Hoodie(110g)※レース前のウインドブレーカーとして
OMM Kamleika Pants(193g)   ※レース前のウインドブレーカーとして
<Glove>
Mountain hard wear Desna Stimulus Glove (58g)※レース・就寝
extremities オーバーミトン (94g) ※雨対策・使用せず

<Socks>
DeXShell Large WATERPROOF (95g)※雨対策・使用せず
drymax TRAIL RUNNING 1/4 CREW L  (63g)※レース・就寝
finetrack L1 スキンメッシュソックス5本指 CREW (22g) ※レース・就寝
<靴>
ALTRA ロンピーク3.0  10.5
インソール:ドクターフット・オリバー氏カスタムインソール

※装備を振り返って
雪が降ることや雨がふることも想定して
直前で装備を変更させることが望ましそうです。
もし、雨であれば、ストライクトレイルフーディーがどこまで耐えられるか
楽しみです。

◎衣類 就寝時
マーモット 4デザート参加賞フリース (231g)※就寝・予備
Columbia OMNI HEAT M (118g)  ※予備・使用せず
Mountain hard wear 800DOWN  (208g) ※就寝
Finetrack ポリゴン2UL(190g) ※就寝
Arc’teyx  ウール帽子 (30g)※就寝 レース中はバフ
montane ファイアーボールフーティー (94g)※就寝時

※装備を振り返って
レース中装備は、全く問題なし。
パタゴニアサーマルウエイト、旧キャプリーン4は使用ランナーも多かった。
胸・お腹周りなどが、少し寒さがあるので、
薄手ベストの需要がありそう。(今回最高気温4度〜7度)
montane のフーティーとファイントラックのポリゴンで
寒くて寝れないことは無かった。
雨であれば、マーモットは気温が上がるため、やめる。

<バーナー>
プリムス 115  (57g)
ガス:soto 105g トリプルミックス (207g)
<コッヘル>
evernew ウルトラライトクッカー No1 (97g)
<ヘッドランプ>
petzl e-light

※装備を振り返って
プリムスのバーナーとSOTOの相性があまりよくなく
ライターでの着火になった。
次回は、プリムスガスを使用する。
アルコールストーブも軽量化としては魅力。(今後の検討材料に)

パッキングは、こんな形になっています。
すべて圧縮袋にいれています。
左側(シュラフ・ポリゴン・シーツ・ブーティー・就寝用マーモット・ダウン)
※ これをリュックの一番下に横にパッキングします。
真ん中(替えソックス、コロンビアオムニ、ウインドブレーカー、スリーピングパッド,bivvy)
右(テント・グランドシート)
※リュックの上で左右に分けて、真ん中に
バーナーやクッカー燃料を入れてパッキングします。

左のコンプレッションに入っているもの。

真ん中のコンプレッション(雨具やウインドブレーカーも使わなけばここに)

こんなパッキングをしていました。

<<<<<<<<<<<<<<<
Day2
レースは、翌朝7時に起きて
食事をしてから、ゆっくり準備。

手が凍るほど寒く、まずはお湯をわかすところから。
写真が気温が低すぎて
iPhone6の電源が落ちてしまい全くありません。(笑)
そろそろ寿命かと思っていたiphone でしたが、これで買い替えの決断ができました。

今日の目標は
昨日の教訓から、時間厳守。

途中、地図の読み取りからが甘く
南南東に進む
場所に迷いが生じてしまい
道をロストしました。

しかし、それ以外は
計画どおりに順調にすすみました。

 

30分前のゴールをめざして
結果20分前
昨日の状況からはとてもいい成績でした。

なんといっても
減点がありませんから。。。

<2Day>
Time 3:39:33
point 150点
Adjust-point 0
Result 150点

Day1-Day2の
合計240点 66位(ゴール後)
※2017年11月13日現在

<OMMを2日間終えた感想>

歴史ある大会に参加させてもらい大変多きな学びがなりました。
歴史あるところに、
その魅力があること。
特に、同じ場所では行わない直前まで情報を与えず
全員が同じ条件で競う大会に
この面白さを感じました。

山を好きな人
山・トレラン・キャンプなど

あたらしい山との付き合い方になるかと思います。

ただ、
極寒や気象条件が悪くなるほど喜ばれる大会なので
しっかりとした準備
だけは必要です。

テントやシュラフなどを
荷物を軽視すると、大変な荷物になったり
行動範囲を大幅に低下させやすので
出来る限り軽量化
できると楽しめると思います。

今回は、晴れていましたがもしも
雨だったらと考えると
もっと準備が必要だと思います。

 

始めてOMMを考えられる方は、
Score ShortStraight Cがオススメです。

スコアーは、ルートを自分で考え
Straightは、ルートが決まっています。※よりトレランの要素が強くなります。

Straightは、A,B,C とありますが
競技時間が、10時間、9時間、7時間となっています。

競技時間が長いほど、Day1 Day2のスタート時間も早く、テントサイトでの時間も短くなるため
過酷です。

また、リザルトが正式に出てから
振返りたいと思います。

忘却メモとして。

姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)仲野孝明


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