歩くほど健康になる社会へ! 認知症予防の新常識
目次
「歩くだけで認知症を予防できる?」
こんな話を聞いたことがありますか?
実は、歩くことが脳の健康を大きく左右するのです。
ある方のご家族が介護施設に入ったことで、驚くほど元気になりました。
身の回りのことができなくなり、家族に迷惑をかけるのを嫌がりホームに入所されたそうですが、
ご家族が会いに行くたびに、どんどん元気になったそうです。
その理由はシンプル。**「歩く距離が増えたこと」**でした。
以前は記憶が曖昧で、表情も暗かったそうですが、1年後には他の入居者をサポートするほど回復。
足を動かすことが、脳の健康に直結していることを実感する事例です。
今回のブログは、小林弘幸先生の書籍を、「認知症予防の王道は、脳の血流を良くすること」p268を読みながら思いつきました。
歩くことが脳の健康に必要な理由
人間の体の筋肉の6割は、下半身にあります。
足を動かすことで血流が大幅に良くなり、脳にも血液がしっかりと巡ります。
近年、認知症予防には血流が重要だといわれています。
少しでも足を使って動かすことが、脳を活性化させるための大事な方法なのです。
診療でも、多くの方に運動として心拍数を上げる話を伝えていますが、年々若返られる印象をお持ちになる方が本当に多いです。
足を動かすための最も簡単な方法:歩くこと
歩くことは、誰もが手軽にでき、日々の生活の中で取り入れやすい運動です。
最近では、都心では電車に乗らずに走って移動する方も増えています。
日常に歩く時間を増やすための簡単な方法
- 1駅手前で降りて歩く
- 休憩中にオフィスの周りを軽く散歩する
- 休日の買い物は「徒歩圏内」で済ませる
- 電車の代わりに「ランニング通勤」に挑戦する
そんな時に心配になる問題
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荷物や汗の問題は解決できる
「荷物が多い」「汗をかくのが心配」などの理由で、歩く・走ることをためらう方もいるかもしれません。
しかし、コロナ禍以降、スニーカーやTシャツ+ジャケットといった軽装で外出しやすくなりました。
さらに、衣料素材の進化で、汗抜けの良いウェアも増えています。
荷物の持ち運び方の工夫
- PCはスリーブに入れて収納するとブレにくい
- ランニング用バックパックなら揺れにくく、軽量で便利
- 荷物を整理して詰めれば、違和感なく走れる
今の季節なら、体温調整用の薄いダウンを携帯すれば問題なく移動できます。
私の個人的なオススメリュックは、パーゴワークスLUSH20
ウエアー類は、ニュートラルワークス(ゴールドウイン)さんやノースフェイスさんをよく物色しています。
「走れる社会」を実現する未来
少しでも公共交通機関の利用を減らし、自分の足で移動することが、トレーニングにもなり、経済的にも環境にも優しい生活につながります。
私のクライアントには、診療の行き帰りを走る方や、ランニングでランチに行くカップルもいます。
食後に走って帰ると、血糖値の上昇も緩やかになり、健康にも良い影響を与えます。
2024年4月から始めた水曜飛躍(毎週水曜日19時〜)でも、多くの方が走るリズムを身につけて実践されるきっかけにされています。
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目的地まで走る楽しみ
私自身も、先日、渋谷から横浜まで走って移動してみました。笑
帰りは電車で30分でしたが、走った時間は4時間45分ほど。
少し極端な例ですが、目的地まで走るという考え方が、日々の生活をトレーニングに変え、脳の活性化にもつながることがわかります。
「走れる社会」はこんな未来!
- 会社にシャワールーム完備
- スタンディングデスクや仮眠スペースの設置
- 電車の代わりに「ランニング通勤」が当たり前に
これが実現すれば、生産性も健康も向上し、社会全体が活性化します。
鉄道会社は、ランニングステーションを駅に併設すると利用者は大幅に増えます。
健康な社会をつくるために
人間の体は、立って歩く動物です。
現代社会は便利になりすぎてしまい、体を動かす機会が減ったことで、健康リスクが増えているのも事実です。
1人でも多くの方が、
- 「歩く」
- 「走る」
- 「自分の体を使って動く」
このシンプルな習慣を生活の中に取り入れることが、安全で便利な社会をつくることにつながります。
今すぐ始められること
「健康の話は、いつかやればいい」と思っていませんか?
今日が人生で、最も若い日です。
40代、50代になっても、今日からの生活を変えれば、未来の健康は大きく変わります。
過去の生活習慣はリセットし、未来に向けた生活を始めるだけで、驚くほどの違いが生まれます。
認知症のリスクを気にするのは先の話ですが、
そもそも気にしなくてよい生活を選ぶことが、健康な未来をつくるのです。
健康で、自由に生きる社会を!
「65歳で定年、その後は老後」という時代から、
「老後という言葉が無くなり、誰もが生涯現役という意識で過ごす」という社会が、もう目の前にあります。
好きなことをしながら、自由に生きるために、
健康であることが何よりの資産になるのです。
「動かない生活」こそがリスク
今の日本は、阪神淡路大震災から地震が活発になっている中で、いつ震災が起こるか分かりません。
そんな時、走れる体・歩き続けられる体があれば、困ることなく対応できます。
日々の生活の中で、少しでも体を動かす習慣をつくることが、
「将来の自分の健康を守る最大の投資」になります。
ぜひ、2025年1月から、習慣を変えていきましょう!
まとめ
健康の話は、「いつかやればいい」と思うものではありません。
“今”、今日できることを始めることが、未来の健康をつくります。
1月が始まったこのタイミングだからこそ、
2025年、新しい生活習慣を取り入れてみませんか?
姿勢治療家(R)
姿勢が変わると、人生が変わる。
仲野孝明
p.s
今回の脳と認知症の話は、小林先生の書籍を読んで改めて学ばさせていただきました。
自律神経が10割 心と体が整う最高の習慣(プレジデント社)
小林 弘幸
非常に読みやすく、行動しやすい書籍でした。
p.s 2
CHAT GPT に画像と質問形式で大筋を制作してもらいました。(AIを練習中です)
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