焚火と海|姿勢と精神の関係【調身・調息・調心】
本気で”焚き火をする”ためにだけ
仲間と伊良部島にいってきた、姿勢治療家®の仲野孝明です。
火を燃やす。
それだけのことですが、とてもゆったりと、心も気持ちも落ち着きます。
3泊4日。
焚き火をメインに伊良部島に行ってきました。
木の種類も、3種類を実験しました。
・建築材料の廃材(2×4等の建材)
・落ちている木々・薪
・流木
上の写真は、もっとも柔らかい火だった流木の焚き火です。
焚き火の魅力を感じたのは、思い返すと2017年の南米チリでした。
3000mの標高アタカマ砂漠で250km7日間のレース。
道なき道を1日30km〜80kmの移動し、食べるもの、寝るもの、着るものを10kgほど
背負って走る大会です。
寝る場所のテントの概略だけは、大会側が設営してくれています。
7日間連続で毎日マラソン大会を砂漠でしているような大会です。
勿論、お風呂もビールも美味しい食事もありません。
その日のゴールをした後、疲れ切った状態で
自分のテントに寝袋を広げます。
ストレッチや、メンテナンス
洗濯などをゆっくりと終わらせて、ようやく食事の時間になります。
食事も、お湯をかけて食べる簡単なフリーズドライです。
日が傾きはじめるころに、焚き火で沸かしたお湯をもらって
暖をとりながら食事をします。
そのあと、持参してたスープの粉に、暖かいお湯を注いだのを飲みながら参加者の方々と
レースの話や、プライベートの話をします。
なんとなく焚き火をする、アタカマ砂漠レースの空気や風や砂や仲間の顔、
大会での場面を思い出します。
今回は、焚き火を囲むだけに10名ほどの大人が集まりました。
話している内容は、内緒ですが(笑)
火を囲んでいたから、ポロっでてきた話ばかりでした。
焚き火は人間にとって、原点に戻る不思議なチカラがあります。
目の前は白浜の海。
寒くも熱くもなく。
パチパチと火の粉が飛ぶ音だけ。
ただただ燃え揺らぐ炎をみる本当に贅沢な時間でした。
私が火を囲みながら
よりこの時間を最大限に引き出し
マインドフルネスができるよう
姿勢治療家®が提唱する健康の6つの要素(6ヘルス)の中でも
姿勢と呼吸と精神のつながりを、特に意識していました。
姿勢を整えて、呼吸を意識し、頭を真っ白に。
禅の世界では、「調身・調息・調心」と言われています。
調身=姿勢を整える
調息=呼吸に意識をしてゆっくり吐く
禅の世界では、大切な比率も伝えられており
調身=7割
調息=2割
調心=1割 と言われているそうです。
つまり、姿勢と、呼吸を整えれば
精神、心は良い状況になるということ。
姿勢を正し、呼吸を深くゆっくり吐き、自然の音を聞くと
簡単に精神の安定感を感じることができます。
渡口の浜@伊良部島
火をみながら、青い海を見ながら、波の音を聞いて、野山を歩きながら、気持ちのよい樹木の横で、
木漏れ日がふりそそぐ場所など自然に身をゆだねて
自らの姿勢や、呼吸を見直すことは、本当に贅沢な時間。
波の音や、火のゆらぎは1/f ゆらぎ。
脳からα波がでくるリズムとも言われています。
人間が本能的に落ち着く周波数。
焚き火をみながら、星空をみて。
姿勢を正しゆったりと呼吸をしながら、波の音を聞く。
そんな中から生まれる感謝。
ちょっと仕事の合間でも、自分の一番好きでリラックスできる場所を想像しながら
深呼吸しながら数分、自分の呼吸を感じる時間を持つだけでも効果があると思います。
将来、健康の6つの要素
「構造」「睡眠」「食事」「運動」「精神」「呼吸」
いつか、6ヘルスを体験するリトリートプログラムをこんな海を見ながら
企画してみたいなと思います。
身体を見直す時間は、人生を見直す時間です。
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家®仲野孝明
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