2023-02-17

別海アイスマラソン2023_振り返り


重大なお知らせ!!
アイスマラソン、10年ぶりに大会完走できませんでした。
悔しい気持ちもありながら、南極よりも辛かったと南極マラソンランナーが話をしており、なんか不思議な充実感がある姿勢治療家(R)の仲野孝明です。

・別海アイスマラソン大会について
・姿勢の実験で学べたこと
・達成できなかった時のメンタル
・装備に関しての気づき
・次回参加する?

別海アイスマラソン大会について

初めてご覧になる方へ
日本初の陸地以外を走るフルマラソンとして、2023年北海道の陸別町で行われた大会です。
アイスマラソンは、もともと北極や南極で氷の上で行われている大会です。
北海道の中でも海に氷が張る場所として有名な野付半島。
海に氷が張る場所を北極圏として区分する分け方で行けば、北極最南端とも言える別海町で氷上のマラソン大会ができないかとはじめた第一回でした。

気温は−20度になることも、-30度になることも想像していました。
レース当日は、スタート時-4度、日中-2度ほどで、-20度を記録する場所としては、大変温かい気温での開催になりました。

氷の上を走るイメージでしたが、降雪があり、レース当日は数十㎝の雪の上を進む感じ。
一面に雪が30cm積もっている場所を、100名が走り続けるような大会になりました。

コースに関して
4.2km×10 42km
三角形が予定されていましたが、海側に行くと氷が弱いこともあり、岸に沿った形のコースになりました。

4.2kmのコースを10周する設定
42km・16km・2km と同時に大会を行うため、全体で100名の参加者が周回のたび路面が悪化の非常に過酷な大会となりました。

関門も設定されています。
【7時間以内に38km(9周)通過】の関門を通過すること。
この関門を11分間に合わず、38km地点(9周)でレース終了となりました。

レースも、終了後40人参加のうち完走者は15人という大会でした。

ニュースでも取り上げられてます!

■HTB北海道ニュース

姿勢の実験で学べたこと

雪道の上の難しさ。
大きな、かき氷の上に、足を踏み入れるような、ザクザク感の雪。
足を入れると10cmから30cmが入りこむ。
足を取られる雪面で大切なことはバランスです。この際に鍵になるのは体幹でした。
足を置いた時、雪の中に沈み込み着地の際、素早く次の体重移動に近づける体幹の保持力。

大会側が写真を撮ってくれたのがこちら。

写真では、どうも伝わりません。笑
大会の最後9周回で、もう制限時間に間に合わないことがわかった関門15時の4分前に撮影しました。

最終回ランナーの瞬間だけ、天気が明るくなりました。

一番いい場所で、この雪の厚みです。

周回ごとに感じた、メンタルとレコードタイム

心拍数で見直すと、思い出せました。

◆1周目 33分
エイド_ドリンク2杯
走りにくすぎて、汗が多く給水が必要なこと。このまま10周は苦しすぎるが、なにか方法はないか足の置き場を考えていました。

◆2周目 39分
エイド_ドリンク3杯、甘酒、ジェル
ゴアテックスのウエアーを脱ぐ
2周目からは、エイドで何をするべきか考えながら走ってました。ただ、甘酒とお汁粉とプロティンバーしかないため補給は持参していたものを使うことに。

◆3周目 44分
ドリンク3杯、ショッツ+塩分
この辺りは、少しペースが下がり始めるものの、どこに足を置くと楽なのかを考えてました。

◆4周目 47分
ドリンク3杯、甘酒、ジェル、
クランポンを外す。※これが裏目にでました
アイゼンのワイヤー部分が、少し雪面が荒れておりズレてきていたこと。早い選手がつけていなことに気がつき外してみました。

◆5周目 56分
エナジージェル+ドリンク3杯+豚汁
この周回では、クランポンを外したことで、ゲイターがズレてしまうことが発覚
一周の中で、2回ほどゲイターを直す。この辺りから、リズムがボロボロ。

◆6周目 54分
ドリンク3杯、甘酒、
この時に、12時半を回っていることに気が付く。
ストックを両手に使っていたため、時間が見えていなかったことが原因。
逆算してみると、間に合わないのかもと、ここで気がつく。笑
※ゲイターの隙間から雪が入り、リズムが狂う

◆7周目 55分
ドリンク3杯、甘酒、
トレイルランナーの後ろを走りながら、ラインどりを教わる。(一周差あり)
話をしていると、100kmのトレイルに出ている方。走力的に同じなのか、ついていくと走りやすい。

◆8周目 54分
ドリンク2杯、甘酒、ジェル
急ぐが、心拍回復ができないことと、雪が荒れてきておりさらに走りにくい。
まずいと思いながら、すでに諦めモードで走りながらも、「悪路面につき延長」などと嬉しい話があるかもと、真面目に走り続ける。半分歩き、半分走る。

◆9周目 55分
11分まにあわず終了。
まだまだ走れるものの、完璧なペース配分ミス。ガックリして終了。

心拍がマックスでスタート。時計がミトンの中で見えないと少し、オーバーヒート気味でした。笑

反省点

1)5周回目突入時に、ゲイターを外したこと
2)一周を何分で走っているか時計を見ていなかった
3)事前にレース展開の予想を考えなかったこと

油断してました。。。

ブリーフィングで教わった、想像以上に水分が必要であることも伺っていたのでエイド毎にはしっかり補給できました。
エイドでは、毎回4杯ほど、エナジー系ドリンクを飲みました。
スタート前には、6時間ぐらいで戻ってこれるかとの安易な予想。

装備に関しての気づき

気温が、−20度を想定してため、荷物がとても多くなるのも面白かったです。

当日の気温と天候が分かっため

基本的には、
上半身2枚 +ウインドシェル
TheNorthFaceグリッドフリース+TheNorthFaceベントリックスベスト+TheNorthFaceGTXフーディー
下半身2枚
パタゴニアタイツ+ファイントラックスカイトレイル

こちらの気温感覚は、100点でした。

基本2枚、ベースレイヤーをグリッドフリース、ベストで体幹のみ防寒にしました。
このウエアーは大成功でした。

雪の中は、水をよく飲む
厚着をしないこと。

大会前に考えた別海アイスマラソン対策装備一式
http://takaakinakano.com/icemarathon2023/

次回参加する?

今のところ。。。
この大会は、やりきった感覚があるんですよね。同じコンディションが2度となさそうなところは魅力的です。
雪上を走るよりも、2020年に初めて履いたクロスカントリースキーをもう少し勉強してみたいと思います。
雪上の装備もしっかり揃いましたし。笑
おもしろい、変わった大会に興味あるかたはぜひ!

 

最高の姿勢の実験時間をありがとうございました!

姿勢治療家(R)
仲野孝明


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