砂漠マラソンでの熱中症オーバーヒートにならないため【メモ】
砂漠での水分のとり方を研究している
姿勢治療家の仲野孝明です。
砂漠では、乾燥が激しいので
常に水を奪われている状態になります。
人間は暑いところでは
皮膚の血管を広げ血流量を増やすことをし、汗をかくことで体温調整しています。
汗をかくことで、水分や
同時に、電解質も失います。
少なくなり体温が上昇して
車でたとえると「オーバーヒート」します。
具体的には
体内の水分の現状により
こんなことが起こります。
2%減少 喉の渇き 運動能力の低下
3%減少 口渇 唇の乾燥
4%減少 体温の上昇、皮膚の紅潮、尿量の減少と尿の濃縮
5%減少 頭痛 体のほてり
6%〜7%減少 めまい チアノーゼ 口渇(高度)口内乾燥 乏尿
8%〜10%減少 身体動揺、けいれん
以上は死に近づく
といったことが起こります。
なので、この状況を起こさないために
水分や電解質を補給します。
汗をかいた時に一番失う電解質は
ナトリウム。
熱中症・脱水症状対策
摂取する水分量と塩分の濃度に気をつけること。
塩分は
熱中症とは、
めまい、湿疹、頭痛、気分が悪くなる、
体温の異常な上昇、異常な発汗、逆に汗がでなくなる症状
<脱水症状>
カラダの水分と電解質が失われた状態
※単に水不足ではない。
電解質が失われた状態なので、脱塩水状態
電解質喪失 →骨や筋肉より電解質喪失→脚のツリ、しびれ・脱力感など。
1)高張性脱水
水分多めの脱水
体液が濃くなった状態
汗をかいて、喉が渇く状態
2)等張性脱水
同じ割合で脱水した時に
下痢や嘔吐で一気に脱水など
3) 低張性脱水
電解質多めの脱水
大量に汗をかき、電解質濃度の低い水などを大量に飲んだ状態。
喉の渇きはなし。
<電解質>
身体の水分には、電解質(イオン)がつながります。
水に溶けると電機を通す物質
多すぎても少なすぎても細胞や臓器の機能が低下する。
ナトリウム、クロール、カリウム、カルシウム、マグネシウム
Na+ ナトリウムイオン:水分量及び浸透圧の調整、神経の伝達、筋肉の収縮
K+ カリウムイオン;神経の伝達、筋肉の収縮、心臓の収縮
Mg2+ マグネシウムイオン:筋肉の収縮、骨や歯をつくる。酵素の活性化など
Ca2+ カルシウムイオン:神経の伝達、筋肉の収縮、骨や歯をつくる、血液を固める
Cl- クロールイオン:身体の水分量及び浸透圧の調整、胃酸の分泌。
汗がでる。
→0.3%濃度で電解質を失っている。
対策
水を飲む。塩分をとる。
※この状況を繰り返すために、バランスが
<人間の脳の特徴>
脳は水分補給より、塩分補給を優先する。
人間の体は浸透圧で調整しているために(塩分濃度を優先する)
水をこまめに飲む。
(飲めなくなったら、塩分濃度を上げる)
飲めないのは、浸透圧が足らないため。
水のみを入れすぎると、浸透圧を一定にするために、尿の量が増える。
脳には、セイフティーモードがあるため、熱中症になると一晩寝ないと回復しづらい。
<砂漠での熱中症対策>
・汗がでるのと同じ量を、同じ塩分濃度で補給すること。
水+電解質
で補給すれば大丈夫です。
その際の電解質、汗は0.3%濃度が鍵のようです。
通常のスポーツドリンクは0.15%程度
食品からの塩分があるので、給水を0.24%に設計します。
OS-1は塩分濃度が高いです。
同時にカリウムが沢山入っています。
カリウムは、塩分が多すぎる時に、体内から出す作用があります。
予防するために必要なものと思われます。
ドライフルーツにも多いです。
砂漠は、1時間に1リットル何もしなくても水分が奪われるそうなので
1時間に750Ml
6時間で4500ml
8時間で6000ml
使用するので、この塩分濃度を逆算します。
脳は水分補給より、塩分補給を優先する。(塩分濃度を優先するため)
水をこまめに飲む。(飲めなくなったら、塩分濃度を上げる)
脳には、セイフティーモードがあるため、熱中症になると一晩寝ないと回復しづらい。
最大の鍵は摂取する水分量と塩分の濃度である。
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