奥四万湖ツーリングで考えた、快適なハーレーライフの姿勢分析
目次
奥四万湖へツーリングに行きました
2024年秋、久々にハーレーでツーリングに行きました。
連休キャンプ予定をしていた2泊3日が、悪天候の予報で、秋の1日ツーリングとなりました。
場所は、東京から180kmの群馬県の奥四万湖(おくしまこ)へ。
この日の朝の気温は、冷え込んだ12度でした。
出発準備をして、東京渋谷の駐車場から3週間ぶりにエンジンをかけようとしたら、エンジンストール??
寒かったためチョークを引いてエンジン始動したのですが、その際に前にアクセルを開けすぎたためだと思われますがうまくエンジンが掛かってくれません。
セルは回って、点火するも、安定せずにすぐに失火。
1979年のバイクなので、キャブレターという昔ながらの燃料供給方法のバイクです。
とってもアナログな構造なので、順番に落ち着いて考えると何とかなります。(笑)
焦らず、落ちつて。
プラグコードがしっかり刺さっているか確認。OK
「コイルなの?」とも考えましたが、事前に不調な症状はなくかつ2021年に交換していたのでまずは除外。
プラグをチェックすることから。
後ろのプラグを外してみたら、思いっきりかぶってました。(プラグが黒くベッタリとした感じになります)
24年乗って、はじめてのケースだったかもしれません。
プラグをかぶらせてしまってました。😅
古いバイクには、車載工具だけでなく、スペアーパーツも載せてあります。
プラグ・コイル・レギュレター・テスターなどなど
あまりにも2022年のエンジンをオーバーホールしてから調子が良かったので、チェックしてませんでした。
テスターの電池が切れていたり。少し手をかけていなかったので、ダダをこねたのかも。
古いバイクは、感情があるのかと思うほど絶妙なタイミングで色々調子が悪くなったり調子が良くなったりします。
前後のプラグを交換、いつものエンジン音に戻りました。
無事、高坂SAに到着しました。(20分ほど遅刻して、皆様をお待たせしてしまいました。すいません!)
今回のツーリングの最大の目的は、「チェアリング」。
「チェアリング」という言葉を初めて知りました。「折りたたみの椅子を持ち出して、アウトドアでアクティビティを行楽しむことを指します。」
渋川伊香保ICで降り、ならだかなワインディングを繰り返すと四万湖に到着。
少し観光地に止まりながら、目的の地、奥四万湖へ。
途中で湧水を汲んで、展望の良い場所へ。
展望台なので、椅子も机もありますが、チェアリングが目的です。
椅子を出して、お湯を沸かすところから、ゆったりとした時間を過ごしました。
腰に良い椅子を持ってきたので、ちょっとリラックス感がないですけど。。。😆
人生初のチェアリングタイムを過ごしました。
北海道、石田珈琲店のドリップコーヒー。
カヤックに乗ったイラストのコーヒーで、奥四万湖のきれいな青色の湖を見ながら頂きました。
美味しかったですよ〜。
その後、ランチラーメンを食べて
千と千尋のモデルになった宿(積善館)に伺いました。
創業元禄7年で、300年以上の歴史がある温泉。
昭和3年の建物のようです。
浴室は撮影できないので、WEBからの写真をお借りしてますが
右の写真の下に小さなサウナが2つあります。蒸気サウナですが、背もたれに持たれる角度が絶妙な面白いサウナでした。
着物を着ている時代の設計だからだと思いますが、上半身の姿勢を起こした状態でしか座ることができない形でした。
足先を伸ばすような現代のリラックス方法と一味違う形で、新しい経験でした。
浴槽のサイズも、尺貫法だったのだと思います。
小さい浴槽が、1間×3尺
大きい浴槽が、2間×1間
といった感じでした。
小さい浴槽が
ちょうどストレッチが1人でできるサイズぐらい(1間×3尺ぐらい)でした。
(積善館サイトより)
せっかくの180kmも走ってきて、あまり来なそうなので、温泉にみんなで入ることになりました。
着替えていると、一緒に走った1人が、腰痛ベルトをつけていました。
湯上に涼みながら、腰痛の話題をしていると、長年困っているとのこと。
その時にちょっと腰痛の話はしたのですが、
バイクを乗っていて腰痛の方や、これからハーレーを乗りたくて腰痛の方など。
腰痛で、不安に感じている方も多いのかもしれませんので、腰痛対策の考え方をブログにしてみました。
バイク歴は20歳からなので、もう30年です。
途中乗れない時期も多かったので、リターンライダーのようなものですけど。
今までの私の書籍の写真や、
ツーリングの写真を使ってなるべく手軽に、伝えようとしています。
若干雑ではございますがご了承ください。
腰痛とハーレー:姿勢の関係から
ハーレーのようなタイプをアメリカンなバイクといいます。
アメリカンバイクは、足を投げ出すように運転する、したい方が多いかと思います。
1969年に公開されたイージーライダーのイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。
このポジションのイメージが実は腰痛を引き起こす原因になっています。
こんな方は、シートポジションに問題があるかもしれません。
・ハーレーに乗った翌日の腰が痛くなる
・長時間乗るのが怖い
・寒さで冷えると腰が痛くなる気がする
・日常から腰痛がある
・バイクを降りる時が腰に不安を感じる
シートポジションで、腰痛を悪化させている可能性があります。
私の今回のツーリングでの帰路の写真です。
ハーレーの腰痛、原因は、股関節の角度です。
”骨盤と大腿のあいだの角度”が問題を生じさせます。
この角度が狭くなることで、骨盤が後ろに倒れるになり、坐骨が寝ている状態になります。
坐骨が寝ることで、背骨が後弯して極度なストレスを腰部に引き起こしてしまいます。
本来、人間の身体は、座るようにできていません。
2足歩行で歩く動物です。脳から背骨にかけて、脳脊髄神経が通り全身をコントロールしています。
脳や脊髄を守るために大切なことは、脊椎動物の大国柱、背骨を守ることです。
背骨を守る、もっとも負担をかけない身体の使い方は、立っている姿勢になります。
バイクに乗っている時、立っている時と同じ上半身の感覚があれば、お腹に力が入り、腰を守っている人間本来の使い方になります。
姿勢を良くする意識として、背伸びを行う機会が少ないと腹圧が抜け腰痛になります。
座る
坐骨を立てることが、人間の身体の構造を守るにとても大切になります。
坐骨を立てないと、腰部を曲げることになり、人間の大黒柱である背骨を傷つける使い方になります。
腰痛やヘルニアだけでなく脊柱管狭窄症や足の痺れなど、寝たきりに近づく使い方をしていることになります。
まず、
坐骨をお伝します。
座っている場合は、お尻の下に手をいれて確認してみてください。
2つの骨が分かりますか??
わからない場合は、私の書籍をぜひ!ご一読ください。
https://amzn.to/4egY7Ix
一生使える知識ですので、今すぐ読むことをオススメします。
◯良い姿勢
横からみた、座った時の、坐骨が立っている背骨(背骨の形を、運転中にも作りたい姿勢です)
◯悪い姿勢
骨盤が寝ている状態(骨盤が立っていない)
この姿勢が避けたいバイクでの背骨の形になります。
この背骨をイメージしながら、以下の写真を見てください。
骨盤を立てていそうではありますが、少し寝ていそうな感じです。。。笑
車種別で細かく確認していきます。
腰痛を起こさない_ライディングポジションは3つのから。
1番大事なことは、骨盤を立てられるポジションをつくること。
ライディングポジションを作り出すのに
乗り手とバイクが接触している3つのポイントをチェックしていきます。
1)シート
2)ステップ
3)ハンドル
3つポイントがそれぞれ関わってきます。
・位置(高さ・前後)
・広さ(大きさ・自由度)
・材質(すべりにくい・すべりやすい)
小さな違いが、姿勢に大きな影響を与えます。
1)シート
1番大事です。
シートの位置が低いのが、アメリカンタイプのバイクの特徴です。
シートが低くなるために運転しやすい、立ちゴケしにくいからと、アメリカンタイプを選択された方もみえるかもしれません。
ですが、姿勢の観点から考えると、シートの低さは、姿勢の悪さと直結しています。
シートが下がると、フロアーボードやステップに足を置いているため、股関節が折れる角度が浅くなります。
つまり、骨盤と大腿のあいだの角度が狭くなります。
坐骨の位置が、下がれば下がるほど、地面に近づけば近づくほど、骨盤が後ろに倒れやすい姿勢になります。
(座り方を変えれば、身体の疲れがイッキに取れる! 学研 仲野孝明著より)
有名なピーターフォンダさんのイージーライダーをチェックしてみました。
チョパーフレームのため、シートの位置も下がっていますし、股関節の角度も浅めになっています。
キング&クィーンシートだったとおもいますが、骨盤が倒れないように矢印のもたれる場所があるために何とか骨盤が起きている状態です。長時間はそこそこ辛かったと思います。
1969年公開の映画『イージー・ライダー(Easy Rider)』に出演した俳優のピーター・フォンダ(Peter Fonda)さんが乗る「キャプテン・アメリカ」。PHOTO12提供。(撮影日不明、資料写真)。(c)PHOTO12
https://www.afpbb.com/articles/-/3026229
2)ステップ
足を置く場所です。
ステップには色々な場所についているタイプがあります。
・フォアードコントロール
アメリカンやハーレーに多い、フォアコン(フォアードコントロール)になると、足を投げ出すポジションになります。
足先が外側に広がっている場合は、NGポジションです。
カッコイイライドポジションですが、骨盤は後弯します。
小柄な方だと、距離が遠くなっている場合も同様で、かなり辛く感じる方もみえるのではないでしょうか?
踵をステップにかけると、足先は外側に広がります。股関節が外旋の動きを強調してくるので、骨盤も後弯して後ろに寝てしまう形になりやすくなっています。
もちろん、シフトチェンジや、ブレーキの時には、本来の位置に戻りますが。。。
・フロアーボード
FL系のフロアーボードは、足の位置に自由度が高いため、比較的骨盤の立たせやすいステップになります。
フロアーボードと言えど、足を投げ出す形をとれば、骨盤は後傾します。
ボードのために、自由度が高いのがこのステップの素晴らしいところです。
この足の時は、足先が外旋位で、腰が少し後弯して若干猫背になっているはずです。
長く続くと、腰を痛める姿勢になります。
広げすぎると、股関節の付け根に違和感を感じたり、腸腰筋という奥の筋肉が攣りそうになってもおかしくありません。
・ミッドコントロール(FX系)
膝から90度、足が真下に置きやすすいので比較的姿勢に優しいステップです。
足先が進行方向に向かっている形であれば、OKです。
高速などでは、フォアコンの位置の足を投げ出すスタイルになるペグを装着している方も多いのです。
前に足を投げ出すと、フォアコンと同様に骨盤を後傾させやすくなります。
3)ハンドル
ハンドルの高さや、形状により、姿勢を正しやすいハンドルや、姿勢を悪くしやすいものがあります。
盲点ではありますが、グリップの太さや、グリップの材質も姿勢に影響します。
金属製グリップだけで、ラバーが無いと滑りやすく疲れやすく感じます。
ハーレーのインチバーは、日本人の手には少し太く握りにくいサイズになっています。
私のショベルは国産並みの細さになる、キジマの スリムグリップ HD-04720
に変更してます。
サンダンスさんオススメで交換しましたが、かなり取り扱いしやすくなりました。
グリップ交換だけで簡単に装着できますので、少し大きく感じる方にはオススメのカスタムです。
先日は、サンダンスにて、ショベル用フェザータッチレバーも発売されておりつけてもらいました。
遊びが大きくなって、指がさらに届きやすく楽になりました。
バイクは、手で操作することが多いので、細かいパーツですが、サイズを自分合わせて運転しやすくなることも、安全に運転できる秘訣です。
もちろん、力を抜いてリラックスが、正しい姿勢の基本になります。
1979FLH & 1978FLHを姿勢治療家的に_比較
一緒に遊んでくれる友人の78FLHショベルが、私の79FLHショベルと1年違いで、かつノーマルに近いので比較してみました。
私の79FLHは、シートが低めになっています。
コブラシートタイプなので、着座の位置がローダウンした形になっています。
(サスペンションは前後ノーマルの高さです)
骨盤の位置は、若干下がっています。
FL純正のフロアーボードのため、足は比較的自由に動きます。
足を投げ出すポジションも、骨盤を起こしたポジションもどちらも選択しやすくなります。
骨盤の位置が下がるために、骨盤が後傾のポジションになります。
少しだけ、大腿骨が外旋して足を投げ出すポジションになりやすくなります。
逆方向の模型になりますが、足を投げ出すと、以下の形の骨盤になりやすくなります。
※座り方を変えれば、身体の疲れがイッキに取れる!仲野孝明著より
これが、アメリカンやハーレーの代表的な足投げ出しスタイルなのですが。。。
股関節の柔軟性がない場合は、もれなく腰痛を引き起こす腰部が後弯のスタイルになっています。
要注意な姿勢です。
股関節の柔軟性はこちらで確認できます。
<からだの車検(R)>
※座り方を変えれば、身体の疲れがイッキに取れる!仲野孝明著より
こちらのテストを目安にしてください。
1978FLH、4速フレームで、ほぼ純正と比較してみます。
純正パンタグラフのコンフォートフレックスシートではありませんが、シートポストを利用しているバディーシート使用になっています。
1978FLHは、私の79FLHよりシート高が高くなります。
このシート高のおかげで、着座の位置、骨盤の高さが上がります。
79FLHと78FLHは、フロアーボードが全く同じでした。
フロアーボードに足を乗せた時も、私のショベルよりも、股関節にゆとりがあるため、腰をよりしっかりと伸ばした、骨盤が立っている姿勢になりやすいスタイルです。
2台で比較すると、腰痛になりにくのは1978FLHとなります。
腰痛になりにくいかの視点で友人のバイクをチェックしてみると。。。
腰痛対策としては
フロアーボードも良いので、車種としては改善できる点はなさそうです。
実際にシートにオーナーがシートに座った時にハンドルのポジションですね。
フォアコンだけ気になります。
長時間フォアコンだと、腰だけでなく、足がどんどん外に広がっていきます。
僕が乗るなら、ミッドコントロールの位置に足置きをつけたいと思います。
ステップだけ
たぶん、装着できると思うのですが。。
そうすると、片足をミッドに置いて、片足をフォアコンに置くことができます。
姿勢治療家(R)から見た腰痛予防と対策
腰痛になりにくい股関節の角度は、135度です。
腰痛の方は、このポジションにライディングポジションを近づけると痛みが出にくくなります。
その上、股関節の柔軟性を高めて予防していくことが、腰痛にならずに長くバイクライフを過ごせるコツになります。
◯シート
足つきが悪くなるが、少し高さはあった方がよいです。
基本的な姿勢を考える時に、股関節が1番ストレスがかからない角度が135度である。
股関節の屈曲範囲135度を意識して、シートを決めるとよい。
乗馬のようなポジションが本来は、楽である。
実は、今販売されているハーレーで1番腰に優しいハーレーは、イメージが違うかもしれませんが。
パンアメリカになります。
(シートが高く、ミッドコントロール、股関節が135度に近づいている)
腰痛にとっては楽な姿勢の車両になります。
(HDジャパンさまサイトより)
◯ステップ
・フォアコンよりは、足のポジションを自由に変えることができるフロアーボードの方が
姿勢を少し自由に変えやすいため有効である。
・腰痛を起こしにくくなるポジションとして
フォアコン<ミッド<フロアーボード
フロアーボードが1番のオススメ。
足先の自由度は、股間節を動かしやすくするため、骨盤を起こした姿勢がとりやすい。
足先が進行方向に向いていることが大切。
両足をまっすぐにしなくても、片足だけ進行方向に向けているだけでも、腰を起こすことができます。
◯ツーリング中に意識するべきポイント
お腹に力を意識できることが大切。
体幹に力を入れる動作になることで、車体と身体を一体化させて安定させることができる。
おへその下に力が入るシートの座り方が大切。
走行中は、全身リラックスさせていることは、大切です。
同じ姿勢が長くなると疲れるので、肩甲骨を含む肩関節の動きが休憩中に動かすことも大切です。
背伸びがオススメです。
人間の身体は長時間同じ位置を嫌います。
もしも腰痛対策で提案するなら、
フォアコンをミッドに戻してみる
ライディングに合わせて行いたいストレッチとエクササイズ
長時間座っている動作と同じになります。
股関節や肩関節を座ることから、立ちやすく歩きやすい可動域を取り戻していきましょう。
座り方を変えれば、身体の疲れがイッキに取れる!仲野孝明著 第四章より
この章に載っている動作は、どれも長くバイクに乗るために大切なストレッチになります。一部ですがご紹介させていだきます。
◯もも裏ストレッチ
◯股関節ストレッチ
常に曲げてしまっていた股関節を伸ばしていきます。
◯バルーンストレッチ
丸くなった肩や、手が後ろに上がりにくくなった状態を取り戻す技です。
◯バグ
この時感じる筋肉が、シートに座った時に大切な筋肉になります。
まとめと実践のススメ
ストレッチを数日行っていただけた方はぜひ、再び からだの車検(R)を行ってみてください。
少し変化はありましたか?
まずは、3日間だけでもストレッチを行なってみください。
ハーレーでのポジションをお伝えしましたが、1番大事なことは、
日常生活で腰を曲げるような座り方を極力さけること。
人間は二足歩行で歩く動物です。
座る動物ではありません。
長時間の座っていることが、あなたのメインフレームである、背骨を破壊しています。
![人類の進化の歴史と、その歩行や走行の習慣を描いた教育用イラスト。この画像は 3 つのセクションに分かれています。最初のセクションは、先史時代の風景の中を歩く初期の人類を描いており、7 億年の歴史を象徴しています。2 番目は、森の中を走ったり歩いたりするホモサピエンスを描いており、30 万年の活動を象徴しています。3 番目は、江戸時代の日本人が長距離を歩いている様子を示しており、「1 日 30 ~ 40 km」や「5 万歩」などの注釈が付いています。背景は、古代の風景から江戸時代の設定に移り変わります。全体的なトーンは情報に富み、視覚的に魅力的です。](https://files.oaiusercontent.com/file-pmOU1D3XP8dYz8zKiDvK5yd7?se=2024-11-08T09%3A47%3A17Z&sp=r&sv=2024-08-04&sr=b&rscc=max-age%3D604800%2C%20immutable%2C%20private&rscd=attachment%3B%20filename%3Dc0bca8ce-b79b-41ef-820f-6bdd9ba03244.webp&sig=ngeIPMRM3Vsx%2BQCqmnDGdKmVx8cONUVafpnYOx%2BQsOc%3D)
人類には、700万年の歴史があります。ホモサピエンスとしてだけで30万年。歩いたり走ったり自らの足で行い、現代まで生き延びてきました。
山の中でも歩いたり、走ったりして食料を確保する動物です。
農耕民族として、文献が残っている250年前の江戸時代でも1日30km〜40km。
歩数に換算すると、1歩が80cmとして40kmは、約5万歩になります。
1日12時間以上も座り続ける現代人は、立つことだけでも大変に感じるほど弱っています。
1日1万歩を歩くように。
有酸素運動は1週間に150分。
そんな小手先の数字を意識するだけでは変わりません。
抜本的に、【立つこと、歩くこと、走ることが人類の基本であること】から、日常生活での身体の使い方を、設計しなおさないと、介護が必要な方だらけになってしまいます。
<自分の足で移動すること>
すぐ実践できることは、自分の足で歩くこと。
これが環境にも優しく、健康に生きるために必要で、人間本来の機能が発揮する大切な方法です。
普通に生活をしている方には、信じられないかもしれませんが、誰もが毎日30km移動できる身体を持っています。
たった250年前にできたことは、誰もができます。
【便利さを追求した我々が、本来の歩くことができない身体に退化している】だけです。
一生自分の足で動ける身体でいたいなら、今すぐ立つ時間を増やしましょう。
介護を受けなくないなら、歩き走りましょう!
走れる身体で、長くバイクに乗る!
そんな時間を過ごせると、苦痛なくハーレーライフや二輪ライフが楽しめるはず!
人類が本来の能力を取り戻し、誰もが一生動ける身体で過ごせる未来になりますように!
姿勢治療家(R)
仲野孝明
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