【スキーヤー治療】足の親指も大事な情報です。
自宅でできる体操や運動をお伝えしていると、YouTubeで覚えた間違えた体操で残念な時間を過ごしてしまった方が増えきたのを日々感じる姿勢治療家(R)仲野孝明です。
今週の振り返りは、”姿勢構造”でした。
診療室で全身の”姿勢構造”を診る時、足の親指も忘れずにチェックしています。
Photo by How-Soon Ngu on Unsplash基礎スキーを長年されている私のクライアントがおります。
クラウンプライズという難関のスキー資格を3回取得している、とっても上手な方です。
更なる向上を目指して今年は、”股関節をよくしたい”とテーマに決められました。現在、彼の指導している先生が4名おります。
・スキーコーチ2名
・パーソナルトレーナー 1名
・鍼灸師 1名
この仲間に、姿勢治療家の私も5名目に入れていただきました。(笑)
彼のスキーの本当の目的は、”長く健康にスポーツを楽しめる身体でいること”。
70歳、80歳でもスポーツを楽しめる人生に向けた身体作り。
なので、スキーへの影響もお伝えしながら、将来の身体にどのような影響が起こるかもできるだけお伝えするようにしています。
Photo by mauro paillex on Unsplash
スキーコーチからの課題では、”股関節が動けるように”と動作の弱点を指摘されていました。
このために、トレーナーや鍼灸師も色々アドバイスをされています。
私の役割は、より目的達成に向けて本質的な分析治療を提供することです。
(と私が個人的に認識しています。笑)
彼の股関節は、子供の頃からあぐらがかけない外旋制限がありました。
制限があったために、足の指にもその特徴が現れています。
左足の親指がやや内側に変形しており、しっかりと地面を踏めていない状況のため、体重移動で足の不安定さから大きくブレやすくなっています。
そのため、長期的に股関節にも影響があり、スキーでも動作制限を起こしやすくなってきているようにも感じます。
足の指が地面を捉えることができる、本来の真っ直ぐな位置であれば、全体を土台としてしっかりと地面をつかむことができます。体幹への揺れがなくなり、地面の力を体感部分に連動して使うことができます。
診療の際に、手で補助しながら、あるべき足の位置をお伝えすると、動作が連動することが、分かり求めている股関節にもキレがあることに気づいていただけました。
左足の親指一本だけでも、全身のバランス不調がわかります。
人間は、全身の筋肉骨格が繋がっていますので、問題を起こしている場所だけ診ても意外に本質が見えないことがあります。
不調があってもなんとか動かそうとしてきているのが、身体の使い方の歴史であり、脳の思考や働きです。
できるだけ早期に、問題を起こしている使い方を修正できれば、長く健康に使うことができます。
正しい姿勢で使うことができる方は、健康寿命が長くなります。
関節を痛めない内に、正しい身体の使い方を身につけられるように。
来週もしっかり診療も、発信も頑張りたいと思います。
私の点数は5点でした。
ご自身の点数はいかがでしたか?
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