臨床は、アートである。
2020年6月、コロナ自粛明けに感じた
姿勢治療家が診療中、大切にしていること。
究極のライフスタイルへの人類のあり方を探求する。
一度限りの人生だからこそ、身に付けてほしい。
”人間本来のカラダの使い方”がマスターできれば、身体の劣化を防ぎ、より長く動けます。
そして、
より一層動けるカラダを手に入れながら、
やりたいことや実践したいことに、どんどん挑戦できる
”Ultimate Life Style (究極のライフスタイル)”を我々も一緒に、探求していきたいと考えています。
そのために、診療では
職業や年齢などだけではなく、一人一人に応じて伝え方や手段が全て違います。
ポイント・実践方法も、変わってきます。
正しい姿勢の教科書も、治療としての治療法もちろんあります。
しかし、実際に本当に大切な事にフォーカスします。
一人一人があまりに違うので、患者さんも治療室内で会話を聞いて驚かれる方もみえます。
Photo by Danny Howe on Unsplash
先日ミュージシャンの方から
「治療家の世界も、アーティストだね!」と嬉しい言葉をいただきました。
書籍は誰でも読めるけど、診療はまるでライブで、いつもどんな内容が出ててくるか想像できないからだそうです。
ミュージシャンなら、CDやアルバムがあります。
ライブ・フェスなどでも、すべての会場でお客さんが違うと全く違うものになるそうです。
私が臨床家一年目の頃に、父が、仲野弥和臨床家塾を開催してくれたことがありました。
その中で、父が大切にしてきたフォロソフィーや考え方を丁寧に座学で教えてくれました。
その時に学んだ、3つの柱があります。
カイロプラクティックが大切にしている3つのメソッドでした。
・哲学 フィロソフィー
・科学 サイエンス
・芸術 アート
治療哲学がなければ、臨床には向かうことができません。
科学的な裏付けがなければ、自信を持って治療を行うことができません。
最後に、一人一人が全て違う人間です。
だからこそ、アートとして一人一人の違いを生かしていくこと。
Photo by Jorge Zapata on Unsplash
最も大切な”今”を共有し、その場でできることを行う。
まさに、セッションです。
当時はそんなものかと思っていましたが、今臨床を20年以上行ってきて本当にこの3本柱がよくわかります。
一人一人のクライアントが、誰一人同じ人がいない、唯一無二の歴史があります。
・人間の自然治癒力を引き出す哲学
・人体の骨格構造の治癒システムを引き出す治療法
・一人一人の身体の歴史の違い
同じようなケースはあっても、同じケースはありません。
素晴らしい仕事だけど、どうしても本やブログなど書き言葉にしても上手に伝えられません。
私自身の文章力の問題があるかと思いますが。
日々そんなことを考えていると、たまたま出会った哲学者ソクラテスにも面白いエピソードがありました。
たくさん有名な言葉が残っている
世界的哲学者、ソクラテスさん。
実際にご自身の書かれた書物が無いそうです。
書物に残る言葉を、「死んだ言葉」と考えて、生きた言葉を大切にしたためだそうです。
会話の中で起こっている
・意味
・音
・旋律
・強勢
・抑揚
・リズム
全て対話と考えられていたそうです。
・相手の理解に合わせて、問いを投げかけて考えを促すこと
・誤解を避けるために表現を選び、知識を伝えること
この大切にされているところが、まさに臨床でも一緒でした。
一人一人全く違う人間だからこそ、面白さがあります。
毎日私も日々、バリエーションを増やしながら
【姿勢が変わると、人生が変わる】
そんな出会いができれば、最高に幸せだなと臨床させて頂いています。
より良い人生を歩めるように
【生きた言葉としての対話力】を高め
日々精進していきたいと感じたコロナ開けの診療でした。
姿勢治療家(R) 仲野孝明
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